あなたの寂しさ
あなたの強さ
洗濯物がまわっている
くすんだ街の屋根瓦を舐めまわす冬陽
デビルの酌で酔っ払うプロムナードの枯れ葉
祖母ゆずりの猫背に鞭をいれる空っ風
温厚であってほしい地球に恐るおそるノ ....
「好き」という言葉に
飽きたとしても
君を見て ピンッと動く気持ちの方向は 変わらないと思う
ずっと
きのうは
「時」から「空」へ昇った
そして きょうは
「空」から「時」へ降りた
と この他愛ないドグマを呟いた とき ....
想い出は焦げ茶色
今は 今すぎて
昔は 昔すぎて
アキ
君の笑顔には この空が とてもよく似合った
うまれたての青い空
もっと君に見せたかっ ....
見限るようにも
また逆に 見守るようにも 想える
なんとも言葉にならない「もの」が
いま つっかえ つっかえ
のどをくだってゆく
それ ....
このレールの上を
たどっていけば
きっと キミにたどりつくのだろう
レールは まっすぐだろうか
エミリー
あなたと最初に出会ったのは羊水の中
あなたは何も言わず
私を蹴って押し出してくれました
あなたはそれっきりそのままで
難産だったと語る母にあなたのことを訊いてみたのです ....
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