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私は何者なのか
その疑問からまずは始まる

私は この世界のなかで奇矯な存在だった
ずっとそう思っていたが
実は世界そのものが奇矯であり
私はそこに迷いこんでしまっただけなのではないか
 ....
わたしのおじいちゃんは山が好き
山に入ってはいろいろ採ってくる
ハツタケマツタケイグチにヤマドリタケ
時にはマムシにキムシにハチノコも

一緒に山に行くと
おじいちゃんはよく木々の間に消え ....
街に雨が降っている
いくつかの記憶が断片のまま転がっている
  僕は君に呼びかける
  かえってくるものが自分の谺にすぎないと
  知っていても
  それは君がいなければ
  生まれなかっ ....
笑いながら

泣きながら

ゆったりと話した時間

互いの未来図を広げ

幸せになることを誓った
冷たい雨の中

{ルビ真紅=しんく}の椿が凛と咲き

冬ざれた街かどを{ルビ細=ささ}やかに飾る

一輪挿しにしたら

殺伐とした部屋も和むだろう
傾いたクリスマスツリーが
ちかちか闇に、明滅している
今宵、{ルビ一縷=いちる}の夢を
こごえる誰かに運ぶように
虚無の庭に
僕らは佇む
灰色の日時計のかたわらに
でもこの場所は
光源のさだかでない光が
ぼんやりと漂っているだけだから
日時計は時を示すことができない

忘れない というクリシェを
 ....
何もかもがあるべきところにない夜
君は月の鳥になって訪れる
冷たく冴えた光を浴びて
その羽の光沢はほのかな虹色

君はうたう
はるかな過去からのように
はるかな未来からのように
その調 ....
{ルビ朧=おぼろ}に深まってゆく夜
鏡に映るのは諦めをつなぎ合う僕ら
幾重にも繰り返されたパラダイス・ロスト
進むほどに歪んでゆく羅針盤

僕らの無邪気の夢はとうに喰い尽くされた
誰かに  ....
僕らは階段の話をした
かいだん、と言う
君の発音が好きだった
一日中、階段の話をして過ごした
街では日々
階段は増え続け
壊され続けたから
話が尽きることはなかった
このまま二 ....
調律をしをえたばかりの
おとぎばなしは
こぢんまりとした
こどもの耳の中で
ふたたび輝く

なまえのない宝石を
空にかざす
君がなまえをつけてくれ

ささくれたブランコに留まる
 ....
やまいだれ疒とは、面白い言葉だ。「疾病」など主に
病気に関する漢字に使われる部首のことだ。
いま、俺の脳内にやまいだれが垂れ下がっていて、脳
の底にぽたぽたと病の元を滴らせている。また、やま
 ....
私という現象は何処から来て

何処に往くのでしょうか

月の女神に聞いても微笑むばかり

いま私は銀河を超えて

星巡りの歌をうたいます
雨樋を解体する音
水球を続ける少年たち
耳の奥底にある
何もないところで
あからさまな私語は
途絶えていった
水飛沫の色彩に
少年の一人が目を瞑ると
黙祷のように
放課後は終 ....
君は淡いたそがれを纏って
窓にもたれていた
蜃気楼も虹も流星も
いつか共に見たその窓

その面影が
いまもこの部屋を染めている
君の言葉の記憶が きれいな水の雫のように
滴り落ちて 私 ....
涙の夜に沈んでしまいました

何かを伝えようにも声がでません

銀盤の月だけが頬笑みをくれました

冷えた肩を抱き締めながら

暗い{ルビ闇路=やみじ}をたどります
止まり木を探している

橋の上から
水面を眺めながら

欠け始めた月に
追い詰められながら

止まり木を探している

カフェの二階で
雑踏を読みながら

沈みかけた街に
 ....
のんびりしている時に
突如、このままでいいのだろうか
などと考えて焦燥感に駆られる

なんか、やばいんよ

だから、努力みたいなことをする
それは小学校中学校とはまた違う形の努力
 ....
午前2時40分

潮が退くように彼方へと旅立った

彼女は母のような慈愛に溢れ

ぼくを可愛がってくれた

もうアンドロメダを越えたのだろうか
北の湖の{ルビ畔=ほとり}に

{ルビ春楡=はるにれ}の大樹が唸るように{ルビ聳=そび}えている

その根元にきみを置いて写真を撮りたい

そそぎこむ小川には姫鱒の求愛激しく

やがて ....
日めくりカレンダーが
風でパラパラとめくれ
ちぎれて飛んでいく
慌てふためく私を
置き去りにして


ひっくり返すことのできない
残り時間もわからない砂時計
私が生まれると同時に
 ....
夏が終ろうとしている時
世界が昏くなりたがっているのを感じる
私は台風一過の荒れた林道を歩きながら
その名残りの水のしたたりを見る
一滴の雨の子供のなかに
自然のすべての理が凝縮されているの ....
満月の今宵煌々と
流れる雲の裏光り
透かし地の営み映し出し
眠れる人を明日の営みへと導く

受ける陽の光をひたすらに柔らげて
男は同時に愛を込めた

命に代えても守りたい

どちらかが死ぬようなことがあったら

この命は天に捧げ

戦陣の切っ先に立つ
観てごらん
満ちた月が美しいよ

誓いの言葉は忘れない
きみさえいれば
何も怖くない

きみという星を目指して
発進準備完了

夢が叶えたなら
ぼくは何もいらない

もうなに ....
あたし、詩脳と思った。
自由に込めた魂のロシアンルーレットで当てたい。
生まれた時から詩に始めている。

詩を味わうとゾクゾクする。
アドレナリンが放出されてナチュラルハイになるから、詩脳詩 ....
○「生年月日」
「西暦で何年生まれですか」
と聞かれると返答に窮する
聞くときは
「昭和」で聞いてほしい

○「ボケると」
ボケると
目の前のものが見えなくなる
ボケると
いいわけ ....
 雲よりも
 高いところの虚ろな光
 欠けた兎影に 目を凝らす
 背後で、製紙工場の正門から細い通りへ出る
 大型トラックのタイヤが路面に擦れる

 緑色の金網が張られたフェンス越しに ....
小さく咲いたバラは
小さく散っていく
はなびらは
真新しいももいろの紙石鹸みたいに
つややかなのに
一度も泡になることもかなわず
埋葬されないいのちだったもの
うつし世に迷い込んだ
黒 ....
この夏、母の実家で
小学生の従弟に付き合い
泥団子を作った
生々しい泥の感触に
多少
面食らってしまい
思えば、子どものとき
泥をさわるくらい
ただの日常だったのに
今はもう
ノー ....
こしごえさんの自由詩おすすめリスト(3575)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
世界のなかの奇矯な私/私のなかの奇矯な世界- 岡部淳太 ...自由詩325-1-24
わたしのおじいちゃん【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩2*25-1-17
call- 塔野夏子自由詩6*25-1-17
五行歌_別離- レタス自由詩6*25-1-12
五行歌_花一輪- レタス自由詩5*25-1-6
聖夜ノ木- 服部 剛自由詩124-12-31
虚無の庭で- 塔野夏子自由詩7*24-12-29
月の鳥- 塔野夏子自由詩5*24-12-13
rouge_so_sweet- 塔野夏子自由詩4*24-11-29
囁き- たもつ自由詩324-11-18
さよなら雨- そらの珊 ...自由詩12*24-11-17
病中- 岡部淳太 ...自由詩4*24-11-9
五行歌__遠くへ- レタス自由詩6*24-10-28
水球- たもつ自由詩324-10-21
窓のある日々- 塔野夏子自由詩3*24-10-17
五行歌_哀歌- レタス自由詩9*24-10-15
止まり木- 夏井椋也自由詩17*24-10-9
大人になっても- 林 理仁自由詩12*24-10-9
五行歌__旅立ち- レタス自由詩9*24-10-8
五行歌_秘密の渚- レタス自由詩11*24-10-8
五行歌_矢のように- ヒロセマ ...自由詩14*24-10-5
昏迷- 岡部淳太 ...自由詩624-9-22
五行歌、導きの天体- ひだかた ...自由詩5*24-9-17
五行歌_愛- レタス自由詩5*24-9-17
満月- レタス自由詩5*24-9-17
あたし、詩脳と思った。- 自由詩8*24-9-17
独り言9.17- zenyama太 ...自由詩5*24-9-17
炎昼- リリー自由詩12*24-9-17
お彼岸- そらの珊 ...自由詩11*24-9-17
唯一さわれる星から- 九十九空 ...自由詩724-9-17

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