すべてのおすすめ
  うたわないディランと
  自殺をしないカート・コバーン
  ビー球の 転がりのなかを
  夕焼けが駆け抜ける
  きみにあこがれる

  いつか人生に
  椅子を失くす日、
 ....
  晴れた
  青い ひかりたちのなかに
  つくえが 落ち葉を待っている

  いりくんだ緑にはずむ
  からすうりのかなしみは
  朱く 苦く あまく

  なんども 熟れ ....
 よく晴れた十月の午前
 山の上の一軒家にひとりで住んでゐる松倉さと子さんのところに
 郵便局員がたずねてきた。

「ごめんください、お届けものです」
「あら、何でせう」
「どうぞ ....
茄子にソースをかけたものを食べて外に出た。人が叫んでいる。何事かと思うがこの目ではよく見えないので構わず歩いていく。車と車の間には程よい間隔があってところどころにきれいな売店も出ている。ジュースを買っ .... 惑星が足首を巡るたび、つま先に星が溜まった。指先ですくい上げるときみの瞳にひかりが集まって乱反射する、宝石のように。鋭く傷をつければもっときらめくことを知っているから、きみを大事にしていた。見つめると .... ステージが替わると
アルファベットはカタカナになり
午前5時は夜から朝になり
妥協点と思っていたすべてが沸点になる
かつて愛した爆音
こんにちは安心安全
無限はイオンモールに散らばっていた ....
みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
かこが
いまでは
黄金郷

みすてられた
犬に
なりたかった
けれど
みすてられた
犬に
なれなかった
今日

あ ....
なにか

白い ものが

のこされて ゐる


うまれたものが

去つた そのあと に

そしてこつちを

みつめてゐる


長い午後に

時が

裏返 ....
こ、工場のえんとつから、もくもくと煙がでているところを
目指していけば
いいと思うのだけど
くつしたを履いてない方の足が歩き出してくれない。
多分、私が思うに、歩いては行ける距離だと思います。 ....
白いりんごをのせた皿に薄陽がさしてゐる。

月をたべた少女が硝子の洗面器にそれをもどした。

日が暮れる。わづかに年老いてゆく。
宇宙の武勇伝に気をとられて
鰻と共に忘れる何か
稲穂を渡り行く風
極暑が緩んだ夕暮れ
遠花火の記憶の重なり
ジミーでも思い出せない
ルーチンワーク
差の女がつい視界に入る
レジは半ズボ ....
地球は、カビたあんパンにそっくりだ。
中身がこし餡だから、
こんなにも私を哀しませることができる。

つぶ餡なら、
ピーマンを食べ残すデブのように、
人目のある場所で子を構い倒すママのよう ....
真夜中のスーパーマーケット。どこにも行けないわたしを守る光の零れたシェルター。その隅で半額のお刺身を手に取る。賞味期限の近い3割引の食パン、腐りかけの安いバナナ、廃棄寸前の玉ねぎサラダ。見放されたもの .... 夜、自分で自分の髪を切ってお湯で流したところ。外では台風が吹き荒れ、窓に重い空気の塊が当たる気配がする。奇妙に空腹ではあるけど食べないほうがいいだろう。そっと自分で自分の頬に触れると、顔がある。幸福で .... バス停で中一ぐらいの可愛い顔の女の子が
足の指には派手なマニュキュアを塗り
パンツ丸見えの姿勢のまま
スマホをいじっていた
近くのオジサンが目のやり場に困った顔をしていた
こういう光景は田舎 ....
夜の月光に
静かな羽根がやさしく舞います

てのひらを胸にあて
赤い血のつながりを確かめます
メガネの少女をいつものバス停でみかけました
そのときのその心には、
けっして忘れない ....
星の死がいつまでもうつくしいってのは
人間のかんかくで勝手にいっているだけで
おなじ星同士からみたら
けっきょくねえグロテスクきわまりないだろう
人間はいろんな色やひかりに
わりあいなんでも ....
君と一緒に花火をしたら、
夏が可愛くなった。夜が可愛くなった。
君ももっと可愛くなった。
僕は、夜の絵を描きたい。
あなたが安心して眠れるような、温かい、あるいは、涼しい夜を描きたい。
もし描けたら、僕もその絵のなかに入って、
きみと一緒に夢を見たい。
光を消して過ごしました
朝に揺れる光を消して過ごしました
吐かれた煙を夜から夜へ引き継いで
アベンチュリンの若葉を
湛えた私の両目が鏡の中で溺れている


揺れているものすべてを
 ....
意識の界面に皮膜を張る詩を
時々引き剥がしながら
優雅な革命に憧れつづける
蒼ざめた情緒不安定
僕に関係の無い人が笑っている
僕に関係の無い人が泣いている
僕に関係の無い人が風に揺れている
僕も少し風に揺れながら口を開けて
あの日のことを思い出そうとしている
あの日、が何のことなの ....
Em     Am
生きている 生きている

B
まだ生きている

Em
蛋白質
the amazing, blazing lights
have started to orbit your sight.
so look at these magnolias,
swi ....
  あなたがきて
  雨がふった

  かなしくはない
  幸せでもない
  木がゆれた

 
  日が落ちる
  あたりがくらくなる
  街のかげが 夜になっていく
  ....
  その途中で
  錆びた窓は停まった


  おおきな 古い瓦屋
  やすでたちは疲労のように
  みている


  その途中で
  砂埃は窓の面から
  私たちの瞳に ....
ときどき旅に出る
バスあるいはロマンスカーで

目的地を通り越して
家に帰るために

ごくまれに家出する
抵抗あるいは革命のために

気恥ずかしい迂回の末
家に帰るために

 ....
  青空にむかって
  わたしたちは歌った
  夜はながく とても寒く

  深く 生きながらにして
  かたちのなかで毀れていた

  シャツをきて お茶を飲み
  静か ....
氷の上を
ボクは滑る
つーっとおなかで
海へドボン、だ

好きになったら
ことばにしなさい
それが恋の正しさなんだ、と
雑誌は教える
ポパイだったか
スコラだったか

おなか滑 ....
鉱石のカタチに眠りを刻んだ空と空を
葉桜の枝が、受けとめる

おぼつかない片手で
時計を読むようにして
枝と枝の間の
石英を拾うようにして
いつもの仕草が
似合わない

薄 ....
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1687)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
転がり- 草野春心自由詩518-11-20
すばらしい秋- 草野春心自由詩418-11-17
やさしい世界の終はり方- 石村自由詩25*18-10-14
人が- 春日線香自由詩118-10-6
小市民プラネット、爆発なんてしない- 青花みち自由詩118-10-6
ファミリア- nm6自由詩318-9-24
い、は、_犬、の、い。- 犬絵自由詩618-9-24
白いもの- 石村自由詩9*18-9-10
ぽっかり- 4に自由詩118-8-29
日暮- 石村自由詩10*18-8-29
いっぱいだった- 間村長自由詩9*18-8-20
あんパンと私- 自由詩218-8-12
真夜中のスーパーマーケット- 青花みち自由詩10*18-8-10
触れる- 春日線香自由詩218-8-9
パンツ- zenyama太 ...自由詩118-7-28
夜を歩きましょう- 秋葉竹自由詩1118-7-22
硬派- 万願寺自由詩318-7-22
可愛い- 水宮うみ自由詩2*18-7-13
夜の絵- 水宮うみ自由詩3*18-7-13
過_覚_- 渚鳥自由詩10*18-7-7
症_例- 塔野夏子自由詩6*18-6-11
さよなら- たもつ自由詩2418-6-8
湯気- 自由詩118-5-28
Of_another_dirty_side- 草野春心自由詩118-5-27
あなたがきて- 草野春心自由詩3*18-5-24
途中で- 草野春心自由詩118-5-24
- nonya自由詩24*18-5-20
愛に生きて- 草野春心自由詩4*18-5-12
恋するペンギン- umineko自由詩4*18-5-6
さいわいなひ- 渚鳥自由詩3*18-5-2

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