人生は思った通りには行きません。行動したとおりになるのです。という坊主の書が回ってきた。行動できなくされている者への理解はみじんもない。この類の訓戒をSNSの方々で見るが、どうも胡散臭い。君ならどう思 ....
夜の窓口に並ぶ漆黒
手にした切符にかちかちと空が開く
駅前のロータリーで星を齧った
もう飽きたな
銀箔のヒビキ
青みがかり
深く深く
ヒカリ放ちて 、
たたずむ人の三の狭間に
天空直下 月灯りに照らされ、
救われることなく只々掬う手差し伸べて
治療したはずの前歯が欠けてしまった
すぐに治療して欲しいと歯医者に電話で頼んだら
のらりくらりとはぐらかされて
繰り返し予約日時を予告されるだけ
壊れた機械のように
仕方なく直接出向いて ....
何を書いてもどんなことを書いても
非難されるのではないかと怯え
書くことさえ躊躇う
私の浅はかな行為が創作に死をもたらしたのだ
それは誰も伺うことのできない
私にとっての大きな罰
....
誰にもわからない言葉で僕に伝えてほしい
君の言葉を待っている
ただ君の本当の心のうちきかせて
そっと耳元で囁くだけでいい
君が発する言葉一つ一つが僕にとって心の糧となる
君にしか伝えられ ....
別の影を見つけても
繋ぎとめた明日
上辺だけの心
透けて見えていても
その声を信じた
重なり合う唇
一瞬の熱情だけ
見つめてた
散らばった夜の隙間
埋めるように射す影を剥がす
....
僕に大丈夫だと言ってくれた
人がいて
嬉しさが込み上げる
背中を照らす太陽
自転車での帰り道
ひとり
言葉にならないことを
言葉にしたかったから
そのための経験だと
思おうと ....
悪と云う障害を
次々と置き
逃れ去るモノの
残響に 、
達しようとする
人の、
求め続ける
人の、
流れに向かい叫び続け
おやすみ
愛する人よ、
あなた達は皆ひとり ....
悲しみが今、涙に変わる。
君に言えなかった。
伝えたくても、伝えられずに
ただ、苦しかった。
ある日突然いなくなった君。
ある日突然何処かへと行ってしまった君。
....
たとえば僕をバラバラにして
原型が分からないようにすれば
誰からも
責められることはない
尊い命と言うのに
君が尊く扱われない時
君がバラバラになっても
誰も責めないよ
週に一・二回
昨日まで会えていたきみの姿が
今はもう無い。
会える時間が大好きで
何よりも大切だった。
額の汗を拭い
綺麗に掃除を終えた後で
一杯の水を美味しそうに飲んでいたきみの姿 ....
もう会えなくなった君
ありがとう。
君といたささやかな時間は
前を向くことが出来るきっかけとなった。
もう会えなくなった君
ありがとう。
「今は当たり前でも、ある日突然会えなくなる事が ....
群青のうねりと尖った氷山をかき分け
巨大なヤツが俺を片眼で睨んだあの日から
俺は毎日1インチの縄をキリキリと絞り
玉鋼の銛を鍛えては研ぎ続け
ラム酒をあおってはヤツを呼ぶ歌を唄ってきた
....
○「味の一元化」
お袋の味
から
コンビニの味へ
○「不審電話対策」
「登録されてない方は
三度続けておかけください」
○「不幸のもと」
ないものねだりは
不幸のもと
....
いつも小さな棘が刺さっている
一つ取れてもまた刺さって
心に棘がなかったことがない
何かに浮かれて
表面上は陽気に振る舞っていても
少しでも冷静になると
小さな棘が刺さったところが
チク ....
脳髄の中、
後頭部上辺り
思考の言葉 、
私の意志に従い
ながら刻まれつつ
意識の内に響く時々 、
繰り返し繰り返されながら
次第に意識の私の空の容器となり
地の重力の ....
閉じた目をこじ開けて
ありえないミスを晒して
ありのままの螺旋狙って
CRISPRで破壊して
未来の地図をまっさらにして
ありえないビジョン描いて
再び目を閉じて
飛び散るのは感情
....
ーぼくのブログを見ないでほしい
というブログを目にしたので、僕はブログの中身を開けて読んでしまった。
ーぼくのブログには見たこともない惑星の
読んだこともない言葉で、わかれ(◑★⇄)が告 ....
会えることが当たり前。だと
毎日を過ごしていたら
バイト先の閉店の知らせを受けて
その日から急激に
日々の時間の流れが速くなった。
(気持ちを伝えたい/離れたくない。)と
強く決意をし ....
ファッション雑誌毎月チェックして
モデルとおんなじカッコで満足げ
映画も音楽もネットでダダ見して鼻高々で物知顔
誰かが流行りのキャラクターのストラップ
ケイタイにぶら下げてきたら
慌てて次の ....
恋が終わると
理由を付けなくても詩が書きたくなる。と
誰かが言っていた。
ズタズタに切り裂かれ
泣き崩れて動けずにいた私も
思いの丈をぶつけるかの様にペンを握り
白い紙に殴り書きをする ....
叶わなかった想いがひび割れて
粉々に砕けた水晶の破片と混じりあい
足元に散らばっている。
(無意味な執着は何も残らない、自分自身を傷つけ更に苦しめてしまうだけ。)
関わるもの全てを断ち ....
普通の自分に戻る為に
何年か費やした
そろそろ終わりそうだ
軽率な癖に傷つきやすいから
大怪我を負うこともあるけど
それを笑ってくれる人との出会いが
僕をここまで連れてきた
普通 ....
ゴミ箱の丸い淵
廻る廻る
小さなアリが駆け足で
クルクルクルクル
無心になってひたすら走る
オリンピックに出たいのか
金メダルが欲しいのか
驚くほど素早く
何度も何度も細い脚を滑ら ....
萎みかけた花が再び開きはじめたわたしのなかにある花
ありがとう
君が撒いてくれた
澄み切った水で少しずつ
柔らかい日差しのような手を差し伸べてわたしを元気付けてくれた
君が頑張ればわ ....
水が張った田んぼの中に
惑星が落っこちて
飛び散った変な液体が
口の中に入った
バカにしてるみたいな味だった
ぺっと勢いよく吐き捨てて
地面に落ちたそれは
透明で掴めない
放課後の僕は ....
○「五月の空」
若い女性で
死にたがっている人たちがいるという
なぜ?どうして?
若いみそらで
死んで花実が咲くものか
「一緒に死にましょうよ」は
悪魔の誘惑だ
脳の錯乱だ
....
5月15日(木)
今日は詩人がその内面から詩人になつていく始まりの日 ←515→
齧歯類夏至も変わらずゲシゲシと齧る柱はいつか仏像に らどみ
どうせなら
僕らのこの世界が
なんの悩みもなく
あまりに平穏で美しい日々なら良いのに
またそのくらいのことは
神にならできるはずだ
人々はお互いを心ゆくまで尊重しあうんだ
戦争も犯罪も起 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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