雪だ、雪が降っている
真夜中に降り続く しんしん降りてくる
雪降る夜はワクワクする
台風の朝のように心が躍る
そして今日とは違う明日の景色を待つ
窓に張り付く淡白い結晶を眺 ...
白く獰猛な太陽は
月面の果てしない砂(レゴリス)に生命を吸いとられるように沈み
僕の銀色の船は水のない海(マーレ)を
宇宙の闇夜に揺られながらゆっくりと航行する。
僕は今、雨の ...
今日も 科学者たちは
さよならで すこし 死んだ空に
ロケットをうちこんで とどめをさしている
だから 僕らは笑顔で 暮らしている
。。。。。。。。
...
わたしの彼は駆け出しミュージシャン
現代の若者と言えばロックバンドで
例にもれず彼はボーカルを務めてる
週末になれば仲間を集め
小さなライブハウスで叫んでるけど
スタンドは冷めきって ...
サラみたいにさ
ピアノでロックを歌いたいと、思っていたから
キーボードを買った
トランクに積んで、運転席からメロディーを紡ぐ
音楽を思うと、ときどきからだが、高校時代に浸される
私立校の ...
私のかいた詩が
読んでくれた人の心に
ちゃんと届いたかな
やっぱり、詩をかくのは難しいな
だけど、何でだろう、かいたあとはすごくスッキリするんだ
だから、やめられ ...
僕の履いてる靴の踵は
ぽっかり穴が、空いており
電車待ちのベンチや
仕事帰りのファミレスで
片足脱いでは
いつも小石を、地に落とす。
給料日が来るたびに
「今月こそ ...
机の上に、一つの箱がある。
密かに胸の高鳴るまま
蓋を開けると小人になった、
星の王子様が僕を見上げて
「ほんとうに大事なものは、目に見えない」
と呟いてから
煙になって、 ...
気付かれないようにそっと埋めた
悲しみを夜中に掘り起こす
僕の愛犬と
別に犬なんていなくていいけどさと
言いながら鎖をぎゅっと握り締める
僕と愛犬は鎖で繋がってる
どちらが飼い主かなん ...
何がなんだって
疲れて寝るときほど
いいものはありませんね
世の中嫌な奴さえ
いなければ
いいのですがね
それがそうはいかんので
寝て醒めた時は
気分のいいもので ...
くたびれた足を引きずって
辿り着いた我家で
晩飯を食べたら
洗面台の前に凛と立ち
ごしごしと、一心不乱に歯を磨こう。
今日という日の食べかすが
きれいさっぱり消え失せて
...
起き抜けの白昼夢の続きを見たくないからぼくは、唐突な寂しさの鐘の音を無視しても、
窓から差し込む光には目を細めた。片目の奥がガタンと音を発てたから、ぼくは斜め空を
見上げたんだ。髪の毛を耳 ...
痩せて行く月を眺めながら
君はにこやかな笑みを魅せ
二人っきりの時間はそんなに無いはずなのに
黒猫は二人の間を取り持つように
しっぽを足に絡み付け媚を売り
君はそれににこやかな顔で応 ...
火と灯を巡る灯
闇の円
夜に水に
くくられた径
風とまぶしさ
互いに散り
冬の橋へ
ふりまかれてゆく
なぞり やがて
切り取られ 沈む
空の ...
朝からスタンバってる
観光地のもの売りたちを
死者の目で見つめていた
こころがつくる霊性もあるだろう
こころがつくる肉というものもあるだろう
そういうものは
昼や夕 ...
{引用=
? 春色チョコレート
ファッションを何度も変えて
すれ違ったのは
君の待ち伏せ
タイトだったミニスカートが
今日は薄いフレアーですか
降参してホテルの ...
あかい花、血の滲みただかなしくて
唇ぬすみ逃げる夕焼け
あかい花、きれいだねってつぶやいた
水に落ちればいつか見た夢
あかい花、口にしたなら消えてゆく
...
立春と節分分ける風邪の夜 大吉目指し水まくら漕ぐ
最後のひと粒まで絞り出したと思っていた
種袋の中から再び種はとめどなく溢れて
私の足下を濡らします
蔓はのびて再び身体はとらわれ
私は動脈をあずけ蕾をひらくことに専念します
この柔らかい ...
{引用=
蓮華草が
一面に咲いていて
夢中で
蜜蜂を追いかけた
時々
朝露が膝に跳ねて
はやる気持ちに
追い付かない足が
まるで
恋のようだと
あがる息に
喉が鳴った
振 ...
立ち止まっては駄目ですか
うずくまっては駄目ですか
這いずりながら前に進もうとするあなたが羨ましい
その勇気が眩しいのです
私の手をひいてくれませんか
私も共に地を這いな ...
あなたの温もりを知りたくて
陰茎を膣に挿し入れる
じっと
奥にある子宮の温もり
羊水の中で
守られていた頃を
思い出しながら
唇を重ね
舌をからませる
異なる二人の体温が ...
海へと向かう
風になりたかった
誰にも
心地よい匂いで
なんにも傷つけずに
透き通る
そんな
自由に
なりたかった
けれど
夕暮れどきの
風はいつも冷たくて
帰 ...
{引用=
君の匂いが風に吹き消される中で、僕は考えていた。
シッダールタとゴーウィンダが別れた日を。
僕らは唯一を失い孤独に震えるだろう。
その震えは誕生の産声の後の、それと同じものであるのだ ...
片手ナベに
この世の終わりみたいな白い牛乳いれて
つきっきりで温める
ナベの内側にふくふくと泡が立つ頃
みじかい瞬間の想いを終了させる
いれたココアのせいで
白は濃く染まる
自分のためだ ...
都会を知らないじゃがいもは
わけもわからず大阪方面の電車に乗り込み
その行く先を疑いながら
車内アナウンスだけを頼りにしている
スポーツ新聞の大きな見出しは
仕事とばかりにこちらに笑いかけて ...
Hug me.
Hug and kiss me.
Hug, kiss and love me.
Hug, kiss, love and feel me.
想いの
道のとちゅうを
あるき ...
その建築はどこか役所のような正義風を吹かしている。それでいながらその建築は、人が、その全体を意識の最も深い谷にまでひっかけ、その細部を感情の織りなす水にからめとるとき、その均衡と博愛とを顕わにし、聡 ...
モアイ像の愛が初めからこの世の中だけを作り出しているという
陳腐な事実に偉い神さまが言った「ロン!」
その内容なりを本に纏めて売り出そうと思ったら
原稿用紙8枚分になったので、出版社 ...
「って、おいやめろや!静かにしろって!落ち着け!」
「なんでやねん、こんなもん、お前、落ち着いてられるか!おいおいおい、お!」
「・・・・」
「ちょー待てや!おい、ちょー、お前らマジで知らん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
真夜中の雪
仁惰国堕絵師
自由詩
4*
10/2/4 22:05
月面航海記(雨の海)
楽恵
自由詩
16*
10/2/4 21:09
未来
昏(ヤッカ)
自由詩
2*
10/2/4 21:08
マイク
窓枠
自由詩
4*
10/2/4 21:08
Little rock'n'roll
たちばなまこ...
自由詩
8
10/2/4 20:50
詩
くろきた
自由詩
6
10/2/4 20:34
穴の空いた靴
服部 剛
自由詩
8
10/2/4 19:59
贈りもの
〃
自由詩
4*
10/2/4 19:23
愛犬と僕
朧月
自由詩
2
10/2/4 19:20
これからは
生田 稔
自由詩
3
10/2/4 19:12
歯磨きの詩
服部 剛
自由詩
2
10/2/4 19:04
硝子空、灰色。
岡崎師
自由詩
0
10/2/4 18:08
魔法
……とある蛙
自由詩
19+*
10/2/4 17:45
冬と無
木立 悟
自由詩
2
10/2/4 17:45
午前のひかりのなかにいる
吉岡ペペロ
自由詩
8
10/2/4 15:50
悪意の夜
まどろむ海月
自由詩
6*
10/2/4 15:04
あかい花
石瀬琳々
短歌
9*
10/2/4 13:34
風邪の夜
みずまくら
短歌
4
10/2/4 13:16
vespertine
瑠王
自由詩
5*
10/2/4 12:56
独りじめ
高梁サトル
自由詩
7*
10/2/4 12:27
光
凪ぎ
自由詩
3*
10/2/4 12:12
出逢い
within
自由詩
7*
10/2/4 12:03
線路沿い
千波 一也
自由詩
6*
10/2/4 11:42
始まりの孤独
高梁サトル
自由詩
2*
10/2/4 11:35
この世のはじまり
朧月
自由詩
10
10/2/4 8:42
じゃがいもの小旅行
中原 那由多
自由詩
10+*
10/2/4 8:22
14
月乃助
自由詩
10*
10/2/4 7:07
音楽の定義
葉leaf
自由詩
5
10/2/4 6:18
インモアイ
瓜田タカヤ
自由詩
1
10/2/4 3:46
京阪と鉄塔
捨て彦
散文(批評...
2
10/2/4 3:40
4072
4073
4074
4075
4076
4077
4078
4079
4080
4081
4082
4083
4084
4085
4086
4087
4088
4089
4090
4091
4092
4093
4094
4095
4096
4097
4098
4099
4100
4101
4102
4103
4104
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6.63sec.