うたっている 腫
れは四つあって 猿
には片目がない あ
の草はらはぼくの腕
の内側にはぜている
今も 白い土と赤い
石が落ちている 腫
れているので穴は塞
いでしまった 探し
...
茅葺の屋根ふきかえる仕事なら
5000円くらい出してもやりたい

赤裸々な積乱雲を食べてみる
グレゴリー・ペックの声色を真似て

濡れ光る僕のあそこのユニコーン
おまえもただの女なりしか ...
小さな毛糸の手袋が片一方、
橋の袂に落ちていた

どんな子が落としていったのか

いやそれとも

こんなに小さな手を守ろうと
優しさが形を成して包み込んだのは

私の手ではなかった ...
中身を取出し
包んでいたラップと
アルミ箔をそこらへんに
ほうる

どのくらいたったろう

年下の友達はまだ来ない

何かを聞きたい

年下の友達が戻った
耳が聞こえなくなった ...
いつものように、公園のベンチで朝の瞑想をしていたら、目の前を異様なものが移動していく。そんなものが目に入るということは、いかに瞑想がいいかげんであるかということだが、その瞑想の原っぱを横切ったものは、 ...  知らない夜が混ざり合っている、波は薄い肌を挟み込むように叩く、Eの弦の音、倍音、ゆるやかなビブラート。内側外側から揺さぶられて、破けた皮膚から薔薇、芯に守る赤、は香っても、ひっきりなしについてくる足 ... 瞬きをしたとき
虹色鳥がマラッカ海峡へ飛び立っていた

瞬きをしたとき
知り合いを乗せた救急車が通り過ぎていた

瞬きをしたとき
子供の頃のシャボン玉がパチンとはじけていた

瞬 ...
時が流れるのは
うれしいな
頭のもやもや
腫れてゆく
腫れて脹らみ
乳ぃ首みたいだ。
チューチューすって
忘れさせてよ
そしたら君は愛人だ

頭のもやもやとれたなら
うやむやだっ ...
錆びた鉄の階段を
なにもかんがえずに
ただ

のぼる


かんかんかんって
きもちのいい音がして
私を
惑わす


誰かがつくった水溜りに
ぽちゃんって

雨がわらって ...
水栽培のヒヤシンス

薄緑の蕾をたわわに付けた

水栽培のヒヤシンス

このままでは綺麗に咲いてしまう

そこで僕は

ちょっと意地悪になって

花瓶の中に

水銀を入れて ...
透明は無ではないのでしょうか

無というと暗闇のような気もしますが

無よりも無なのが透明なのではないでしょうか

透明とは無をも包む存在に思えるのです

最愛を失ったこの胸の穴ぼこが ...
世界は無数のありがとうでできている
よろけそうな日々のすき間で気づいたこと

けっきょく、結局が流れていく街の中
沈んだ気持ちで空を見上げたら
世界じゅうの声にならない言葉たちが地上 ...
 あの夏
 野球が上手くできないからと
 イジメられた

 大衆の時代

 ある夏
 野球ができなくてもサッカーができれば
 イジメられなくなった
 サッカーができなくても野球ができ ...
1985-
空に敷かれた黒いうろこが
ぽろぽろと剥がれてゆくとき
一枚が地に落ち
流れ出す水の音が聞こえ
また一枚が地に落ち
呼気が甲高く
一枚が砕けて
それはなき声と繋がって

...
彩られるものが
みな与えられた
土踏まずから
色を浮かべるべく
積み上げるなら
空白は胸元にわだかまり
高く屹立した
天蓋に設えた地平は
ゆらゆらと昇る陽も
沈む陽もゆらゆらと
パ ...
             君に会わせたい奴がいる

             泣いていたんだ
             ぼろぼろ泣いていたんだ
             涙がぽろりとこぼれたわ ...
買い物ん時は飼い主に
ポールに繋がれアンラッキー
道行く人がブザマな俺を
憐れんでくれるみたいだぜ

尻尾を振って愛想立ててりゃ
大抵愛には困らない
こいつら片手間だろうけど
こちとら ...
  目をつぶって 右へ左へ
  曲がりくねってさ
  幸せな日が
  手を繋いで
  迎えにやってくるよん

  本当にきみが拍手したい
  ことに出会うまで
  キス ...
冬に花火をしないのは空が寂しくなるからだ、と思う
寒い中に一瞬だけ弾ける火の花が
マッチ売りの少女が起こす小さな火のように儚く消えて
すぐに冷たい風に流れ去っていく
乾いた夜空の、花火を冷笑す ...
賽を宙に投げてみる
これからの行方占うように
六通りの旅路しかないなら
どんなに楽なんだろう

現実 眠れぬ午前2時
複雑に絡み合う確率論
そういえば確率のテストは昔から0点だった気がす ...
今日の東京タワーはちょっと変だ
いつものオレンジ色じゃない
夕陽に気圧されて
オレンジ色を諦めてしまったのかな
浅草にできるっていう新参者に対抗して
違う色になってみたのかな
負けてない
...
花瓶を洗面所まで持っていく。
中の水を排水口にゆっくりと垂らす。幾分大きな花瓶のためどうして水を汲もうかと逡巡したのち病院の外の水道を探しに行く。消毒の効いた洗面台が花びらの一枚一枚を枯らすかもしれ ...
私を隠し歩いた

色目紛しく映る
人目を掻い潜る様に

喧騒が傘を打つ

時雨程に心は濡れ
滴る音は誰にも届かない

擦れ違う息を感じながら
家路を惑う

触れ合える事も忘れ ...
回路は無情に

残り滓の貴方を映す

繋がれてたのは私の方

「何時も」を何時も通り

回路は無情に

残り滓の貴方を映す
 
君に、言えずにいる言葉がある
と、僕は思っている思っているけれど、
言えずにいる言葉が何かを忘れている

ホチキスは、どこにあるのだろう
動物の名前だったような気がする

君が留めようとしている紙束 ...
ゆうえんちと呼ばれる公園で
片足だけ長靴でいるような、心細ささ
少年、と、声をかければ
それが、少年だったのかも曖昧になる

雨の夜、街灯の下、秒針のない時計
錆びついたトタン、くすぐりのような失敗 ...
ライトなんか吹き消して
隣に私を乗せたまま
蠍に向かってアクセル吹かせ
燃える欄干突き破ってよ

私をからかわなくなった貴方と
同じ夜空を突っ飛びたいわ
私の眼の奥を見なくなった ...
夜を走る電車
十五両編成の最後尾
ゆっくり居眠りしようと
乗り込んで席を確保した
はずだったのに
次の駅から
スノーボードと思しき
荷物を抱えて乗り込んできた
二十代前半の女性が
暫 ...
からだのそこかしこに
あなたの吐息が残っているの
触れた指先をまだ
思い出すことができるのよ
いつのまにか
心まで繋がってしまったのね
あなたは私のbetter half
小鳥だって ...
ただ抱きしめたかった
ただ君に触れていたかっただけなのに

ボクは君に拒まれた日から生まれ変わる努力をした
もう二度と孤独を、絶望を感じないように

君の髪を撫でていたかった
髪のセット ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
猿のうた梶谷あや子自由詩510/1/17 20:02
ハーモニクス瀬崎 虎彦短歌510/1/17 19:23
思い川都志雄自由詩8*10/1/17 18:38
紙喰虫自由詩110/1/17 18:36
吾輩も猫であるyo-yo自由詩1*10/1/17 18:24
二重の空想依々れんこ自由詩110/1/17 17:20
コンマ何秒花形新次自由詩410/1/17 17:13
時の流れ (ドラえもんの敏感帯)真島正人自由詩1*10/1/17 17:00
私、離脱希望嘘而自由詩310/1/17 16:40
ヒヤシンスハイドパーク自由詩5*10/1/17 15:15
神戸から思うこと吉岡ペペロ自由詩1010/1/17 15:02
ありがとう小幡日美自由詩610/1/17 13:41
戦後史藪木二郎自由詩010/1/17 13:28
1978-水町綜助自由詩510/1/17 11:28
鏡面の川、水門の波形自由詩210/1/17 11:27
君に会わせたい奴がいる鵜飼千代子自由詩5*10/1/17 8:46
飼い犬のブルース葛西曹達自由詩210/1/17 8:26
ワンダフルヨルノテガム自由詩210/1/17 3:03
はなび木屋 亞万自由詩2+*10/1/17 2:53
ラック相羽 柚希自由詩2*10/1/17 2:46
東京タワーまさたか自由詩210/1/17 1:53
抱える相田 九龍自由詩6*10/1/17 1:23
闇夜に日傘徘徊メガネ自由詩310/1/17 1:05
残像自由詩310/1/17 1:00
恩送りクローバー自由詩4*10/1/17 0:59
僕らはたまに自由詩4*10/1/17 0:51
欄 干オンガシ自由詩3*10/1/17 0:34
人畜無害kauzak自由詩16*10/1/16 23:59
better halfまさたか自由詩0*10/1/16 23:35
ある冬の日にZETSUM...自由詩3*10/1/16 23:33

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