蒼い魚が泳いでいたオリオンの川
三つの願いはシリウスへと
今夜も回っています
思い出のメリーゴーランド


どうした兄貴
やけにセンチなフレーズをと茶化してもよいものか
文芸部 ....
朝の光に濡れた電車には
七人掛けのシートに七人が腰を下ろし
つり革にも人の手がゆれていた

厳つい男と痩せた男の間に
若い女がはまり込み
ゆらーり ゆらりと
自分の世界で揺れ始めた
 ....
がらすつたう
あめつぶのやさしさ
ゆるされて
このほしにあること
いきていること





おともなく
おれんじいろに
もえるそら
だれかぼくに
てがみをく ....
        160526

いちご大福150円
柏餅100円
粒餡、漉し餡、味噌餡と
ありますが
いかが致しましょう
ちまきの季節は過ぎたので
紫陽花が明るい色して咲いて ....
     穏やかな風と光が
    丘のひだにあふれて
 卒寿の猫背を包みこむとき

おひとりさまのスライドには
しみじみとよみがぇってくる

    はるかに過ぎ去った
白い季節の ....
隣近所の思いを気にしながら育てる桃
摘花はほどほどにして花を愛でてもらい
消毒は風のない朝ひっそりと行い

花が過ぎて
ようやく形のできてきた実を摘果する
このときワタシは
親から切り離 ....
素因数分解した僕らは
裸足になって砂浜を駆けていく
照りつける日差しはひたすら加法だ
無限が婉曲に伸びて
規則的に押し寄せる波は
静かに四本の絃を鳴らして去っていく
これ以上はない
その ....
海になりたい

あなたの上に
覆いかぶさり

あなたの上で
おんおん
泣くんだ

あふれんばかりの
わがままで
あなたを
根こそぎ奪うんだ

行かないでって
言えばよかっ ....
透明人間になったらさみしくない
あなたの枕元にたったり
耳元でこしょこしょ話したりできるし
そっと服にはりついて会社にいったりもできる

透明人間になったらこわくない
噂話も知らん顔できる ....
鉛筆で、ノートのページに横線を引く。
上に白い入道雲を描く。
太陽は紙の外側にある。
雲と横線の間にもう一本、水平線。
横線と横線の間にあるのは、青い海で、
白く波打つのは風があったから。
 ....
社会人になって幾数年
歯車と化して十数年
叱られ叩かれ使われて
上昇したのは尿酸値

痛風発作に怯えつつ
言った言わないエビデンス
横文字並べて要するに
費用を安く抑えたい

わか ....
奥深く海底の熱水床
わたしが今呼吸をしている処
群がる白い蟹は
わたしであるための遺伝子を
鋏で千切りまた繋げる

染色体を失った肉体だが透明ではない
保護色を身に着けたわけでも ....
{引用=
 詩の風当たりに対して、短歌はどうなのだろう、
 邪魔な磐というよりは、誰も見つけられない、
 道路の端に転がっている小石、それそのもののようである、
 ざわわ、という音が66回も詰 ....
知的だね、と呼ばれてみたい宇宙人明日来るかもBOSS買いに

母ひとり、具だくさん

猫の手の嘘つき

周りますとも公転周期二万年意固地すぎますプラネットナイン

破瓜を超えても月ひと ....
あたたかな子宮にずっといたかった産まれた寒い不条理だ
泣く

一歳のたんじょうびには一升餅を背負っている理不尽だ
泣く

おもいきり泣いたらいいよ明日きみがどんな顔でもそれがいいから

 ....
ミサイルは
花のうえをとんで
どっかいった

あぶないから
線の内がわをあるこう
くるまが、ほらこわいよ
というと
花がはじめて
こわい
といった

ミサイルも
 ....
ひとの
内側をみていたはず、が
ふと気がつけば
己をみている

遥か
一等星に焦がれていたはず、が
暗がりに安堵している
いつのまに

わからない
未来に震えていたはず、 ....
  踊る、ひとすじの腕よ
  紺色の波濤となれ
  ロウリン、
   ロオリン
  ちいさく かたく
  畳まれたままの
  つばめたちの
  眼
  の
  影
綺麗事を言ってくれ
この雪の外にも街があると
綺麗事を言ってくれ
この凍てつきは
長くは続かないのだと
綺麗事を言ってくれ
お互いさえ見えなくなる
吹雪
口を閉ざす我々は
い ....
見知らぬ者が訪ねてきた
滅多に聞けない月の唄と
尖った山頂にしか咲かないという一輪と
いつ終わるのかと不安になるくらい
異国の砂漠の話を嬉しそうに続けていたが
僕は安眠剤を取り出して ....
こういった趣味を共有する場なら離れることは死ぬのと同じ


【雨水】降る雪が涙に代わる頃。誰の涙か御存知かしら


青いビーズ3個心臓娑婆娑婆と僕が生きてる意味が聞こえる


「 ....

もしかしてもしかすると
今日はなんだかクリスマスらしい


何か予定がある訳でも
肩を寄せ共に過ごす恋人が
いる訳でもなく
幼稚園はキリスト教系だったなと
思い出 ....
最後には閃光、そしてエンドクレジットになるのだけれど、胃のあたりですっぱくなって、のどの奥から舌の上、牙と牙、唾液のにおい、鏡の向こう、気づいた時にはすでに遅い、そう気づくまえに服を着なきゃいけない。 .... 新しいメッセージが一通ありました
このまえ
やむにやまれず書いた言葉に
一度は
お気に入りのふせんも
消えてしまった人から
あまりに
懐かしすぎて
そのひとつの
たったひとつのポ ....
はじめに くらやみがあって
(ここまでくるのにながい夜をくぐってきた
一枚いちまい重ねられていく
生まれるまえは
まったくの やみだったと
うすぼんやりとした 
陽だまりの まえにすわって ....
眠れない夜の羊たち
番号を与えられ順番に沈黙に浚われていく
まるでアウシュビッツの塀の中で

私の孤独は刃の欠けた短刀
羊たちの羊毛を剥ぎ取ることも叶わない
そして絶望も錆びれて
 ....
東海は 渥美半島の 砂山から
    真昼の渚に 乱舞する
  海鳥たちを ながめるとき
     太平洋を覆いつくす
    「悠久」のふた文字が
       こころにしみて 
    ....
それは全て愛だった。
それは全て愛だった。

父が少しずつ貯めた積立金。
何かの足しになるようにと内緒にした
大きな空き瓶いっぱいの小銭。
「銀行に持っていったら、8万円になっていた ....
魔法使いが
ドライバーを手にやってきて
雪原を走る夜汽車を止めました

壊れた換気扇の交換

最後に頑張って回る姿が
とても可哀相で
「よく頑張ったね」って二人で言いました

私た ....
ひょい、と
おまえを肩に乗せると
よりいっそう
にぎやかな
居間になる

わたしには
さほど高くない
いつも通りの目線だが
おまえにとっては
宇宙ほどの
高みであるのかも ....
もっぷさんのおすすめリスト(1757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハベラス_(四行連詩)- 乱太郎自由詩9*16-6-2
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虹をあつめる- 青色銀河 ...短歌116-5-28
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橘月- 信天翁自由詩816-5-14
摘果- イナエ自由詩10*16-5-14
青空の下で- 乱太郎自由詩8*16-5-11
海になりたい- umineko自由詩13*16-5-4
透明人間- 朧月自由詩316-4-29
ひとりでスケッチ- 光冨郁埜自由詩17*16-4-22
わかります- 松本 卓 ...自由詩816-4-3
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。。。。。。。。。。。。(これは短歌に使われなかったかわいそ ...- ピッピ短歌716-2-27
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tsubame- 草野春心自由詩316-1-27
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光のまつげ_(七)- 信天翁自由詩615-12-10
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換気扇- ガト自由詩12*15-12-1
肩車- 千波 一 ...自由詩1015-11-29

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