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シガーロス3曲目
東京中の
男子が全員
「おれのスカイツリーはすごいぜえ」
とかいって
自分のすきな女子のなまえを
叫んでる
その
瞬間に
女子たちはみんな
「東京スカイツ ....
市民プールに雪が降る
ハムを食べ過ぎたと言って
嘔吐しているうちに
友達の一人は
立派な大人になった
紙のような声で鳴く鳥が
夜明けのある方へと飛ぶ
その頃になると
すべては塩辛く ....
夕べ僕はかわいい嫁さんをつかまえるために落とし穴をほっていたが
落ちていたのは中年の酔っ払いだったのでそのまま埋めてしまった
週刊誌の運勢をみたらあまりに悲惨なので世の中を憎んでいた
退屈で ....
お金を数えていたはずなのに
気がつくと
銀行の人は月をつくっていました
せっかくなので
何もない空に飾りました
自転車が売り切れた自転車屋では
ジェットコースター
という名前 ....
きみの口から
高速道路が伸びていた
ビュンビュンと車が行き交う
粘液のような真夏の夜に
赤い光を撒き散らして
そこには、一台だけ
逆走してい ....
君死んでくれないか?
ナイフを持って立ってた
ドブネズミのように
もっと欲しい。
世の中めちゃくちゃ
くだらない漫画読んで
時間をつぶし
ギャグの一つを考える。
ダイエットしに ....
したいになりたいぼくは
今日はご飯を食べないけれど
明日になったら 食べるんだろうな
人はみな 誰しも生きている
おなかがすく ごはんを食べる うんこする
くしゃみをしたら誰かにうつるかな? ....
{引用=
捨て鉢になって、僕達は
あかるいみらい へ 霧散してゆく
あいとかこいとかゆめとかきぼうといった念仏
風の音に紛れて
いつも遠くで聞こえている
....
暑い夜は
沢山の手が
跡形無く持ち去っていった
黒檀のヴァイオリン
ネオテニーだったんだそいつ、って元恋人が言うところをマーメイドはみつめる
マーメイド
ネオテニーなんだマーメイド
かわいいかわいいマーメイド
そうしてセックスさせられ死んでいく
マーメイドは ....
何もない日に
何故だろう 僕は 見ている風景に寂しさを感じた
辞めた会社の空気が頭をかすめる
僕は ずっとひとりだった
僕は 生きるべき場所を 間違えたのだ
君と二人で抱きあっていただけ ....
物、その影は
量となり
嵩となる
影という影は
新たな影をつくり
高く目を瞑ると
擬音語のような
か細い音を立てて
雨が降り始める
わたしは先ず
折り急いだ
紙のこと ....
ドレスをどうしようか迷っている、
マーメイド、
私はマーメイド、
たまに琵琶湖に入りにいくの
恋人は機械式時計、
マーメイド、
青いチャイナドレスのマーメイド?
白いロングドレス ....
雨好きです
雨があがるように
死んでゆきたいと
うたった詩人は誰だったろう
雨があがるように
死んでゆけたのか
ぼくが死んだら聞いてみよう
雨好きです
....
きみの
美しく長い舌の上
一面に広がるれんげ畑
雪どけの淡い水が
陽を吸ってさざめいている
僕は、そこで
幾つかのたいせつな思い ....
柔らかい陽射し
を想像して
パンを齧る
粉々に別れて
散っていく
皿を飛び越え
ぽつぽつ
ぽつぽつ
と
友達をナイフで刺した後で
僕は 出かけた
勝利の 酒を 飲んで 笑った
生きていたってしょうがない
死ぬべきだと 思った
人に 迷惑を かけたくはない
四月、僕は
川のある町に
あたらしく暮らし始めた
水をふくんだ日の光を
吸いこむと、眼には涙が滲んで
黄色い床に積まれたままの
段ボールをつ ....
あなたの手を見ているとき
わたしは時折、魚のようだと思うことがある
別れ際にひらひらと
暗い海へとかえっていく
来た場所も行く先も知らないわたしたちが
誰かに与えられた名前を呼び合いなが ....
逃げ切った
小さく叫んで石壁に
身を潜める
取り出そうとした煙草が
地面に落ちる
うまく拾えない
背後を見る
奴の姿はない
なにが「次はお前の番」だ?
俺は逃げ切った
大金持ち ....
あなたの子孫は
とても大きくなった
世界樹の森で
苗木のように
小さかったのに
投げ捨てた恋の芽は
こんなに大きくなるものか
こんなに
おもかげを残すのか
まちあかりがにじんでいる
考えることが
日々の暮らしを送るためだけなら
まちあかりはにじんだりしないだろう
ある朝の街に泳ぎだすのは
よろこびか
かなしみか
....
数年前は
誰かが私を
語ってくれた
私の歌を
歌ってくれた
けれど長く生きたせいか
今はそれも
少なくなった
私が私の
物語を語るときがきた
私の歌を
歌うときがきた
と
....
きみが跳ねると
青と赤のガラス玉が
ぶつかって
カチカチと音をたてた
秋からこっち
そのままの
藻のプールの水面を
ギーチョンが滑っていく
ほら
音楽室の窓から
ツバメが
透 ....
死を
怖れるなかれ
死は
友人だ
この与えられた生のなかで
何事かを為そうとする者には
空が片方の目を瞑る
女はさよなら
、と言った
沢山の赤い宝石が、道路を転がってゆく
遠ざかってゆく赤い宝石の
笑い声
夜を前にして、消え去ろうという
閉じかけた花の
遺言を ....
落ちていきそうな音楽に
目を閉じて
その浮遊感に身をゆだねる
落ちていくのに
浮かんでるなんて
元気がないから
ぼくたちはただ
夢のどこかに広がる
だだっぴろい草むらに
黙りこくって穴を掘ってる
そんなような
お別れの時がきて、
....
しんだらいい
というのは
新dollarいい
であって
あたらしい
ドルレルが
いい
という
いみで
リスク中立的な
ことばだから
べつに
だいじょうぶ
しんだらいい
....
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