すべてのおすすめ
バイクに乗った女医さんの太ももちらり見るアホウ同じアホならかかなきゃそんそん
午後十時日々を耕す中休み私は自由に夢を耕す
動物園の絵はいつも雨が降ってるあなたと行ったあの日から
手を繋いで坂道を駆け上ったね下る時に負けぬ速度で
母と二人ハンバーグをつくる夕日よりもきれいだったひき肉
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折り返す列車は濡れて雨粒の数の約束待つ河原町
烏丸のホームで制服のリボンを揺らしてあの子は白線を踏む
閉じかけた夏の絵日記直線では描けなかった桂の警鐘
高 ....
格闘技観戦が吉 おひつじ座
リングサイドで熱を感じて
無理をせず健康管理大切に
おうし座の君 野菜足りてる?
双子座の陽気な魅力曇りがち
楽観的に甘えてごらん
恋愛はフォロー大 ....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡
(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
....
はらからの反対語ってなんだろう。実はずうっと考えています
日本語の何を愛好するんだろう。やっぱりずうっと考えています
我はシサム我はヤマトンチュ国の名は知らない彼女のカイビガンだよ
西はイリ ....
水たまり広がる波紋に耳すましきみのリズムでやってくる夏
砂浜に置いてきたもの捨てたものロケット花火と添い寝する夜
8月のリップカールのてっぺんで届きますよにぼくのメロ ....
ガソリンスタンドで働く父のために埠頭で釣りをする母
サンドウィッチにはさまれたクラゲがただ干からびていくのを待ってる
ヒツジの皮を被ったケダモノだが牙はすでに抜かれてし ....
風呂上りの一杯がうまいと言った父は二度と出てこなかった
キリンが大量発生した日は知らないものに名前を書いてた
「呆気なく過ぎ去っていく春」と落書きされた犬が可哀想に
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大声で花粉症の話をするおとなになどなりたくなかった
雑踏でふと耳をすます。どれが僕の足音かわからなくなる。
工事の人が標識と同じ格好になった。さっき一瞬。
ゾ ....
ピンクッションおうちの箱はお手玉々
お花やでは赤毛だったね
フォックスフェイスはゆでて食べるとおいしい?ううん揚げたのそれ
ワイルドベリーはみち子さんお嫁に行くって!まあ女の子は苺みたい ....
先生 この前のテストは100点だったけどBでいいです先生私先生が好きです。
ラメ入りの少年 惚れさせてしまうのは男どもばかり 生理も来ない
触れてとは言わない言えないでも触れな ....
一つだけ失くすことより得るものの少なさならばもっと失え
きつねいろチーズケーキにのせすぎたペパーミントのばかあほまぬけ
宇宙から何も来ないと信じながらレモンジュースを挽いて ....
晴天は、たくさん好きな人がいて、その人が死ぬと大声で泣く。
抜歯したあとでミスドの店員と腑抜けな笑顔を見せ合っている
関われる話題がないのでROM ....
汗くさきシャツも血みどろの手もなく夏は終わりぬ八月のさなかに
うすあおき裸像をきざむ人のあり風土を捨てた身なれば軽し
父母よごめんなさいね双の手にかなしみのほか何も持ち得ず
白鳥はお ....
縁側で闇を見ている妹の白いうなじが僕を呼んでる
夏野山汗ばみながら駆けてゆくゆくえふめいの妹の兄
鉄塔の錆びた階段昇りゆく100階したから姉とは呼べづ
鏡台に映る妹べにを ....
匂やかな雨は上がった
あと少しもう少しだけそばにいよう
この恋は長雨だった
そしてまた、乾ききらないこの道を行く
またふたり同じ{ルビ所=とこ}へともどる雨
同じ海から
同じ空か ....
二日目のカレーに冷えて立つ母は火に掛けて最早温まらず
歩き出す 30分で寝るために回り続けた扇風機まで
売春で出会った君が好きだったロイズのチョコを噛んだりしてる
今一度死んでもいいというような気分で英語の授業を受ける
明日の朝、起きら ....
ぼくの肩に寄り掛かる君のrealityは電車の揺れにただただ脆い
「マシュマロのお化けを見たの」「恐かった?」「ううん、とっても気持ちよかった」
ぼく以上に何も持たない君はもう溶けてしまっ ....
廃校の壊れた椅子に腰かけてひとり君待つ四学期かな
朝礼で神を失う君を見てはるか昔のあの地を思う
漆黒の絶縁テープ巻きつけてアルバム燃やす十月の夜
体育館裏の壁際いつまでも ....
半起ちの牛若丸が駅前にすべり込むのさ黒塗りのクラウン
バロックと不感症との相関をチャイナドレスで教授されたし
祈っても駄目ならでっちあげるのよ神様からの着信履歴
何度でも生まれ変 ....
三分でラーメン喰って破滅してドンブリもろとも叩き割る街
朝の椅子 朝の冷たい君の耳朶 朝の冷たいコーンフレイク
初七日の間口五尺の半なまの太郎次郎のひきにくの花
ひだまりの 庭で ....
はらってもはらってもなおあと三匹 鼻の頭にハエのたかる日
裏庭には 二羽のニワトリ 塩の結晶ふんづけて求愛の地団駄
縁側で俺は孤独なパイナポー アゴはニタニタ シロップまみれ
ポリバ ....