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みずいろのみずたまりに
みずいろのちきゅうがうつっている
ひかりとやみがまじわって
しずくがひとつおちていく
いきることが
こんなにもむずかしいとは
つゆとおもいもしなかった
かなしみひ ....
風に舞うビニールを見て
詩が思い浮かぶなんて
詩人のすることじゃない
自分らしい言葉を
いつも持ち歩くなんて
詩人のすることじゃない

夕陽を見ても
何も感じないのが
詩人のするべき ....
とあるマンションのこと

925号室の人魚は次第に身体が小さくなっていて夜には死んでいる

524号室は宝石を集めては食い散らかすモグラがわめいている

266号室の冷蔵庫は壊れていて ....
わたしがわたしに出会った日
風が吹いていたかなんて
憶えちゃいない
詩人じゃあるまいし
ただ胸の痛みに耐えかねて
指を切った記憶がすこし

わたしがわたしに出会った日
花の中で虫は死に ....
託児所に息子を迎えに行くと新しく来たと思われるこどもにジロジロと見つめられた。

ぼくが肌の色のちがうアフリカ人だからだ。

コンビニの明かりに照らされたりしながらぼくは息子と家路をたどる。
 ....
{引用=Daniel Johnston - Laurie の訳詞です。}

ある日僕は世界一美しい女の子に出会った。彼女は僕の隣に座って、それからローリーと名乗った。
彼女の顔を見るといつも ....
  {ルビ転寝=うたたね}をしながら
  ピーナツの殻を割る
  眠りと目覚めの隙間には
  すこしずつ雪がつもってゆく
  ひどく無口で、
  愛らしい雪が切れ間なく
  ピーナ ....
大きな山があって
そのまわりを道がくるくると続いている
頂上からゆっくりと転がり落ちてゆく

それがわたし
あなたであり、わたしたち

一本道は迷うことはないけれど
あなたはいつも怯え ....
夕焼けから落ちてきた石が

大事にしまいこまれていたんだっけ

冷たい生地の

手を当てた胸元あたり

そのままくるんでしまって

ボクはまっさらに消えた大事さ ....
闇 孕むひとよ
陰 孕むひとよ
涙 孕むひとよ
死 孕むひとよ
愚 孕むひとよ
悪 孕むひとよ
憎 孕むひとよ

あなたたちはいつか敗北する

光 孕むひとに
陽 孕むひとに
 ....
眠れない夜のために
知らない夢をひとつ
吹きわたる夜のねこに接吻を
皮膚病の排泄物
とろける果実のキャンデー。
  きみはぼくに
  ただ一言の問いかけをした



  夏、
  夕暮れのきつい光が
  少しだけ漏れる部屋で
  きみはぼくに問いかけをした
  どんな手がかりも
   ....
世界はわたしを愛してはくれなかった
わたしの愛は拡散して
ついに世界を愛するようになりました

世界はわたしをなぐさめなかった
わたしの中のかなしみは
がらんどうの宇宙にぽっかりと ....
雀の寝床をみつけても
太陽起こしちゃいけないよ
雀はぐっすり夢のなか
お米がいくらも食べ放題

雀を昼間にみかけても
天気は気にしちゃいないから
きょうの糧には何を得た
それだけ案じて ....
  何冊かの本を捲りながら
  目についた語句にマーカーをひく
  燕
  ウクレレ
  信用取引
  太陽と五徳ナイフ
  辛亥革命と水たばこ
  有機ELディスプレイとビート ....
子らにはすべて名まえがある

物のなかにいる子
鏡を割ったような子
一粒の歯もないままでわらう子
レモンイエローの乳房の子
氷点下で生きている子
それでも
澱とともにあるとうめい
 ....
今日こそ履歴書を書かなけりゃならない
インターホンを押す NHKの徴収に怯えながら
誰も訪れることのない 寂れた公園で
今日も見なければならないテレビ番組のことを考える  
この一撃の
あなたの形容
(かかわり、受胎、伸びやかな意思)
(あなたのオリエントが、運河を手繰りよせる)
鞭をつれ
あくなき質を崇める欲求の
黒いヒステリックが
あなたに覆いかぶさる
 ....
ちゃいろい
いぬいろ
しろいのは
ねこいろ

やつらは
しろいし
ジプシー



海は

いつも 素肌だ

情熱の心をひろげ

ジプシーを愛する

だから

誰もが鴎になりたがる
  壁の向こう側に
  白球を落としてしまった
  顔をもたない父との
  キャッチボールの途中



  孫悟空のような
  星飛雄馬のような
  仮面ライダーのような
 ....
私は神の顔をしらない
そもそも顔なんてあっただろうか

腕があったのは覚えてる
私達がいたずらできないよう
光を装って抱え込んでしまう

あとは背中があったこと

繋ぎあわせの日常に ....
/*しめっていく衣服*/ コーヒーショップの店員は当初
拾い集めたボルゾイ犬の大便に
衣をつけて油で揚げた品物を
460円で販売していたが
そんなものが売れるはずもなく
280円に値段を下げて
差額を自分で負担して ....
そもそもさ、メトロの夢は映画を見過ぎた車掌のショーだ
ホームに横たわる少年少女がいただろう?
夜は木で鼻をくくる
結ってもほどける指を切る
クラゲが渚で歌いだす
神話になったアクアリウム ....
必ず差し込まれる朝
その尻尾にぶらさがって
鋭利な朝陽の先端をつぶして出来た
鈍器のような昼の陽射しの中に
何度もなぐられては
巻き戻されてしまって

石は女のなかに
いくつも ....
     星がみえぬと
     嘆くのならば
     夜ごとまぶたを
     くちびるで塞ぐ
     それは塩辛く
     わたしは夜に
     海をみる

 ....
  ながい歌のあとに
  みじかい言葉があった
  冬の夜の
  ひろい海のまえで
  そこらに捨ててきた
  古い自転車のことも忘れて
  ぼくたちは手をつなぎあった
  なが ....
うすく引き延ばされたホームに
ひらひらと電車が滑り込んでくる
ふっくらと炊きあがった白米は
やがて降ってくる灰の中で
天井を見上げる事になる

つり革の向こうに
 
 
夜、寝ている間に僕は 
優しい形になった 
とても優しい形になった 
とても優しい形だったので 
誰にも怒られなかった 
誰も傷つけることはなかった 
どうして昼間は 
あん ....
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1687)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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