母のチョコレートを
一口づつ食べて横たわり
ふとんに寝ころびタオルを引っ張る
心だけが少し温度を纏う
ふろしきに近い紫で
女の子が差し出す緑色をした
男の子が受け取る汗ばんだ手の
パ ...
手にビー玉が転がる
赤や黄色をした
玉たちが
爆発する世界に
ビー玉がひとつ転がっていく
赤や黄色をした玉たちと一緒になって
砂やガラスとなって散らばっていく床の上に
真っ黒な石が佇んで ...
片隅なんだけど中心
主役なんだけど脇役
アンバランスな舞台の
アンビバレントな立場
近いんだけど遠くて
つないでるけど切れてる
アンバランスな状態の
アンビバレントな電波
軽い ...
父は風呂に入りながら
トランジスタラジオを聞いていた
湯船に落としてしまっても
乾かせば直ると言っていた
実際お湯に沈んでも
ラジオの音は止まなかった
僕も父の真似をして
...
夜遅く喫茶店で
ジャズを聴く
また別の空間
くつろぎの時間
ボーカルと
ピアノと
ベースだけの
楽しい場所
目を見つめあい
ブルーベリーティーを
ゆっくりと飲む
明日は映 ...
悲しみをすえ、そうじきよ。ぞうさんの長いおはなも彼に届かぬ
{引用=
*あいうえおにあこがれている
あってみたい。まだ見たことない朝焼けに ぴったりの名前、つけられる人と。
いまだけを生きているから。いまだけを生きていたいと思って ...
二階の窓から曇る夜空を眺めている
降りだしそうな雨をむしろ望んでいる
雨に撃たれてしまいたい
世界に射抜かれる前に
この街を焼き払おうか
*** ** *
持ちきれないほ ...
使い切れないほどの金はどこへ消えたのか
使い切れないほどの人間はどこに消えたのか
抱えきれないほどの食べ物はどこに消えたのか
ウンザリするくらいの笑顔はどこに消えたのか
この国には ...
{引用=
午前の森の中に
七つの池を巡った
エメラルド色を湛えた 太古の静寂は
やさしい風をふくむたび
燦めく微笑みを見せた
僕たちの前の 永遠の現場
蒼空の中に ...
ステンレスはなんか寂しい
錆び難いし硬いけど
なんか寂しい
差し込まれた記憶と
三日月の笑み
滴る血と銀のグラス
...
ミスったっていいじゃん
アイラブマクドナルド
君のゆめには
カロリーが足りない
点滅信号のループ
タイトルの長い歌を
ひくい音量で流してた
どのガードレールに
ぶつかればよ ...
今日もはみだしている
淀みのようなところで
濾過された水が
次の流れへとはみだしていく
必要のないものが残っている
昔大切だったなものが
今は地名のように残っている
...
ある葬儀の前に、
友人と珈琲を飲みに行く。
こんな機会というのもなんだが、
久しぶりの再会で
互いの変わりようについて話をする。
あいつは煙草と一緒にサックスもやめたそうだ。
俺は ...
赤ちゃんはかわいい
赤ちゃんはきもちわるい
赤ちゃんはやわらかい
赤ちゃんはあぶない
夏が
台所に
腐って
うかんでいる
かわいかった
やわらかかった
壁に
首の断面を
押 ...
ああ、わたしほっとして、静かにしていた、一日中未来をながめていた、、
(そうして素敵なことを思い出したりしてユビサキが痛くなった)
(ゆきがふっていたのだっけ)わたしはきっと、 ...
茜色に包まれる公園
母親たちの呼ぶ声
「またね」と
口々に
みんなばらばらになる
ぼくだけが一人
とぼとぼと家路につく
夕暮れ時は逢魔が時
いつもより大きい夕陽が
...
まっさらな雪の上を歩くのはいい。
歩くということがわかるから。
踏み固められた道をゆくのもいい。
{ルビ他人=ひと}の重みがわかるから。
tongueという怪物の棲む洞穴にまず招待の愛の共食い
歯の裏を口蓋打ちつ舌踊る孤独吐くだに異国語になる
恋人は菓子パンに似て買う前と装裂き食らう刹那が美味し
春は私に重いので
春にあわずにゆきたいの
柔らかい風をさけるよに
夜の無音の中をゆく
春は私に重いので
春の言葉をきかないの
すべてを包むあたたかさより
ときおりの冷気がちょうどいい ...
人工的な空間に
とりのこされるような
ある春のいちにち
人工的な、というのは
花曇りの空もようと
コンクリートの
水を含んだ香りのことなんだが
ある春のいちに ...
{引用=
夢をみた 睫毛の先にころがる雨を、桃色キリンがぺろりと舐めてた
ぼくきっと、みんなに愛してほしいです。だから眠るの。 青いパンダ
いつだって誰かを睨んでいなけれ ...
ここの雪は重かろヒマラヤユキノシタ
食べたいし花も見たいし菜の花みどり
桃が咲くのは節句を過ぎた頃だろう
同じ鉢のアザレア同士の鮮やかさ
一木のマンサクちらりほらりと満開
...
回ることをやめた
ライン
過程と工程の
限りない
狭間で
先端で
血小板の
ひとつひとつまでもが
記憶している
置き去りにされた
メモ書きの表面がたてる
微かな音を
...
あさのくうきが
ぱちぱち
して
うもれていた
気分の芽を
生やす
てぃりてぃりりり
しまっていました
ゆびとてを
まげて穴にかくれていました
くるぶしのさき
かー ...
数歩先で
立ち止まって
後ろを向く
顔が見えなくなる
何を思うのか
何を考えるのか
何を求めるのか
わからなくなる
だから
地面に写る影が
薄くなってきた時
初めて僕は気付くのだ ...
君がまだ 更生しない 罰として 僕は自分の 指を潰した
上の空で眺めれば
淀む気配の疎ましさ
三日月
むら雲漂ふ辺り
ビルの抜き差しならぬ浮世の乱れ
人と人とを結べるものは
物欲の名刺に紙の束
飛べよ ...
水にとけちゃう
なんとも
あっさりと
水を吸い込み
一瞬
存在感を厚くしてみるけど
ぐるりとひとまぜ
なかったことに
あぁ
そんな女にだけは
なりたくなかったの ...
無力感
それは安らかで 静かな時の流れ
どこへ向かうでもなく
心のわだかまり漂っている
とても静かな時の流れ
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
バッカス
番田
自由詩
1
10/2/28 1:45
ビー玉
〃
自由詩
0
10/2/28 1:44
不安定二律背反
葛西曹達
自由詩
1
10/2/28 0:28
トランジスタラジオ
小川 葉
自由詩
5
10/2/28 0:17
二人でお茶を
ペポパンプ
自由詩
4*
10/2/28 0:00
cleaner
ことり ま菜
短歌
9*
10/2/27 23:59
あいしてるだけが言葉じゃない
あぐり
短歌
10*
10/2/27 23:54
二階の窓から曇る夜空を眺めている
kauzak
自由詩
13*
10/2/27 23:47
堕落論
……とある蛙
自由詩
11*
10/2/27 22:58
君のいる風景(2)
まどろむ海月
自由詩
6*
10/2/27 22:45
暇人
牛
自由詩
1
10/2/27 22:21
アイ・ラブ・マクドナルド
ねことら
自由詩
6
10/2/27 21:29
ふっとの
小川 葉
自由詩
3*
10/2/27 21:26
気晴らしのための下絵(4 ゛詩人゛
瑠王
自由詩
8*
10/2/27 21:10
za zu
イシダユーリ
自由詩
4
10/2/27 20:57
希望
ハツ
自由詩
2
10/2/27 20:54
黄昏
寒雪
自由詩
1
10/2/27 20:32
踏む
sh
自由詩
5*
10/2/27 20:27
オーラル・エクスチェンジ
salco
短歌
5
10/2/27 20:19
春のしらべ
朧月
自由詩
3
10/2/27 19:49
ある春のいちにち
吉岡ペペロ
自由詩
5
10/2/27 19:48
ZOO
あぐり
短歌
6*
10/2/27 19:47
百花百態
小池房枝
俳句
4*
10/2/27 19:45
ライン
たもつ
自由詩
4
10/2/27 19:41
清朝
唐草フウ
自由詩
4*
10/2/27 19:23
Froze up
Oz
自由詩
1
10/2/27 19:02
Teacher
ハイドパーク
短歌
6*
10/2/27 18:09
蝶蝶
蒲生万寿
自由詩
0
10/2/27 17:51
シークレットペーパー
こころゆくま...
自由詩
2*
10/2/27 16:30
無力感
鞘(サヤ)
自由詩
1*
10/2/27 16:02
4086
4087
4088
4089
4090
4091
4092
4093
4094
4095
4096
4097
4098
4099
4100
4101
4102
4103
4104
4105
4106
4107
4108
4109
4110
4111
4112
4113
4114
4115
4116
4117
4118
4119
4120
4121
4122
4123
4124
4125
4126
7.47sec.