人間の3つの美徳を挙げるならば
柔和 誠実 ほほえみ

人間に3つの悪徳があるとしたら
傲慢 打算 ぼくみたいな飲兵衛

偶数が好き
奇数は不安定だから

きみもぼくも奇数月 ....
ぼくのてのひらには何ものこってはいない
かどわかした王女を高い塔の小部屋に幽閉している以外は

王女の手のひらには小ちゃな貝殻と等分の人生の重み

新宿2丁目で飲み潰れている僕はいつか夢の中 ....
空があり風があり
時は世界樹をかけのぼって
あしたへとながれてゆく

だれかが小ちゃなブルースを
奏でているような気がしてでもそれは

ぼくの知らない紫の小花の群れだった

月への梯 ....
新鮮をたもつことはむずかしい
いつもそれはてもとから去ってゆく

この瞬間の永遠を画布に塗り込めて
とっても地球が重い日にぼくは

だれかの友達 になることを決めたんだ
彼もしくは彼女は ....
とてもシュガーレスで甘い日々に乾杯
いつかか叶うかもしれない幸福論にさよなら

すといっくなクラプトンが好きだったな
ちょっぴりうち間違えをしたタイピスト

シドビシャスみたいな素直な凶暴 ....
天気予報は雨でした
なめられっぱなしのなめくじが繁華街へ向かう

あなたの名前は何ですか
えっ 名前 何だろう
名前のない なめくじ
かたつむりのように背負うものもない なめくじ

ガ ....
ぼくときみの邂逅が46億年の証明ならそれでよいのだろう
だけど君の背中に羽がついていないのはぼくのせいではない
そういった羽を供給する会社の社員ではないのだから

ぼくは優しい気持を維持できな ....
初音ミクは冷たい
体温の話だ
初音ミクは冷たい
体温の話だ
テレビで他の誰かの歌が流れてくる
曲に温度なんか求めたりしない

初音ミクは冷たい
体温の話だ
初音ミクは冷たい
体温の ....
ぼくの朝は完結しないつめたい夜を引きずってはいない
ぼくの大腸は閉塞して夜をためこんでいたけれどもね

カーテンを引くと天使はねぼけまなこで羽ばたいている
窓からのぞくと景色のはじに満開の桜の ....
水餃子入りの中華スープをレンジでチンして朝御飯
夜勤帰りは酎ハイがメインディッシュ

僕のくるまのドリームキャッチャーはまんなかが空洞で
大切な夢は素通りしてしまうのかもしれない

僕の借 ....
だれも自由をうばえない
君の自由は君だけのもので
でもね

僕の自由は遁走することだけなのだろうか

君の自由は時に逆走して過去や未来を変えようするけど
それを拒むものは自分自身なのかも ....
{引用=*筆者より―― 旧稿を見返してゐて、本フォーラムに掲載してゐなかつた作品があることに気付いた。以前のアカウントを消して以降、復帰するまでの間にかいたものは随時掲載していた積りだつたがどういふわ .... 僕がサラリーマンだった頃
自称自由人らしき若者に侮蔑されて

僕が学生だった頃
就職組から学生なんて甘いよと言われて

結構傷ついて考えたあげく
僕は鳥になって

いつか誰も知らない ....
お姫様を助けてハッピーエンド
エンディングロールが流れて
もう1周目
でも
いつまでも
タイトルに戻らない
真っ暗な画面のまま
今日も電車に乗る

電源の切り方を
俺は知っている
 ....
いつも僕らは
誰も知らない街で

わずかなエアスポットで
歌をつむぐのかもしれない

僕たちの存在を証明するてがかりさえもなく
ましてやお気に入りの音楽なんてながれてやしないけれど
 ....
マルクスはロンドンで
トヨタのこうきゅうしゃの夢なんてみやしなかっただろう

意味なく渋谷に異星人がいるわけでもないのだが
ぼくたちは余裕なく金をつかいつづけ愛をつかいはたし

それは誰か ....
空にはやさしい雲がかかり
ぼくはストックをつかいはたして
ためいきをついたりしています

ぼくのなかに刃がないか検証してそれでも
缶チューハイを飲んだりしています

ぼくの知り得ない事っ ....
人生はネバーエンディングストーリー
地球は公転と自転を永遠に繰り返すわけじゃないのに

誰も知らない哲学がどこかの惑星で
発掘されるわけでもないのだけれど

僕たちは問い続ける自分に問いか ....
さびしい道化師は
観客のいないサーカス小屋にひとり
空中ブランコや象の玉乗りの夢を見る

もう雇い主なんていやしないが
故郷にかえるまえに思い出にあいにゆく

もう料金箱にはどんな人生も ....
疲れた心のためにインスタントコーヒーを一杯いれる

僕は悲鳴こそあげないが
なんだかいつもテンパっている

60〜70年代に掲げた自由ってなんだったのだろう

敵はいないし仲間もいない
 ....
優しいケーブルがあって
ぼくに電気愛を教えてくれて
コネクターを集めるようになったんだ

優しい先生と不躾な仲間がいて
痛みと妬みと苦しみを中和するてだてを
覚えさせてくれたし

いつ ....
きみとなにかを分け合う様に生きていたいとおもう
からっぽのカゴの自転車のままで自由を走ろう

所有することなしに生きてゆくことも良いのかもしれない
手にするものすべてはさよならをはらんでいるか ....
   羽


 とんぼが旗竿の先にとまつてゐる。

 セルロイドのやうな羽の一枚が、半分切れてゐる。

 緑の縞の入つた黒い胴を一定のリズムで上下させ、三枚半の羽を震はせながら、とんぼは ....
石ころになりたかったんです
道のはしっこで
誰の目にもとまらないように
ときどき蹴飛ばされても
誰のことも恨まないような
ちいさな石ころになりたかったんです

たいせつな物は思い出の中に ....
極道にも夢があり
極道だってポテトチップスをたべる

極道だって恋を恋して
鉛筆を舐めて可愛い日記をつけたりもする

極道だからといって
必ずしも横道に逸れるわけでもないのだけれどね
 ....
 よく晴れた十月の午前
 山の上の一軒家にひとりで住んでゐる松倉さと子さんのところに
 郵便局員がたずねてきた。

「ごめんください、お届けものです」
「あら、何でせう」
「どうぞ ....
月曜日は買い物日和だ
砂漠の中のショッピングセンターへゆこう

遠くの部族が集まる日曜日よりはましだから
きみの前髪を上手にきってくれる人をさがそう

くだらない思想でこころを壊さないよう ....
何処にも届かなくていい
誰にも関わらなくて
何の問いもないが

ただ在ることを想う

ダーウィニズムがもたらした
革命にしたがおうとおもう

忙しい自分は本当なのだろうか
ぼくはい ....
先月末に、大学を卒業してから勤務してきた会社を退職しました。最後はグループ会社の経理をしていたのですが、丁度グループ子会社の再編が始まりバタバタしました。やっと落ち着いたところで退職できました。
 ....
やさしいかぜがふいている
たのしいおんがくもながれている
ぼくはどこへゆくのだろう

せいしんろんがきらいで
むぎのほのようにじゅうじつして
もっぷさんのおすすめリスト(1763)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
反照- 梅昆布茶自由詩1619-9-1
新宿2丁目のうた- 梅昆布茶自由詩719-8-31
8月のうた- 梅昆布茶自由詩1719-8-4
いい加減な- 梅昆布茶自由詩1119-7-22
ロッカー- 梅昆布茶自由詩1119-7-1
なめくじフェスティバル- 松岡宮自由詩17*19-6-28
優しい気持ち- 梅昆布茶自由詩719-6-1
初音ミクは冷たい- ピッピ自由詩419-5-13
夢路- 梅昆布茶自由詩1419-4-5
整理- 梅昆布茶自由詩719-3-25
自由の歌- 梅昆布茶自由詩519-3-12
最終電車- 石村自由詩19*19-3-5
FreeBird- 梅昆布茶自由詩1119-3-4
俺達には希望のないゲームしか渡されていない- ピッピ自由詩419-2-12
音楽- 梅昆布茶自由詩819-1-29
逃亡者- 梅昆布茶自由詩519-1-22
ぼくはもっと無知になって- 梅昆布茶自由詩619-1-21
うた2019- 梅昆布茶自由詩1219-1-8
コラージュ2018- 梅昆布茶自由詩12*19-1-2
インスタントコーヒー- 梅昆布茶自由詩1118-12-3
優しい歌- 梅昆布茶自由詩1118-11-5
きみと- 梅昆布茶自由詩1418-10-29
羽・廊下・絵本- 石村自由詩24*18-10-22
未詩・秋のはじまりに- 橘あまね自由詩2018-10-20
プチ_極道日記- 梅昆布茶自由詩818-10-15
やさしい世界の終はり方- 石村自由詩26*18-10-14
ショッピングセンターにて- 梅昆布茶自由詩1918-10-8
- 梅昆布茶自由詩2818-10-1
退職の日に_/_旅立ちの日に(最終版再投稿済)- beebee散文(批評 ...9*18-9-22
- 梅昆布茶自由詩1518-9-11

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