葛城山の一言主神は

悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言
言い離(はな)つ

葛城山の一言主は
若建(わかたける)※1の
悪事(まがごと)一つ糾せなかった。

葛城のウカラ ...
{引用=

まどろむ{ルビ瞳=め}、蜂蜜に濡れたラディッシュ (ねぇきいて I'm crazy for you.)


{引用=

ひとつき
ほど前に買ったまま
カバンのポケット
いれっぱなしだった
甘ったるいイチゴの味は
ストロベリィ、と
呟けば
いっそう上顎にまとわりつく

今日、きみの町に帰 ...
もう、ずいぶんと長い間
きみの顔を見つめている
意識なんてしてなかったのに
気が付くと
きみは
 僕の心に踏み込んでくる
  鋭いナイフを突き付けて


これは愛?
呼んで ...
ぼくの膀胱は破裂した ― アァー

皮膚を一枚、一枚、めくれば
ぼくは透明になれるだろうか

空気のように透明で
軽やかな風になれるだろうか

もし空が割れて 真昼の破片が
降ってき ...
その壁に

額を打ち付け泣き叫ぶ狂人

夢をくれ

言葉をくれ

明日の変わりに昨日をくれ

したたり落ちる血が花を染める

その果実を喰らえば

望み通りの ...
こないだね
井の頭公園にいったんだ

息子をふたり
おんぶに抱っこで

ふいに草笛が聴こえてね
知らないメロディなのにさ
懐かしかったよ
きみと行った公園で
聴いたからかな

...
 
 
一人行くと 決めていた

闇夜に去ると 決めていた

頭上の月は 虚しくも

一人の影を 映し出す

あの日二人で 見上げてた

優しい光の ままの月

今の僕には それさえも
...
壁にはたくさんの時計が掛かっている。
それぞれが、ばらばらな時間をさしている。

しずかな部屋に、音だけが響く。
せわしなく動いているのもあれば、
今にも止まりそうなものもある。
それぞれ ...
{引用=
まどから顔を突き出すと
この静かな町に
雨が迫っていた

雨粒を抱え込んだ
雲のにおいがする

そのとおり、
空の向こう側に
雲の壁ができていた

雲は
群がって
...
外来者に対して印象は良くしたい。臭いのは自分も不快だ。私も玄関や
トイレに消臭剤は置いている。見方によっては不気味なポプリの他は、
ドクター・コパの開運だの假屋崎先生のバラの香りだの、ブルーレット ...
なるべく中心から離れていないとだめだ
気づいたらこの世には内輪受けしか存在しなかった、
ただのファンでいるためにはあの世まで遠征しなくては、というふうに
なってはこまるのだ

そとがわからみ ...
きみはクレソンが苦手
愛は水道の蛇口からとめどなく溢れ
光はひらひらとソファの上に舞う

ぼくはもうなにも目にすることがなく
きみだけが世界の同義語として君臨する
せかいが死ぬことをぼくは ...
 
きっと
 
どの道を選んでいたって
 
正解でも不正解でも
なかったんだよね
 
それぞれに
未来はあった
 
 
僕が選んだ、道の先
 
″今″
 
それが答えに ...
心が湯舟に浸かったまま
出たくないというものだから
仕方なく 置いてきてはみたものの
脳みそだけでは 少し 足りない


誰かの期待に応える言葉が
今は筋肉痛だから
口にする度 ...
母の声が聞こえてくる
なだらかな通りの上で 小指の先を
色々な流れとしてはにかむ 体のバロメーター
そこにリボンをつけていく

流れる風の 外側へと
弟に会いたいと つぶやいている
水の ...
死にそうだけどああ
祈っているだけなのだろう この僕という人が人なのかもしれないと
生かされていることとして この僕という人が人なのかもしれない心で
微笑んで そして考えこんでいる

死ぬこ ...
世界を見渡す望楼で、彼は何を夢見るか? 
広がる砂漠に現れる蜃気楼の都市で、夢の 
無い、のっぺらぼうの人々の葬列はやがて 
世界の淵の谷底へ、滑り落ちてゆく。   

( 世界は今、まな板 ...
夕餉を終えた書斎にて、らんぷの明かり 
を一つ灯せば、壊れて永い眠りについた 
テレビ画面に映る頬のこけた自画像が、 
見知らぬ人の顔をする(地球という惑星
に来てから、もうどれ程の時間の川が ...
ラッパ鳥のダンス
応える相手のない
悲しい求愛のダンス

ふさがれたふたつの耳孔の奥では
季節のほとんどが熱帯の雨に閉ざされている

光る螺旋を降る
大気は息苦しく湿ったままで
密林 ...
現実世界にこそ悪夢がある
わたしたちは同列を見比べれば
無秩序な鉄槌を下しているのだ

(ジョゼフ・メリックの泣き声を耳にしたか?)

コンマ数秒という早さで鉄の雨が降りだす

今日は ...
雪だるま保存してある冷凍庫ペンギン国の入り口として 雀等が、音符になって、弾んでる。 
米の蒔かれた、日向の国で。 

    
ぼくの偶然にきみがつながる

きみの必然にぼくがつながる

ねえ、だれか、教えてくれよ


行為の河ははんぶんに出来るの?

海ってほんとうに存在してるの?

こんなぼくできみを ...
とたん とたん とたん

雨粒をきいて

洗濯物はあした干す

水音と穏やかな表情

あなたは人に安らぎを

私はあなたにチョコレートを

あなた、明日は誕生日

わたし、 ...
かわいてる ぼくをそっと 湿らせて 水を吸い込み 吐き出すは、きみ はかない微笑
世界は僕のためになんか動いてくれやしない


はかない微笑
でも、世界は私のためにだって動きはしないよ


嘘だ、君も同じように傷ついているんだ
だってそんなに悲しい目 ...
違うけど 違うけど うまく言えなくて
黙っていたから そうだってことになる
ほんとは違うって言おうとしたら
ほんとってなんだろうって思って話せなくなる

私はこう思ってるって言いたかったけど ...
 
 
明日晴れたらさ
勝浦に行こうかな
仕事なんて休んじゃってさ
海が見えるよ
朝市だってあるよ
そんな時間には
着かないかもしれないけれど

外房線に乗るんだ
上総一ノ宮行き ...
心を阻む物との隔たり

空間を創る


感情が映し出した現実は、水彩のようにぼやけた色に似ていて

分からない気持ち 心の奥探る度

ひしめく心


考えた先に感じる事出 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
一言主……とある蛙自由詩5*10/3/2 12:57
朝露あぐり短歌2*10/3/2 12:36
ガム自由詩3*10/3/2 12:05
Called "Love?"寒雪自由詩010/3/2 11:01
真昼within自由詩5*10/3/2 10:26
物語蒲生万寿自由詩0*10/3/2 10:18
音の記憶こころゆくま...自由詩6*10/3/2 9:03
‐月‐‐弘‐自由詩510/3/2 8:42
時計sh自由詩13*10/3/2 7:45
あたらしい記憶真島正人自由詩4*10/3/2 2:56
消臭考salco散文(批評...310/3/2 2:42
希望的観測因子自由詩210/3/2 1:50
クレソンは今日も日を浴びる瀬崎 虎彦自由詩110/3/2 1:49
未知の先次元☆★自由詩3*10/3/2 1:38
からっぽの狭間なき自由詩2*10/3/2 1:17
家族の顔の写真番田 自由詩010/3/2 0:42
子供の逃亡自由詩210/3/2 0:41
塔守の夢服部 剛自由詩210/3/2 0:15
椿の顔 自由詩010/3/2 0:05
セルバの雨楽恵自由詩810/3/2 0:04
私に住まうエレファント窓枠自由詩6*10/3/2 0:02
南極ことり ま菜短歌310/3/1 23:52
日向の国 服部 剛自由詩510/3/1 23:51
偶然のにぶんのいち吉岡ペペロ自由詩510/3/1 23:49
溶けて、雨猫のひたい撫...自由詩010/3/1 23:39
加湿器23時朱印短歌510/3/1 22:58
はかない微笑伊織自由詩2*10/3/1 22:47
口べた朧月自由詩210/3/1 22:42
勝浦たもつ自由詩1110/3/1 22:35
映し出される心鞘(サヤ)自由詩110/3/1 22:34

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加筆訂正:
消臭考/salco[10/3/2 9:13]
加筆
消臭考/salco[10/3/2 8:36]
誤字訂正
私に住まうエレファント/窓枠[10/3/2 2:01]
ジョン・メリック氏の名前誤記を修正致しました。正確には《ジョゼフ・ケアリー・メリック》氏です。
毒婦の系譜/salco[10/3/2 1:51]
加筆
5.92sec.