こんにゃくはふと
ひとのからだの中を流れてみた
あたたかく
なるたけさらさらの血になって
それはとても
こんにゃくいち
もとはといえば
こんにゃくは食べ物なのだが
焼きものや揚 ...
何にもならない何にもならない。俺は何もしたくない。多分ずっと俺は「いつ死のうか」と考えている理由があるのだろうけど俺には分からない。けどまた気がつくと考えている。いつ死のうか。
馬鹿、とまた違う ...
光の中に硝子を置くと
影の中に虹が生まれる
それはたとえば
闇の中にも見いだした
ひとすじの希望に似ている
過ぎてきた日々を
振り返る
もうすぐ激動の時代が終わる
これから先は ...
昨今 ひとごろしがはやっていますが
キラーチューン というのがあって
作品で自害するのだそうです
『涙の数だけ強くなろうよ アスファルトに咲く花のように』
なんて本当に思ってたんだとすれば ...
{引用=
煙草の煙の向うに霞む景色だけが角膜にやさしく映る
海にも山にも離れた場所で
満たされようと何かを(何でもいい)探している
そしてそれは至極まっとうなことだと言い聞かせて
・
...
君に電話をかけるのは簡単だ
『8』、『コール』の順にプッシュする
それだけ
いつか 君が好きだと言った8
君と知り合い
業務主任は8から1に出世した
あの頃の二人が
毎日 何を話 ...
夕方はカラスが泣く
夜は犬が泣く
家ではきみが幸せで
家族とスキー旅行の計画をたて
休みには妹とブランチの約束をする
カラスも犬も昔から
ひとりごとなど言わない ...
道なき道を行く
昨日降りしきった雪が
今日歩むべき
おれの道程を覆い隠す
それでも
灯の方へ
踏みしめる
柔らかな新雪が
まるで
踏みにじったあの日の
おま ...
どうせなら木っ端微塵に
影も形もなくしてしまって
幻想に揺すぶられずにいられるように
手前勝手な妄想が記憶の隅をくすぐって
わたしの足を止めるのだ
手前勝手な ...
雪はこの星から すこしだけ
ぼくたちを遠ざける
よけいな音をすいとりながら
ぼくたちを この星から遠ざけるんだ
気まぐれでさした傘には
静かに 雪が降りつもる
それは ちいさな奇跡の ...
ハロー・ハロー
聞こえますか 過去の自分
君は 美しい思い出を準備
ハロー・ハロー
聞こえますか 未来の自分
君は 眩しい成功を準備
ハロー・ハロー
...
たしか
あの日の空も
こんな青だった
一日が長く
遊びに飽きたらお昼寝
目覚めると
優しい手が私を撫で
ふわふわな愛で包んでくれた
今日も空は青
あの日と同じ青
...
にんげんの主食はにんげんです
人を食って生き延びています
にんげんはにんげんを探し
食うために挑んでいきます
たまに気に入って
持ち歩いたり
数回に分けて食べたりします
飽きたら ...
おうちに帰るまでが遠足だから、って
遠足ってなんだろう
人生とは遠足のようなものだ、
と決めつけてしまうのはダメかな
おうちに帰るとなにが終わるんだろう
遠足か、
...
ねえ お母さん
なんで私を育てたの?
育てられなかった実の娘の身代わりなの?
自分の老後の面倒をみてほしかったの?
ねえ お母さん
なんで私を育てたの?
あなたの笑顔が可愛かっ ...
三年前に描いた殺し屋の絵がいなくなって
物陰から僕を狙っている
見上げれば満月よ
御前はいつだって洪水だったのだな
押し寄せる怒涛のように
溢れ出るノイズだったのだな
ああ ...
君の白くてかぼそい指が その先端を握り締める
脆くて儚い赤い糸
ココロが軋む 悲鳴を上げる
それでも僕は 手繰り寄せずにいられない
キリキリと音を立て 張り詰め ...
風が痛いくらいにしみこむ
私の肌はまだ 怯えていて
街頭のネオンを通り過ぎるたび
臆病者の影は心配そうに現れる
風邪は曳くなよ
なんて言いたげに(君こそね)
周囲に誰も居なくな ...
ごめんね と
言うためだけのごめんに
意味は無いような気がして
ごめんなさい
と言ってみるけれど
自分の中の洞穴から
寒い風しかでてこなかった
なのに
あなたは
い ...
忘れようと 強く強く思うのに
思い出にさえ 笑われる日々
君がもし 覚えていないと言うのなら
忘れてしまえよ 今日の記念日
大切な あなたの生まれた日でさえも
...
雪降る昼間
気付くとうたた寝をしていた
夢の中では昔の恋人が
滝を眺めてサヨウナラと呟いていた
目が覚めると雪のせいで
さらに気温が下がっていた
布団に包まっていたのに
鼻の先がひどく冷 ...
プルトップにゆびをかけて
あたしのめのまえで
うれしそうにトマトジュースを開けるきみと
ちいさな破裂音と
あたしがいて
とじこめられた空気が
はじけて
で ...
凍りつく雪道を
自転車に乗ってたら
つつつーっと滑った
つつつーっは
るるるーっになって
滑っていく
斜めになった視線の向こうには
生まれたばかりの
...
キィィィィ ンンン
鳴っている
塾帰りの娘を迎えに来て
路肩に車を止めてエンジンを切る
ガラス1枚隔てられただけで
街のノイズは膜を張られ
夜の静寂が濃くなるから
ィィィィィ ...
いちがい
という音が好き
でも「いちがいという音が好き」と言ってる自分は
あと60年たったら確実に死んでる
それは動かしがたく
確定してる
一概に言える
すごくすごく好きなのに
...
虹色のしゃぼんの中にうずくまり うたかたたちの秒針を聞く
歴史いや 暗記の苦手な わたしの悩み
しませんよ 嫌いな社会の 過去問なんて
なんでです 骸骨模型と 入れ替わり
あ、また出た 怒る先生 オネエまじり
そうですか また始ま ...
あなたの手が翻る
そうね、機嫌でもよいようね、あなたのことだから 前触れなんてないけど
あの歌の指揮でもしているの?
そうね、たしかにそんなふうな旋律をくちづさみながらだわね
そんなことも ...
日曜日の過ごし方
土曜日は、家電量販店での仕事(読んでいるうちに眠くてしようがなくなる小説のための自動ページめくり機売り場の店員)があって、僕は競馬場には行けない。だから、競馬場に行くのは決ま ...
どうしたよ
船あんなところにいる船
ほら波ないからよく見える
ぽこぽこ ぽこあぽこ
雪だ
無人島じゃない孤島だ
この丘 いや島の
樹木が腐ってる
どんどん干乾びてるのに湿る ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Amorphophallus konjac
小池房枝
自由詩
5
10/2/7 16:55
寮のPCから
榊 慧
散文(批評...
4
10/2/7 16:23
『いつか見た光』
あおい満月
自由詩
4*
10/2/7 16:07
キラーチューン
猫道
自由詩
5
10/2/7 15:25
SMOKE
高梁サトル
自由詩
5*
10/2/7 12:35
短縮8
アマメ庵
自由詩
3
10/2/7 12:34
ひとりごと
吉岡ペペロ
自由詩
8
10/2/7 12:26
トレンチコート
寒雪
自由詩
1
10/2/7 12:20
動揺
葛葉もなか
自由詩
3*
10/2/7 12:17
春の繭
永島大輔
自由詩
1
10/2/7 11:30
ハロー
一酸化炭素
自由詩
0
10/2/7 11:01
感
舞狐
自由詩
3
10/2/7 10:58
にんげんの主食
朧月
自由詩
9
10/2/7 10:14
おうちに帰るまでが遠足だから
吉岡ペペロ
自由詩
1
10/2/7 8:47
ねえ お母さん
綾瀬のりこ
自由詩
7
10/2/7 8:25
殺し屋
日月
自由詩
0
10/2/7 5:48
キリキリと
葛葉もなか
自由詩
2*
10/2/7 2:28
夜を探して
窓枠
自由詩
2*
10/2/7 1:41
すまんのいびき
朧月
自由詩
4
10/2/7 1:27
忘れ物
なき
短歌
6*
10/2/7 1:26
雪の昼寝
智哉
自由詩
3
10/2/7 0:34
トマトジュース
水町綜助
自由詩
5*
10/2/7 0:06
雪道
小川 葉
自由詩
4
10/2/7 0:00
耳鳴りに親和する
kauzak
自由詩
12*
10/2/6 23:31
いちがい
ふるる
自由詩
4*
10/2/6 23:06
うたかた
ことり ま菜
短歌
3
10/2/6 22:22
愚痴
ありす
川柳
1
10/2/6 22:16
スローモーション
いすず
自由詩
3*
10/2/6 22:13
夢の競馬場2
花形新次
散文(批評...
4+*
10/2/6 22:04
クジラちゃんの赤肉の血
KETIPA
自由詩
1
10/2/6 21:49
4068
4069
4070
4071
4072
4073
4074
4075
4076
4077
4078
4079
4080
4081
4082
4083
4084
4085
4086
4087
4088
4089
4090
4091
4092
4093
4094
4095
4096
4097
4098
4099
4100
4101
4102
4103
4104
4105
4106
4107
4108
6.64sec.