建物の影が長く鴉の影を取り込むと
夜はちゅうちゅうと鴉の成分を吸い取りながらまあるくまあるく膨らんでいく
ラーメン屋の湯気の中で
二人で未来を語っていた時から
おまえは何時(いつ)も ずれた視線をしていた。
駿河台の坂を上って行く途中
ヒラヒラと雪が降り始め
俺には寒かったが
おまえは ...
陰気な少年がいます。
ぶらうすとかーでぃがんを重ね着している、陰気。
少年は植物が好きです。
小さな庭を持っています。
なるたけ日あたりのいい場所に造りました。
陰気な少年と正反対な明る ...
「さようなら。」君の言葉に泣けなくてガラスを磨けば透きとおる月
小さいころ、お母さんとデパートにお出かけした時
ハイヒールをはいたお姉さんが、
コッコッと音をたてて歩いていくのが
すごく羨ましくって
わざとサンダルをカチカチいわせて歩いた
...
学校帰りに友達と
近くのスーパーでケーキを買った
「たおれないように持ってかえんなきゃね」
そういいながら、ケーキを袋に詰めていると
後ろから君の声がした
急いで振り返っ ...
あるとき、家のあるじがかわった
新しいあるじが快適な生活をたのしんでいるとき
古いあるじの亡霊が
新参者をおいだそうと、いたずらをはじめた
南天の枝で窓ガラスをたたく
天井裏でねずみをけしか ...
今日は日が悪い
人は赤口と言う
地獄の釜が開くそうな
皆凶とでる!
腰を痛め
心を痛め
上司に怒鳴られる。
神様は全て知っている。
苦しい時は
成長している時
でも忘れ去り ...
人がいなくなって初めてその人の価値を知ります
人がいなくなって初めてその人の優しさを知ります
そう思えば
今何気なく過ごしているこの時間も
かけがえのないものとなってゆくのです
ピンクと灰色とブルーが混じり合って
あたりがもうすみれ色になっていた
春にちかい風が吹いた
LEDほどのつめたさが鼻を撫でた
きょうの天気がなんであったのか
わからなくな ...
ダンダンダンダン
ダンダンダンダン
かっちょいー
外国の曲を聴くとよく思う
私はよくそう思う
何言ってるか分かんない
単語のひとつも聞き取れない
だけどなんだかかっこ ...
白磁の球体のただひとつの穴に
青磁の円錐の先端を突っ込んで
女性に見立てた
右手の親指と小指で円錐をはさみ
残りの指の腹で球体を愛撫した
触れるか触れないかの所で
...
朝一番に窓を開けると真っ白に吹雪いていた
時が流れるにつれて徐々に雨へと変化して
暮れる頃にはそれさえもあがっていた
駅の改札を抜けて家路につく
空には呑気に星がちらついていて
コー ...
これ以上登場人物が増えるのを僕は望まない。
そして、これから僕を含む何人かが壇上を去ったとしても、おそらく代わりの誰かはやってこないだろう。
だから、今から話す男については、ひとつの比喩と考え ...
ため息 タメ息
溜め息 tameiki
=
安心できるもの
いろんなためいきがあるけれど
溜め息をつくと安心する
なぜか知らないけどホッとする
「どうしたの ...
私のおなかの上で赤鬼みたいな怖い顔をして
額の汗を拭おうともせず
力強さこそが総てと容赦ない恥骨の痛みに涙を流す
*
さきほどまでの赤鬼が嘘のような寝顔
横になって見つめれば不思 ...
風の行方を見にいこうよ
名前も告げずに電話口
あいつの気まぐれ 僕の楽しみ
気乗りしないふりをする
あいつからチョコレートをせしめるために
風に飛ばすものを鞄につめたら 丘のうえ
風の ...
ここはどこなのか
じめじめとした空気が
身体にまとわりつき
呼吸さえも自由にできない
暗く
深く
冷たい場所
動かずうずくまってしまうと
この暗く深く冷たい場所に同化し ...
チャーリー・パーカーを聴いているうちに、やはり自分にはジャズは向かないと再認識。
2日を以ってジャズ卒業とする。^^;
一言でいってジャズは出口の見えない伏魔殿。体に良くない。
...
雪国の町は空気も凍る
重い空の下
ねぇ
あなたは凍えていませんか?
秋の日の柔らかな日だまりの中で
産まれたばかりの私を
あなた
そっと抱きしめてくれた
それが暖かで
それが安ら ...
水まくら ゴムの内から ノックする 気ままな水に 又知らん振(ぷ)り
永遠に独白しつづける少年少女の夢
ナイーブであることが夏休みを凍えさせたけれど
薄い氷にとびこんだときに
からだがコバルトいろになったよ
と言った
ぼくのほんとうの髪は
茶色くて
...
キミのココロの旋律が 時を超え 空間を超え
ワタシの胸を響かせる
時に激しく狂おしく ワタシの胸をとどろかす
時に切なくやるせなく ワタシの胸にこだまする
キミの ...
ごめんなさい とあなたが言うから
ぎゅっと抱きました
生きていたくない とあなたが言うから
なにも言えなかった
息をしてるだけで ごめんなさいと
あなたが手紙に書くから
息をしていてく ...
「シャチョー」
「なんや」
「この前頼んでたプログラム出来ましたって」
「プログラム、て、なんやったっけ」
「自動で送ってくれるやつ」
「はぁはぁ、いっぺんにメール送れるやつやな」
...
しがみつけ
すがりつけ
しがみつけ
おれに傷痕を見せてくれ
おれに傷痕をつけてくれ
おれの傷痕を覚えてくれ
おれの傷痕をなめてくれ
東か ...
分けもわからず四音を重ね、しじゅう音を外しているクセに、そうとは認めない。ヤツはオレにタバコをくれるとか、妹を世話してくれるとか、そんな理由でつるんでいるだけのクズ同然のクロンボちんどん屋らと、そのろ ...
がらがらの電車の緑のシートに座った途端
私だと思っていた私が
すとん、
と奥に潜ってしまった
私は一体誰だっけ
私は一体何だっけ
体の奥の、ずっと奥
はどこかに繋がるドア ...
今日もまた音楽を聴きながら朝の身支度をする 九十年代末に流行ったUnderWorldというテクノバンドのBorn Slippy(NUxx)という曲が流れている 「Second Toughest In ...
こんにちは!ひらがなのくにから、きたよ!
(…えっ?)
ん?なあに?
( ひ ら が な の く に … ? )
そうだよ!あたし、ひらがなのくにのひと、だよ!
(ニホン ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜
佐藤伊織
自由詩
1
10/2/8 21:02
名残雪
……とある蛙
自由詩
13*
10/2/8 21:00
陰気な少年がいました(いました)(どうしましょうか)?
点子
自由詩
0
10/2/8 20:42
さよなら
ことり ま菜
短歌
2
10/2/8 20:29
ハイヒール
くろきた
自由詩
6
10/2/8 20:27
君>ケーキ
〃
自由詩
2
10/2/8 20:17
_
寅午
自由詩
0
10/2/8 20:00
出る杭は打たれる
ペポパンプ
自由詩
5*
10/2/8 19:38
価値
ありす
自由詩
5
10/2/8 19:27
やはり命か
吉岡ペペロ
自由詩
24
10/2/8 19:16
分かんない魅力
ありす
自由詩
3
10/2/8 19:16
スフィア フェティッシュ
ハイドパーク
自由詩
5*
10/2/8 19:08
水たまりには世界が写っている
あ。
自由詩
25*
10/2/8 19:05
唾と蜜ーー参考資料⑦
robart
散文(批評...
0
10/2/8 18:58
ためいき
ありす
自由詩
1
10/2/8 18:57
さくら坂のひと
恋月 ぴの
自由詩
33*
10/2/8 18:34
風の行方を見にいこうよ
永島大輔
自由詩
1
10/2/8 17:49
奈落の底
舞狐
自由詩
1
10/2/8 17:48
ジャズ出門
A-29
散文(批評...
0*
10/2/8 17:28
祈り
ルナ
自由詩
7*
10/2/8 15:15
水まくら
みずまくら
短歌
3
10/2/8 14:10
maroo
イシダユーリ
自由詩
5
10/2/8 14:01
シンクロ
葛葉もなか
自由詩
1*
10/2/8 13:34
息 してる
朧月
自由詩
10
10/2/8 13:30
ビジネス
捨て彦
散文(批評...
0
10/2/8 12:51
傷痕
寒雪
自由詩
1
10/2/8 12:33
ジャズ入門 2日目
A-29
散文(批評...
0
10/2/8 12:30
家出
なき
自由詩
1*
10/2/8 11:17
水槽の中の泡沫の原子
within
自由詩
8*
10/2/8 9:47
ひらがなのくにのひと
鈴木陽一レモ...
自由詩
0*
10/2/8 9:32
4066
4067
4068
4069
4070
4071
4072
4073
4074
4075
4076
4077
4078
4079
4080
4081
4082
4083
4084
4085
4086
4087
4088
4089
4090
4091
4092
4093
4094
4095
4096
4097
4098
4099
4100
4101
4102
4103
4104
4105
4106
加筆訂正:
水槽の中の泡沫の原子
/
within
[10/2/8 15:13]
「、」を「/」に直しました
水槽の中の泡沫の原子
/
within
[10/2/8 12:06]
漢字の間違い訂正しました
7.65sec.