微かな痙攣

君のとびきりの接吻が一匹の柔らかい死體人形に稲妻を給餌する
雷鳴は心臓と右肺に秘匿され禁域の嶺にて過熱した母胎へ

再誕を迎える畸形の孖が掌を繋ぐように嘗て彼女等は呪詛であった ....
見よ、この一行をわが蠕動にかたどる背景として魂の炎はやおら踊る 月の昇らぬ砂浜に
{ルビ唐紅=からくれない}の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた{ルビ白鳥=しらとり}は
{ルビ空=うつ}ろな波に身をまかせ
{ルビ還=かえ}る{ルビ棲家=すみか}を ....
○「コンビニ考」
コンビニは
買い物は来る人だけじゃない
トイレを使いにくる人
タバコを吸いに来る人
お金をおろしに来る人
振り込みに来る人
コピーに来る人
息抜きに来る人など
さま ....
夜泣きも少なく何でも食べて
聞き分けが良くてそつなくこなし
安定した仕事に就いて
出世が見込めるよう作られた
子どもがデザインベイビーです

夜泣きが酷くて好き嫌いが激しく
聞き分けがな ....
自業自得だな
私の場合は
大体のことがね
でもね
感謝の念を忘れ去りたくない



はちゃあ 私の
悪と
善が
仲良くしている
ケンカしながらも
俺がもし世界を変えられたとしても
あなたをあなたから護ることは出来ない
巣から落ちたひな鳥を世話するように
どんなにか丁寧に悪意から庇おうとも

俺の知らない世界に続くわだちを
あなたは生 ....
友人から電話が入ってきた
世間話しが途切れ
Tの事になった

お前が行ってしまってからどれくらい経っただろう

記録を{ルビ創=つく}るとお前は言っていた
俺は止めろと言った

きっ ....
お正月
明けてひさびさ
小春の陽

けれど何やら
さびしいな

こころの内か
世の中か

にこにこ笑う
日が来るか

笑っちゃいけない
気がしてる

だから心も
笑わ ....
わたしのふるさと

還るべき処、

私 わたしの故郷 
ぎゅっとぎゅっと抱き締め

 (私は子を生まない、
 凛として涼やかに
 冷徹威厳の匂い
 柔らか漂わせ
 石女と告げ
 ....
五行歌の器は
大きく広いと
信じているし
あなたのこころも
信じたい



五行歌は
シンプルだが
その多様性には
無限の可能性がある
人のこころです



五行歌 ....
僕は買い物は一分でも早くすませたい性格だ
だから
「あんたこれ賞味期限見て買ってきたあ?」
とか
「これまだうちにいっぱいあったのに!」
とかワイフにいわれることしょっちゅうである
また値 ....
自分の体の中でも
いつ異変が起きるかわからない
一番心配なのは
高血圧だから脳出血である
次が心臓の不整脈である
これは母親ゆずりである
それから各種ガンも心配だ
いちいち心配していたら ....


おみくじを長く振ることが年々長くなっている
結局は運任せになんてしないのに
何かに縋ろうとする癖は未だ身体に呪いのように浸透しており
結果によって他人に及ぼす子供じみた態度も直らず
 ....
有り難い
有り難い
こころの声は
光も闇もささやく
私が在るために
無い
ということを
得て
永遠となった




終えることが出来る
ありがたさよ
その時その時に
ほっとする
最後にもおつかれさま
新年を迎えた

すっきり目が覚めた
今年最初の朝を全身で感じた

何もかもが新鮮に見える
新しい世界に包まれた身体

室内の雰囲気
家族の雰囲気
外の雰囲気が新鮮

目標が自然 ....
レタスの先端
心音のひずむところ
温度の終わりに
少し触れる
つめたさ
教室みたい 、
と思う

穏やかな湾の入口を
句読点が航行する
健康的な食事
その後で
わたし、 ....
読めない手紙を
千の言葉で書いた
百年草の蜜で
犯した罪を赦すために

降り出した悲しみ
喜びと不幸せと希望と願い
祈り続けた人が説く
神様の意味

声が遠く聴こえる
私ではない ....
きみに逢うために
踏んだ路を歩きなおすのは

 唯是西行
 不左遷

と かの詩神ほどの気概や嘆きを抱いていた訳でも
まして花の匂いに誘われたからでも
ない

梅が枝を
敵意のす ....
アクビ出た ふっとね、
張り詰め反復の日常に
アナタの綴る声ヒビキ
赦し赦され 力抜き
私の声、掬い取られながら 
異国の言葉とびかう
井戸は若狭につながっている
帰省していた彼は
重い瓦に押しつぶされた


壁は厳然とそこにあって
何が起こってもくずれない
宇宙が一点に収斂しても
また膨張して壁 ....
子供たちが去った夕暮れの公園
鋼色の空に咲く
小鳥のような白木蓮
その一輪をきみにあげたくて
手を伸ばしても届かないもどかしさ
意識の視界の今に、
しずかさうねりあり
次第透明に染め抜かれ
創造スル力動の、
結晶化されて在り
 からし酢味噌のお浸しに
 しようと買った
 菜花の 蕾、
 キッチンの隅
 春灯る
雑貨を
雑貨を終わらせなければお前は

いつも飯の動画ばかり見てるお前
飯の動画見てるのに可愛い女出演すると
目が血眼になり食うことを忘れる

だから雑貨を
雑貨を終わらせなければお前 ....
うたうたに見おくられながら、おとこはあたらしい歌をひきつれて旅をした。
うたうたは酒に似ていた。せかいを光の波紋でにじませて、あまく匂ういきをはいた。
波うちぎわでは、松のぎょうれつが盤根をもちあ ....
独りグラスを傾けて
想い出す 顔と顔
都会で育ったぼくたちに同窓会はない

車を出して
思い出の街を訪ねたら
空と路は狭く
商店街もなくなっていた

小川は埋め立てられ
桜並木もア ....
悲しみは降ってくる

思いもよらない日に
思いもよらない所に

悲しみは降ってくる

雲ひとつない晴天に
罪ひとつない午後に

悲しみは降ってくる

そういう時に限って
 ....
大雪原に独り私のぽつねんと
彼方クリーム色の柔らかな雪峰、
眼差し焦がれ沸き立つ憧れ懐かしさ
高く深く遠く次第それら対象を欠き、
ただ一つ普遍の想いと化す
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
魔女医ヰ嶋蠱毒424/1/6 15:01
一凝視のこころみ菊西 夕座424/1/6 14:41
夕景レタス8*24/1/6 14:34
独り言1.5ホカチャン2*24/1/6 14:09
デザインベイビーイオン1*24/1/6 11:41
※五行歌 二首「自業自得だな」こしごえ3*24/1/6 9:44
羊飼い3*24/1/6 6:23
Tに捧ぐレタス8*24/1/6 0:32
春はくるけいこ5*24/1/5 18:00
ふるさと・うまずめ(新訂)ひだかたけし8+*24/1/5 15:48
※五行歌 三首「五行歌の器は」こしごえ2*24/1/5 12:19
買い物ホカチャン2*24/1/5 10:39
病気1*24/1/5 10:24
さいはて に至るまで01ゆるこ324/1/5 9:10
※五行歌「有り難い 有り難い」こしごえ1*24/1/5 8:50
※五行歌 二首「永遠となった 零」2*24/1/5 8:49
何もかもが新鮮夏川ゆう424/1/5 7:26
ぽえむたもつ10*24/1/5 7:01
百年草羊飼い724/1/5 5:55
形代 律524/1/5 3:51
五行歌、対話ひだかたけし624/1/4 22:58
地震藤原絵理子224/1/4 22:02
五行歌 午睡レタス11*24/1/4 21:06
五行歌、意志というもの1ひだかたけし424/1/4 17:25
五行歌 一首「小さな黄色」リリー6*24/1/4 17:03
雑貨長束静樹124/1/4 16:12
ムードで抱きすくめて菊西 夕座4*24/1/4 13:56
帰郷レタス8+*24/1/3 22:11
ポンコツ夏井椋也5*24/1/3 20:10
五行歌(改訂)、一つ原体験・一つ普遍の想いひだかたけし324/1/3 18:58

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