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季節の隅に置き去りにされた白い砂に刻んだ足跡が
風に運ばれて遠く旅立つ
情熱だけが高く舞い上がり青い空の藍に溶け込んで行く
白い雲の切れ間に漂う残像は
光の露となり
沸き立つ夏に飲まれてし ....
65億分の1の君へのたった1つの贈り物


2人の間に1000の挿話が出来上がったら、
抱え切れない花束と手作りの指輪を添えて
一枚の誓約書を渡しに行こう


10000を遥かに越える新たな挿話を ....
君は交差点の角に座り込んだまま膝を抱えて石になる/呼吸する石の塊となる

行き交う人の波を見送りながら立ち止まらない世界を眺めている
思考だけで生きている君/無表情な哲学者

其処だけが別世界 ....
海面を泳ぐ光の青を捕まえようとして手を伸ばしてみる
伸ばしても
伸ばしても
届かない両手をばたつかせて
それでも懸命にもがく君の
溺れそうな
沈みそうな平泳ぎが僕は好きなのさ

夏はもう、
すぐ ....
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昼に停まった季節の便りは
いつぞやの名残を含んだセピア色の背景に、日向に生まれ落ちたパステルの淡い配色と、幼子の視線のラフなスケッチとなって
単色に描かれていた風景画を小さな額縁の中から取 ....
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抽象をなぞる指先が、無色透明な肌に存在だけを記して
昨日の空に溶けて行く、輪廻を正しく辿って行けば
全ての人の記憶は一つになると
ついさっき、知りました。
だから、君の香りはどこか懐かしいのだ ....
atsuchan69さんの遊佐さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
四季彩/夏- 遊佐自由詩6*09-7-11
1000の挿話/10000のエピソード- 遊佐自由詩4*09-7-8
進化の法則/突然変異- 遊佐自由詩8*09-7-3
クロール- 遊佐自由詩9*09-6-28
迷宮組曲/第2楽章/昼下がり- 遊佐自由詩10*09-6-25
迷宮組曲/第1楽章/夜明け- 遊佐自由詩11*09-6-25

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