「僕は手紙を書いていました」
「そのときは、眠っていた、と思います」
「彼女に聞けばわかるよ」
「オリオンを見ていました」
「寒かったので、缶コーヒーを買いに」
「人間は皆、樹に縛り付けられ」
「え ...
僕らはちょうどこのあたりで生涯初のキスをした。
ムジカ、声がする、気がする
半透明な△を押す、あのときのように
村の集会所のまんなかで、
チン、と音がする
扉が開いたのだろう。

ムジカ
神に捧げるた ...
会話がなくては生きられない。
優しさがなくては生きられない。
味方がいないと生きられない。
ご飯がないと生きられない。

一人では生きられない。
夜伽がなくては生きられない。
自分を理解 ...
こうしている間にも
宇宙線が絶え間なく
僕等の体をつらぬいている
知らず知らずのうちに
暗黒の宇宙から
僕等は洗礼を受けつづけている
道を行くと行き止まりになっていて
そこには高い高い壁があった
そこで俺は人生と出会った
人生は袋小路で俺を待ちかまえていてこう云った
「さあ、この壁を乗り越えて前に進むか、
逆戻りして別の道 ...
『ちょっと、相談があるんですけど』
から始まった会話。

あなたにぺったりとくっついて尋ねた内容は


『どうしたら背が伸びるんですか?』


もっと深刻な話を予想していたあなたは
...
もしもこの世に言葉がなければ
もしもこの世に言葉がなければ
もしもこの世に言葉がなければ
なければなければなければなければ

誰も傷つけず何も押し付けず
定義もなければ解釈すらなく
何よ ...
山の向こうの
野原の隅の
一輪のコスモス
そんな彼女を
僕は好きです

山の向こうの
川の中の
一匹のメダカ
そんな彼女を
僕は愛して

山の向こうの
林の中の
杉の木 ...
 
 
こんにゃくの降る街を
君と歩く
手をつなぐのは
二人に手があるから
理由はそれだけでよかった

子どもたちが積もったこんにゃくで
だるまを作ろうとしている
それは無理なこと ...
三万円分の愛をください
外一万の、中二万?
なんでもいいから
三万円分の愛をください
すぐにください
まぁそういう訳で、甲斐あってなんとかここまで仲良くなれた。っても、なんでおれみたいな奴の事気にいってくれたんかは、正直よう分からん。彼女に聞いても六な答えが返ってこん。なんでつき合ってくれたんや、 ... ランプの火は
その小さなところが
ちょうど
いい

消せない名前があることや
消えない国があることを
背中でそっと
照らして
くれる

それがもし
厳しさだとか
やさ ...
街明かりを背に受けて。
振り向いたあなたは今日一番きれい。
何も知らない顔でこちらを見て。
風も音もない世界であなたの声だけが、
隔たりなく僕の耳に届いてくる。
誰も知らない場所へ連れてって ...
あからさまな夕暮れを落下しながら見守る影は濃く。
僕はまた君を揺さ振る言葉を探して小さな砂漠を掘り進める。

遠くでは一つ二つと明かりが灯り、
近くでは三つ四つとため息増える。
この続きは誰 ...
たった一つだけ知っていたのは骨張った指が挟んでいたそれ。
感情も記憶も将来も何一つ共有できないけど、
たった一つだけ分かることは貴方の匂いの発生要因。
私はまだ肺を満たすほどの深呼吸をすることは ...
表に隠し事を置いての帰宅

家庭内では夫婦みたいなものを演じて
翌朝のベッドのシーツだけが
不自然に整っている

   *

夕刻の歓楽街
会社の上司に連れ添って
男は飲めもしない ...
月の上で
くしゃみをすれば
魂はどこか
遠くへ
行ってしまう
宇宙の
広がるかぎり
体は
後退してゆく
永遠に
ムーンウォークのように
{引用=

君がいて ほどけるきもちにつくなまえ 留めるホチキスさがしているの



君がいて 境界線を塗りつぶす その為だけの世界地図買う



君がいて きゅうにほしくなっ ...
                100128



台風の日は
窓を全開にしてください
窓があると
空気抵抗が増して
壁が潰されてしまいます
強烈な風に
窓から窓へと
通 ...
春の兆しであたためてあげるよ
川沿いにみなぎるさくらの木々たち
さくらの紅のような ほんのりとした色づきで
水のあるところには命が溢れるんだ
溺れてもいいよ
溺れてもいいよ

わたし ...
パステルブルーのまあるいボールが目の前を
ぼんっ
と跳ねてった

あなたが待っているのがボールの向こうに見えたけれど
私はボールを追いかけた
追いかけた

ぼんぼんボールは跳ねていく
...
エプロンのポッケの中は異次元で「夕日のレシピ」しまってあるよ 深夜の暗闇
わたしは窓を叩く 激しい雨音に目を覚ます

だるい頭 渇いた唇 ぼやけた視界

ただ何気なく見つめる
その手だけが 白く浮かび上がる

その鮮明な白と

濡れた黒と

シーツに染み込んだ赤 ...
 
 
夢の世界の
もう一人の妻に会う
隣で眠る
妻に見つからないように

遊園地だろうか
長い列に並んでいる
まだ乗り物に乗れそうもないので
キスしながら
いつまでも待っている ...
くべられた花について
不確かな言語で話すことは好まれないだろう
私は四角い一遍の箱
私の描いたものがたりは
花と契約をむすばない
私は不届きな体をし
私を洗った水はくさいにおいによごれてし ...
自由とはどこにあるのだろう

やりたいことをやれないとき願うのが

自由なのだとしたら

自由とはいまどこにあるのだろう

やりたいことをやるのが自由なら

自由とは際限のないもの ...
 
 
 
【その闇と光】
 
 
 
 静寂と暗闇の中
 見つめる先にゆらりと灯る蝋燭ひとつ
 そこには過ぎ去りし日の愛。

 どれほど言葉にして誓った想いでさえ
 時の流れ ...
まだとまず言えないほどに童貞で そこからすべて始まっている

噛み締めた奥歯のような歯ごたえの男になれば なれるだろうか

泣いている人をみるたび泣く君は 会っても僕を好きにならない

窓 ...
何もない、
何かの消えた姿、
俺がいるのだと知っているだけの、
俺の姿があった。
船もいない港に星の姿を見ていた。
暗闇の中でいくつかの人の姿を形作って、
そうして俺は街へ出た。山奥や酒場 ...
もう長いこと詩なんて書かなかったから
錆ついて
からんで
どうしようもない

何かにつまづくたび逃げ込んでいた
隠れるようにつぶやいた
前に進むため吐き出した
そこから

またうた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
くものせいクローバー自由詩0*10/1/28 21:08
エレベーター・ミュージック自由詩3*10/1/28 21:02
I CAN'T LIVE WITHOUT YOU.ペポパンプ自由詩6*10/1/28 20:35
宇宙線高宮シンゴ自由詩310/1/28 20:29
人生自由詩010/1/28 20:19
30cmとちょっと空都自由詩7*10/1/28 20:16
もしもこの世に言葉がなければ不可思議/w...自由詩310/1/28 19:06
彼女であってほしい生田 稔自由詩010/1/28 18:48
こんにゃく(ご)たもつ自由詩810/1/28 18:28
愛をください花形新次自由詩110/1/28 18:10
クミちゃん捨て彦散文(批評...210/1/28 15:55
ランプ千波 一也自由詩4*10/1/28 15:24
『夢は夜ひらく』東雲 李葉自由詩2*10/1/28 14:32
『砂時計』自由詩010/1/28 14:32
[能動喫煙]自由詩010/1/28 14:31
裏と表は相、反して窓枠自由詩4*10/1/28 14:30
eternal moon walk石黒自由詩010/1/28 13:36
あいしてるって言っても良いのあぐり短歌5*10/1/28 13:07
窓、全開あおば自由詩4*10/1/28 11:24
春の兆し、夏の兆したちばなまこ...自由詩11*10/1/28 10:09
なき自由詩5*10/1/28 9:35
ゆうやけことり ま菜短歌210/1/28 7:41
トランプカラーの午前3時愛心携帯写真+...3*10/1/28 3:08
窓、全開小川 葉自由詩010/1/28 2:14
よろこび真島正人自由詩010/1/28 2:05
自由はどこにある吉岡ペペロ自由詩310/1/28 1:25
その闇と光綾瀬たかし自由詩010/1/28 1:19
童貞以前、依然童貞。は やしや ...短歌010/1/28 1:16
港町番田 自由詩110/1/28 1:14
リハビリ細川ゆかり自由詩010/1/28 1:08

Home 戻る 最新へ 次へ
4068 4069 4070 4071 4072 4073 4074 4075 4076 4077 4078 4079 4080 4081 4082 4083 4084 4085 4086 4087 4088 4089 4090 4091 4092 4093 4094 4095 4096 4097 4098 4099 4100 4101 4102 4103 4104 4105 4106 4107 4108 
4.88sec.