なつのよる、満月の路や
夕暮れてゆく公園、回旋塔の下や
線香花火が咲いた、一瞬の光の下で
見つけた
かげぼうろたち
かじってみたら
やさしくほどける
ほおってみたら
ふうわり浮かぶ
 ....
○「終活」
忙しくするのが
修行なら
ゆっくりするのも
修行だ

○「狼男」
好みのタイプだと思うと
後をつける習性がある

○「夫婦のずれ」
妻「賞味期限が近い納豆は安いから
 ....
雲の形は常に変わっていく
それでも美しい
星はほとんど動かず
それでも巡る夜空

花の色は移りにけりな
散りゆくを惜しみながら
人間は死ぬとしても
永遠の水面に揺れているだろう

 ....
「あすは、晴れるから」
だれかやじぶんを慰めるときに使う言葉

でも、これだけ毎日毎日晴れつづけると
雨が恋しくなる


トラックが通ると揺れる家
夜明けのカラスの鳴き声
髪 ....
頭痛薬と
間違えて
昼前に
睡眠薬摂取


眠れない
不眠症だからね

明け方
そろそろ布団に潜ろうかな

おやすみおやすみ
いつもの会釈にお決まりの挨拶
それにあとひとこと
胸につかえたしゃぼん玉を ひとつ
ことばに込めて放ちたい

世間話にも地雷はあるかなとか
ぜんぜん気の利いたことでもなく
毒にも薬にもな ....
分けても ふりはらっても
この深い青い水面には
際限ない 言葉もない

会いたいと 言えない
会えないと 言えない
君の居場所は 温かいかい
私のベッドは 涙でいっぱい

消せども募 ....
悲しみは
どこへ行くのだろう

月明かりに照らされた部屋に
アン・ルイスのバラードが静かに流れている
ずっと夜と共に呼吸してきた
あなたの肢体を抱き締めながら
愛の悲しさに目蓋を伏せる
 ....
終焉を見切りつつ
意志し抉り響き来る
モノ 、
最後には現実を呼び寄せ
ながら寄り添う
それまで笑ってなよ
白けてなよ
識ることになるんだからと

終わることで現れ来る
終わること ....
君が送ってくれた写真
緑のアーチ
まっすぐ続く道
知らない風景なのに
あたたかく懐かしい
それは君が歩いた道だから

いつか歩いてみたい
君のいるところへ訪ねていきたい
傷だらけだと ....
○「ユーモア」

ちょっとユーモアを
考えるだけで
心の緊張がゆるむ

ちょっとユーモアを
言うだけで
人間関係がおだやかになる

若い人も高齢者も
ちょっとユーモアを
持とう ....
 

この言葉に
論理矛盾は無いだろう

人生でいちばん若い日は今日。


薔薇に棘、日暮れの豪雨、道を打つ
雷鳴轟く、棘の必然


自由に生きるってことは
なにもその手に持 ....
悲しみより澄んだ夜明けの
集配室から発出した文書が
まだ届かない、と
先方から連絡があった

わたしはベンチで
草のための列車を待ちながら
遅れがちの頁をめくり
しおり紐の形を ....
長年続いた「りんご、みかん」論争

彼女は3000円しか入ってないGUCCIの財布を持ちスーパーへ向かった
と思ったら、薬局だった
みかんかりんごを買いに来たのに
何故、薬局なのだろう
彼 ....
{引用=「ねこのみみ」

からすがとんで
むしがなく
あかつきかすかな
かぜごこち
いみしんちょうな
ててっぽっぽう
おとぎばなしも
すたるとき
おかまでたいた
ぎんしゃりの
 ....
頭の中には蝋燭が一本点いているだけのような
どこにも居るような朝である
カーテンは閉められていて
遠い所から立ち寄った風が時折揺らす
時間がありすぎて、たちくらみするような感覚
どこか手術台 ....
腰の右側を喰われ
やがて身体すべて餌食となった
森の中私が喰われた記憶
輪廻の中で布施だと合掌した
今生腰痛く夜陰にふと思い出した
グミグミ食べたい色んなグミ
おいしいよだからまた食べたい
グミグミ食べたい色んなグミ
シャリシャリプニュプニュおいしいね
グミは世界一お友達よりもずっとずっといっしょ
グミは世界一おいしいだ ....
これまでに人は
この世界に塵芥のごとく
いいえ、もっと些末な
不織布マスクになら引っ掛かるような
やっぱりすり抜けるような
ええ、そんなアレでした。

たとえば私の裡の、あるひとつの考え ....
数日前に茹でてタッパーに詰め込んだ、冷たいそうめんをとりだして食す。もうだいぶ硬くなっているほそい面、たいぶ新鮮味のなくなっている細かく刻んだネギ、ふにやふにゃの刻み海苔、氷を入れてかなり味のうすくな .... 夏の語尾を揃えて
波紋は遠くへ伸び
粗削りの石は凪を驚かす
静謐に彩られた霞に
魂の背中を思いやる

私の描いている空は
誰かに届く
空はどこまでも繋がっているから
必要な人の瞳に落 ....
記憶からも記録からも
このこれら
夏に終わり無し
と、

終戦も沸騰も爆破され いくのみ

うーん、にしても眠い。
わたしのさみしい骨のゆくえは
乾いた風吹く荒涼とした地
どの生き物にすら踏みつけられることもなく
ただひたすらに転がってるだけ
あしたなら抱えきれないほどあって
きのうのひとっつも無い寂寞
 ....
左にいくからと伝えたら
付いて来て呉れると
そう思い込んでいたら
わたしは右にいくからと
君の声 、

心の奥深く刻み込まれた
その清冽な微笑みと共、

今に結構な光景と化して
た ....
水清き川辺で
二人並び足を水につけ
ばしゃばしゃとふざけて
僕も水の冷たさを味わいたいよ

彼氏とソフトクリームで
甘くて、楽しい時を味わう
神はよどれを垂らすこともできず
僕も一 ....
蜩は少なくなり
夏が終わろうとしている
けれど
永遠に終わらない夏がある
八月六日から



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
全て

言える
朝に
生まれた



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
女は髪が炎だった
危なくて近寄れやしない
滝行させたら変わるかもしれない
しかし滝があるはずの崖下は
水が枯渇していた

水の仙人を探しに行った
名前を呼ぶと
物陰から声だけがした
 ....
恋を、喪い
寂しさを得た

何も知らなかった
孤独を感じたことなどなかった
ただの動物だったのだろう
やっと
ひととして生まれつつある、私
誰もが
こんなにもひとりなのだろうか

 ....
○「今日も自分の心にすとんと落ちる言葉を求めて」

*死は
終わりじゃない
永遠の眠りだ

*死に様は生き様だ
最後までユーモアを忘れずに

*愛情も過ぎると憎になる

*ドラマ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
かげぼうろそらの珊瑚16*25/8/29 9:59
独り言8.29zenyam...3*25/8/29 8:53
雲や花杉原詠二(黒...2+*25/8/29 8:53
まっすぐ秋葉竹625/8/29 7:41
すやすや秋也1*25/8/29 4:34
胸のしゃぼん玉(改稿)唐草フウ8+*25/8/29 4:01
気づいた夜つむぎ4*25/8/29 1:13
夜明けを探してりつ6*25/8/28 20:33
らぶれす/1991(改訂)ひだかたけし625/8/28 20:17
癒しの風景8*25/8/28 12:40
独り言8.28zenyam...5*25/8/28 7:35
夏休みの終わり秋葉竹525/8/28 7:34
プラスチックたもつ6*25/8/28 7:00
Tomato (しかもカットしてある89円のやっすいヤツ)りつ4*25/8/28 6:59
メモⅲ(ひらがな)道草次郎625/8/28 6:37
忙殺された日々がめくられて山人10*25/8/28 6:02
喰われた記憶降墨睨白島/...6*25/8/28 2:24
グミ食べたい5*25/8/28 2:16
ここにある塵の一辺と等しい辺を持つ塵はいくつ存在したか4*25/8/27 23:52
夏の鮮度本田憲嵩1525/8/27 23:42
ちゃぽんと落ちる朝焼彩茜色725/8/27 22:15
もはや/物理の時間(改訂)ひだかたけし725/8/27 22:07
骨のゆくえ  蒼薫薫       (叙情文芸151号入選作) ...梅昆布茶21325/8/27 21:44
どぉおんひだかたけし525/8/27 19:29
神が嫉妬するなんて多賀良ヒカル325/8/27 17:52
※五行歌「永遠に終わらない夏がある」こしごえ5*25/8/27 15:02
※五行歌「全て と 言える」2*25/8/27 14:56
flame8*25/8/27 12:38
ひとつの詩りつ6*25/8/27 10:09
独り言8.27zenyam...3*25/8/27 7:50

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