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あのね

あっけらかんとした空を見上げてる。
夜空の真空ににんげんの息がしゅうっと吸い込まれていく。
またたく星たちも息づく夜の海は
僕を誘惑して誘拐するんだろうって
こころの中で沈ませて ....
唇は ほどよく濡れ

指先は ぬくもりを感じ

果ては 穏やかな吐息




 
  二人で
  ふとんをしこう
  最後のニュースが
  かなしい話を終えたなら



  丁寧に
  ふとんをしこう
  僕らを責めたてる
  光たちにつかれたなら

 ....
  愛はいらない
  ぐにゃぐにゃした
  なまあたたかいものはいらない
  僕は君に会いたいだけ
  記念日もいらない
  プレゼントなんてとんでもない
  化粧も全然しなくてい ....
そざつな草むら駆けだしている

雨の窓辺にピアノをたたいている

薄曇りの鏡にあたしがうつっている


夕べは花芯をそよいだゆび

朝には枕にもたれているの

肉の夢をむさぼりみ ....
 きみを雨が縁取る
 ごめんなさい
いま
おもったことを

もう
おもいだしている

はつこいしたとき
それはすでに
おもいでなのだ

きょうがおわれば
あすがはじまる

いや
そのすきまにこそ
 ....
「当たり前」の皮を剥くと
「ありがたい」の餡が出てきた
わたしはその餡だけ食べた


ある日
わたしは餡をこしらえた
一晩水に浸けて
ゆっくりゆっくり煮て作った
傑作の餡を
「当た ....
 こわれてゆく街のなかで
 こわれてゆく耳になって
 ぼくは
 通りすぎてゆく乾いた硬い音をきいていた
 ビル風に
 靴とアスファルトの
 靴とデパート通路のリノリュームの
 靴 ....
話を一つ、でっち上げるために
私の星座が生まれて消える
悲しいと誰にも言えないことが
悲しいことではないと思う
もしも私の半分の
歳のひとに出会ったら
そのひとの下につこう
右手の分だけ ....
おかあさんがだいすきな
ぼくがひとり
ここにいる

でもぼくは
ひとりじゃない
おかあさんがいるから
対岸で春が見ている

情熱を忘れた冬芽に間違った血の寄り添う温もり
時に収まるのを拒んでいる川面の波紋はオルガニスト
名残りと熱りを追いかける
その数字の大河でさえまたオルガニスト
寄り添 ....
  いっせいに
  電気がきえたので
  きょうは
  星がみえた



  痛みは
  たくさんあるけれど
  間違いは
  ひとつもない
  かなしむひとには
   ....
ランドクルーザーに乗って
ベトナムの街を走り回った
22歳の青年がかっこいい俺
なにを馬鹿なことを言うんだ
セクシーなのはお前の方さ
なんだってそんなにもお前は
高額な自転車を乗り回し
 ....
前立腺を患ったがゆえに
排尿が困難になった俺は
成人用紙おむつを履いて
嬉しくてステップを踏み
そして署まで連行される
一体どうなってやがるんだ
なにかが狂っちまってるぜ
会陰部に鈍痛が ....
{引用=ていねいに、することは、
祈り、をささげることに、
にている、
すばらしいものが、
みな故郷にかえってしまうひに、
売れのこったパンのように、
かわいているのは、
だれのおもいで ....
緩やかに
時は
さみしさと
むかいあいながら
深呼吸する
  おっぱいは最後がいい
  まずはくちびるからがいい
  それからうなじの匂いを嗅いで
  おなかの温度に埋もれるのがいい
  おっぱいは最後がいい
  まるでそこに興味がないよう ....
だって、
被災地のために、
その2万3千円を、
寄付することもできたのに、
デリのつまらない女と遊び、
三連休の真ん中、
昨日は仕事に出かけ、
自転車で出かけ、
明日も仕事に出かけ ....
私のかいてるものは
ほんとうに詩だろうか
詩に見せかけたいいわけじゃないだろうか

あのひとが離れていったのも
そのせいじゃないだろうか

昨日地球はまるかったけど
それもほんとうなの ....
隠し持ったナイフを、見せびらかす夜。
似合わない僕は、おぼつかない歌を。
君のためのうそを、全部失くしたころに。
ただよう、淡いシャンプーの香り。
(もうすぐ飛ぶ、飛べるだろう。ね)
ほ ....
かなしい

そういったきり
うごかないきみ
ネジがきれたのだと
せんせいがいっていた
{引用=
ゆるい傾斜を登ってゆく
幸せそうにショッピングバッグを抱えた女にとって
街が壊れたよるを窓から眺め
水晶の破片が星のようにきれいね、と
うたうことだって可能なのだろうか
その美し ....
     二本の指で
     煙草の先端を揉み消して
     どこか遠い空に
     未明から鳴り止まない
     海鳴りのような響きに
     耳は ひらいて

     放 ....
午後、
いきものの焼けるにおい、
かなしい出来事のように、
くつ紐がほどけ、
まちがいをただすように、
は、結ばれなかった、
海鳥なのか、
サイレンはあおく、
句点を打つように、
銃 ....
彼らはひたいに手をやる
私は左目をおさえる
彼らは両目でしっかりと見ている
私は{ルビ右目=ききめ}を凝らしている
{引用=左目は未だ微睡んでいる}

彼らは叫んでいる
声が脈をうち
 ....
透明な絵本を
じっと見ている子供がいて
クレヨンを持って
かがやいた笑顔をみせる
 (これは何色なの?
としきりに尋ねてくるので
答えに困って
好きな色で塗ってごらんと
うなず ....
俺は文学がやりたかった
読みまくって書きまくって
誰かと互いに罵り合って
一生遊んで暮らしたいとか
腐った毛布を股にはさんで
4時間半の惰眠の中で
地味で無口な小柄の女と
いつかどこかで ....
  だれかが死んだ
  数字に埋もれ
  僕はずっと
  血のにおいを忘れていた



  東京の蒼の下
  ふるえが止まらないよ
  明日を
  少しも疑えなくて

 ....
だれもわるくない
だれもわるくないから
すこし胸を撫で下ろす
それはつらいことでもあるけど
やさしくありたいと願う
泣かなくていいんだよ
泣いてもいいんだよ
それはあかるいことでもあ ....
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1687)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕の息はラブレターと化した。- がぱ自由詩3*11-4-3
果ては- 殿上 童自由詩12*11-4-1
ふとん- 草野春心自由詩9+*11-3-31
愛はいらない- 草野春心自由詩1*11-3-30
滴るゆびさき- 吉岡ペペ ...自由詩911-3-29
quiet_solitude- mizunomadoka自由詩311-3-29
思い出- 小川 葉自由詩411-3-28
まんじゅう- 小原あき自由詩5*11-3-26
女性性に関する一考察- 石川敬大自由詩17*11-3-26
twenty- mizunomadoka自由詩311-3-25
ぼくがひとり- 小川 葉自由詩411-3-23
動揺_(対岸から)- 瑠王自由詩311-3-23
停電- 草野春心自由詩7*11-3-23
明日は雨だから俺は休むから会社にそう言っとけハゲ!- セガール ...自由詩511-3-23
自己解決- セガール ...自由詩211-3-23
帰省- mugi自由詩4*11-3-22
願い- はなもと ...自由詩7*11-3-22
おっぱい- 草野春心自由詩12*11-3-21
103人目の女- はだいろ自由詩411-3-20
にせもの- 朧月自由詩4*11-3-20
満月をたべる- ゆうと自由詩211-3-19
ねじしき- 國朗自由詩411-3-19
何も特別なことなど起こらなかったように- 高梁サト ...自由詩911-3-19
消灯のために- るか自由詩411-3-18
- mugi自由詩6*11-3-18
左目- 瑠王自由詩311-3-17
透明な絵本- かんな自由詩33*11-3-16
- セガール ...自由詩311-3-16
ジンジャーエール- 草野春心自由詩1*11-3-15
わるくない- ゆうと自由詩1*11-3-13

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