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  片隅に
  猫の
  死体



  ぼくの
  腸を
  固く
  重い
  瞳が
  掴む



  完全な
  体
  凍った
  時
 ....
くまをね
くまをおんぶして歩くの
会社行くときも
映画観に行くときも
フランス料理食べに行くときも

くまが可哀想なんじゃないんだ
私がくまがいなきゃもう歩けないんだ
ねえ く ....
排他的な女の子は空を所持している。
その底のほうには、白くてきれいな宇宙船や、手垢できたない算数の教科書、軍隊の格好をしたキューピー人形や、プラスチックのマニキュアの瓶が、ざくざくとはめ ....
ひとつの比喩もない
なにも隠されてはいない
夜明けの街の風景を
まだ群青が滴る道の上を
だが、人は読み解こうとする
昨夜だれかの見た夢が
白線のうえで細分化されていく
三丁目の曲がり角で ....
枯れた葉っぱと
緑の葉っぱ
白い蝶が
おぼつかなげに
境界線をひいていく
できない計算が済んで
さっき
クーラーの部屋から
階段を降り
寒さが通り過ぎた町並みを
通り過ぎていった
どこにも行きたくない風が
止まりたくない
止めてほしくなくて
離れていく
 ....
夜の池に
落ちた星達が沈みゆく

あこがれは
しろい石となり

ざりがに達の
洞くつとなる
おおきな背の
豊かな毛に
埋もれて
星が旅をしている
ゆっくりとした足取りで
海の方角へ向かって
  呼吸を
  水に沈めて
  言葉を
  あきらめた



  君は
  知らなかった
  僕は
  見ないふり



  苔むした
  二つの記憶
  なら ....
あなたは帰還した
本能ではなく
知識によって
懐かしい海 
夕日に染まる
新しい血液
骨のあなたに
命を選択し
整えられていた
この小さな庭に
あなたの命が
バラ撒かれている
色のない八月の跡
できれば少女のまま
死にたかったのに
 
 
星を撃ち落として
泣いた
 
 
冷蔵庫のなかの花は
ひんやりしてた
 
 
リボンは全部
捨てた
 
 
だれかの孤独を ....
 
 
 
 
桜葉のような少女の手を
抱いて
うら若きわたしが泣きます
 
 
波濤の白にいくつもの
瞳は
飲み込まれて
 
 
月がいつまでも
母恋しと
ひかります ....
ほどけてしまいそうな
女の子のからだから
春をとり出してならべる

つみぶかい瞳が
まだそこにおよいでいる
名前の知らない五月の旗
活字から顔をあげて
だれをみる
外をみた
窓 ....
 
 
 
百匹のトナカイ
百匹のトナカイ
 
 
 
五匹が雪の国のひとに
食べられました
 
 
 
九十五匹のトナカイ
 
 
 
二十五匹がライフルを持ったひ ....
虹のようなところに
キャベツが生えている

抽選でもれなく
誰でも食べることができた

今日はマリーという人が
当選した

まだ生まれたばかりだった
  愛さない
  好きだなんて言わない
  あなたの太い指
  ひとつひとつを手にとって



  耳たぶの裏と
  へその中に置いた口づけ
  そうやって超えてゆく
   ....
 
 
 
 
 
数分前に
自殺したきみをみたよ
 
 
 
僕はまだ
目を閉じれば平和が見える
 
 
 
昨日
ピンクバスに乗り込むきみをみたよ
 
 
  ....
 
 
 
 
 

 
白い季節
目覚め
きみの
やせた体
きみの
角張った
 

 
 
 
点滅する 過去
点滅する 未来

かろやか な
映 ....
  悲しみを悲しむなよ
  こんなにしずかに



  寂しさを寂しがるなよ
  だれもいないのに



  月があって
  光がある
  たったひとつ
  君がいて ....
 
 
 
教室のはしっこで
うずまいて溺れた
リボン型の蝶は

 
 
きたならしい
箒はそれを払って
夢ばかりつまった
ゴミ箱に捨てる
 
 
落日になじむよう
 ....
こどもたちが
口を真っ赤にしながら
園庭であそんでいる
誰かをつかまえ
気に食わなければ噛みつくために


こどもたちは
細い睫毛にひとつずつ
金銀の王冠をつけており
その毛並みは ....
 
 
 
広告のなかで
おばけみたいな女が
笑う
 
きっと今日も
教卓のうえで
聖典が晒されていて
 
朝飲んだ牛乳の
白さだけが
清廉でしたねと
 
地下鉄をくぐる ....
【茄子をグチャグチャにしながら】
僕の詩を書きたいって気持ちだけで少なくとも、琵琶湖は埋め尽くせると思う。
そして、その水面下で凍えるように気持ちは疼いている。
コンプレックスって洗剤で洗い流 ....
{画像=110522224220.jpg}

ふるえる手の私から

ふるえる胸のおまえへ

心を受け渡そう

ふるえる私の指から

ふるえるおまえの乳房を押え

ひそひそした想 ....
道路に落ちたセーター

片足だけのくつ

ブルーがつよすぎてこまる


町では
たくさんの
自転車が
倒れてる

BBSは
宗教戦争に負けて
家を飛び出した

おれは借 ....
できれば

君を抱きしめてしまう
あの日にもどりたい

あの日
君を抱きしめさえしなければ
今も
君の隣で笑っていられたかもしれない

かもしれない

かもしれないだけなんだけ ....
  薄めのカルピスに溶かした
  致死量のぼくの感傷
  ためらわず飲みほした
  ひどく暑い真夏の朝
  痛みさえ美しく
きみの肌は何度たべても不味い
そのことを告げたらきみはさみしそうに
笑った
汗をかいた君のよるが
わたしだけのものになるから
それはそれで幸せなんだよと
いいたかったけどい ....
  万華鏡の街にヒビが入って
  あっけなく砕け散るのは僕の視界だ
  その後に残るのも世界かい?



  公園のベンチにエイリアンが座っている
  その口は動いているのに閉じ ....
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1687)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
死体- 草野春心自由詩1*08-9-11
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そしてシグナルタワー、女子- しもつき ...自由詩5508-7-22
定点観測- Tsu-Yo自由詩408-7-15
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- かとり自由詩308-7-8
水槽- 草野春心自由詩3*08-7-1
帰還- Tsu-Yo自由詩308-6-9
- Tsu-Yo自由詩308-6-9
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五月- 森さかな自由詩4*08-5-3
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夜と白昼夢- アオゾラ ...自由詩8*07-7-5
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