慟哭はたちまちの内に凍りつき
ひとつの惑星になってしまった
あまりに穏やかなその姿を
僕は畏れた



硝子ほど鋭利ではないけど
涙ほど優しくもなくて
だけど人を殺すことはできる
...
お腹が減って何かを食べるのは人間だけです。 求められる にこやかに夜を
ゆう はね とう あぶのなしきに継まよ 継まよ
溢れあう 殺しあう 残された物も
残されたものも
いつか僕が死んでしまうとして
どれくらい君の記憶に残るのか
なんてこと考えながら
会ったりするのはイヤなんだ

昨日の僕はとても嘘つきで
というかいつも嘘をついてばかりで
なんだかとても ...
眠るほど深い北の森に
大きな灰色のふさふさした梟が一匹暮らしています
夜になると梟の頭上には、北極星が輝きます
北極星は夜空に広がる星々の王様です
実はこの森の梟は
北極星が北の中天から動か ...
漆喰にできたひび割れは
溶けた鉄の蒸気で
ゆっくりと蘇生してゆき
心と体の仲違いは
いつか結露する

細切れの肉のように
安売りされていく苦痛を
和らげるために打たれた注射は
小さく ...
あの星とこの星とを繋ぎ、ぼくと踊ろう。
星を録音した60分のテープを永延と流し
て。光って、また消えてゆく、星の数を一
緒に数えてください。銀色の円盤が、光っ
ては消える。夜が深まり、息を深く ...
              こたつでコツンと
              ぶつかって
               
              今日はあんまり
              調 ...
 僕はスポーツが嫌いだけど
 本当は
 特撮嫌いになってもよかったんだ

 でも特撮は
 まあマニアではないけど
 ファンですね

 あの頃は怪人どころか
 戦闘員が専門で
 でも ...
「あなたが有しているのは,毒なのですかと想う,
観劇する葬列を掻き鳴らしているのは,誰なのか,
ねえ,教えて欲しい,痛みと熱さとを」

切れそう/千切れるんだ/きっと

観て、観て、めらめ ...
自由な世界を泳ぐ君 鋼の心を持っている
君はいつでも籠の外
自由な世界を妬む僕 鋼の鎧を持っている
僕は未だに籠の中

かごめかごめ 籠の外の君は
僕の瞳にどう映る?
かごめかごめ 籠の ...
コンクリートの塔の下で
小さくなってしまった、緑色の光源が
わたしを照らし
浮かび上がった舞台で、わたしは遊泳をしていたが
過ぎ去る車のエンジン音が
わたしをわたしへと戻した

化粧する ...
死ぬことを考えてきた
死ぬことを考えてきた

いつのまにか
生きることがわかってきた
自分にとって
生きることがわかってきた

眠る前に
朝がこないことを祈り
朝になって
今日が ...
わかるよ、大丈夫だよ と
君は微笑んでくれる

俺がわかってるから と

けれどもわたしは悲しい
悲しくなったから、君がそう言ってくれたはずなのに
君の言葉がさらにわたしを ...
真白な卵を
あたためて
ぐつりと
穴をあけたい

わたしの体は
やわらかいので
殻に
すきまなく
はまるでしょう

爪先まで
生成したら

やっと
あなたと
お話しでき ...
トラックを運んでいくものは何なのか
僕はいつも国道に立って見ていた
トラックの運んでいくものだろう
牛乳に プロパンガスなのかと見た
ダイヤが指を付けた人だった
子供が 世話をする家族が近く ...
カートコバーン
ノエルギャラガーの
彼らは いつも僕らでは ヒーローだけれど
ここ東京を語られる言葉はないのだ
喫茶店の隅っこで 目を細めても
過ぎゆく90年代に懐かしんで
ハンバーガーを ...
ね、まって、まだ、こころのじゅんびが、なんていちどもおもったことないよ

あのひのまいにちといまのあしたがどうにもちがってなんとかいきてる

すきなものにむきあうとすごくつかれてだいじなものに ...
海岸に
たくさんの鏡が並び
かなしみの海から帰る人々を
心に写している

私たちは
あなたと同じ
かなしみがわかるのだと
言葉にして語っている
ほんとうは
正反対の姿で ...
山陰地方の刑務所で演奏したことがある
開演まえ刑務官が所内を案内してくれた
哀しみの影を探そうとしてしまうわたしがいた
風呂場も見せてくれた
それには少し違和感をおぼえた
演奏会がはじまると ...
北斗七星を夜空の中に見つけた
続けてカシオペアを探したが見当たらなかった
数ある星の中から何かの形を連想し
星座を名付けた人達は何を見いだしたのか
僕は既に名付けられた星座すら
見つけること ...
つける薬がなくても
そっと手を当てることでの手当て

それが誰から
誰への苦痛であっても

詩をすることの楽しみしか
苦しみしか
知らないことへの祝福であっても

何か通うものがあ ...
私は人の欠点ばかり気付いてしまう。
それには自分自身のことも含まれていて。

結局信じることができないから信じてもらえないのだし、
いとおしむことができないから好きになってもらえない。
小さ ...
{引用=


  ? 世界は 魔法に満ち充ちて 不思議


赤 が
赤く見えること
青 が
青く見えること
それが不思議
だから それは魔法


花が 雪が
光のきらめき ...
ウチ、ほんまは知ってんねん

アナタを好きなる呪文

でも、まだ、唱えたれへんねん
ごめんね かぁさん
僕はあなたが生きている間に
謝れなかった
あのときのことを
謝らなかった

物心ついた時
母さんは家にいたはずだったが、
母さんの記憶は
千葉のサナトリウムから。 ...
同じ時間の流れの中で

あるところでは人に幸せが訪れているし

同じ時間の流れの中で

あるところでは人に悲しみが訪れている


そんな「時間の流れ」に乗って

一日に一本、皺が ...
明日の光が見えぬから
今日は息ができるのです
明日の仕事を知らぬから
今は休める羽なのです

凍るよな空気に震えつつ
温度を上げないのは
死んでしまうからです
希望の言葉たちが

...
僕は少しだけ強くなりたくて
地面を蹴って歩き出した
つもりだったが

昨夜の雨のように
地上に散らばって光っている
星のように

蹴った地面はぬかるんでいて
思わず見ることになってし ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
宇宙九重ゆすら自由詩3*10/1/18 19:13
こんにちは。十二支蝶自由詩010/1/18 18:19
六天ハヤ自由詩010/1/18 18:18
水辺自由詩010/1/18 18:13
いつか水中原動機自由詩210/1/18 17:19
フクロウと北極星楽恵自由詩4*10/1/18 16:42
風になびく糸within自由詩7*10/1/18 16:26
隻眼の月岡崎師自由詩2*10/1/18 16:14
こたつでコツン鵜飼千代子自由詩5*10/1/18 16:12
ニセ・ライダー藪木二郎自由詩110/1/18 14:49
燃える葬列九重ゆすら自由詩0*10/1/18 14:40
かごめ仁惰国堕絵師自由詩1*10/1/18 12:16
遊戯AB自由詩6*10/1/18 10:45
生きること朧月自由詩310/1/18 8:49
わかりあう靜ト自由詩210/1/18 1:57
用心依々れんこ自由詩210/1/18 1:19
入社前に番田 自由詩010/1/18 1:17
バーガーショップ自由詩010/1/18 1:17
短冊自由詩010/1/18 0:52
黙祷小川 葉自由詩510/1/18 0:48
鏡の中から吉岡ペペロ自由詩7*10/1/18 0:07
夜空に探し物智哉自由詩110/1/18 0:02
読み捨てる権利海里自由詩5*10/1/17 23:54
わだかまりは消えないゆず自由詩1*10/1/17 23:38
現象学的還元まどろむ海月自由詩5*10/1/17 23:29
知ってんねん殿上 童自由詩5*10/1/17 23:19
結核療養所(サナトリウム)……とある蛙自由詩10*10/1/17 23:05
章話・時代邦秋自由詩1*10/1/17 22:44
低体温朧月自由詩210/1/17 22:24
僕は少しだけ強くなりたくて佐藤伊織自由詩210/1/17 22:18

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