すべてのおすすめ
うつくしい響き
何かが溶けるような
うつくしい響き
風にとばされながら
うたい続けている
うつくしい響き



鳴るよ
君は鳴る
その奥に潜むグロテスクな塊を
うつくしい響 ....
めだまやきには
苦痛をともなうべきだと
たまごがやかれ
失われるのは
とりのめだまの

だった
きみとしろみとその他もろもろ
たとえられて
身のぎせいを
あじわっている
なんて ....
バスが停車するたびに
バスガイドが代わる代わる乗り込んでくる。
口元に引き寄せたマイクから
日本から海外まで。観光地から
狭い路地から、台所から、寝室から
行くこともない土地の話を
そこに ....
いちご畑にみんな集まれ
にこにこ笑顔に
さんさん太陽
よんで
ごらんよ
ロックンローラー
七輪にうちわ
鉢巻き巻いて
焼べた赤い火で
唐辛子あぶる

五十五秒だけ待っててね
も ....
僕は今から体内を洗練する
温度を感じぬ裸足で外に出る
海に向かい血の付いた右手で空を切る
許しを得るために
残虐の対価として僕は
上記のように清らかに生きなければならない

 ....
{引用=  ――Raymond Carverに}

  男の頭を
  少し傾けるとレイに
  もう少し傾けるとアル中患者になる



  注意深く
  あなたは頭を傾ける
  朝
 ....
ぼくたちは知らないうちに だれかの心をふんずけている

ふんずけられた人は たくさんの血がでて怒ってる
これだけ流れたら どれだけ辛いかわかっているのかと
そうだ あんなやつ殺してしまおうと
 ....
自分を切り売りする年でもないと
4年前に言って
それから
ほんとうにそうなったら
いったい
どうすれば
 いいや、俺がピカソだ
 お前がピカソなのか
 そうだ オレこそがピカソなのだ
 どうしてもピカソなのか
 どうやらピカソなのだ
 おまえは ピカソ化、そうなのか
 ....
深夜の営業車の中で
タバコを吸い尽くした日
君からの声
どこで自分を描けばいい
コンビニで雑誌を手に入れた
観覧車が
左回りに
新しい青を曳く
真昼
女のかたちをした雲の
乳房の裏側あたりに
太陽がかくれて
鼓動している
馬鹿が微笑む
それは見事に
芸術品の様に
きらり美しく
馬鹿が微笑む

そんな馬鹿を羨む
微笑むのは苦手だ
いつだって苦手だ
何も感じられない
と言ってはみるが
表に出な ....
桃のにおいの手が
空を混ぜて
はじまる


闇のなかを見つめ返す
まぶたの奥の水があり
ひとつの葉に隠されている


海岸と夜
手のありか
通り雨


 ....
絶望が空でとぐろを巻いている
僕は今日 夏に百万回殴打された
熱いアスファルトに嘔吐した胃液は
夏らしくきらきらと輝く
おそらく
今日という一日を
まめをつぶして過ごしてしまったのが
悔しくもなくて
誰のために
血を流していたのか

自分のために
なっていたらなあ
感嘆が漏れてから
夏の湿気につつま ....
僕は遠い昔に生まれ
すでに死んでいてしまいたかったな
神話は失なわれ
青空はなんにもない
空虚な哀しみに
剥げ落ちてしまった
今日の空を見上げると

夜の美しい闇も
ざわめきのライト ....
もし彼が待ってくれ
と言われても
私は旅立つ
もううんざりなの

安い香水をつけて
安いイヤリングして
安いバーボン片手に
安い高速バスに乗る

信じた私が馬鹿だった
のんびりし ....
  母親が
  朝食を作る途中で氷になっていた
  フライパンと
  目玉焼と
  五十二歳の痩せた体が
  透明なものでひとつに包まれていた



  トイレの戸を開けると ....
死と屍
暗闇と風
犬と牙
火と血と着火
視認性に欠ける水色は、ひたすら直進する境界線の色。どこかに背びれを伸ばすわたしに、そのどちらにも泳げない六番目のセンスがこみあげる。周期表(periodic table)の薄い領域。

いずれは呼 ....
  寒いときはストーブのかわり
  暑いときには
  砂浜と風鈴のかわり
  あなたがいれば



  うれしいときは歌のかわり
  かなしいときには
  ぼくの心とから ....
好きといってもらうことすらできない
まっすぐな目で
否定された1月後に
そいつが
別の男と付き合って
ドライブする

公務員試験におちたらいいと思った
ブラックニッカをコカコーラで割ったウイスキーコークの
もう氷も解け切った最後の一杯は
まるで泥水でも飲んでいるかのように
ねっとりとしていて生温くて重苦しい

ふらふらした体をなんとか真っ直 ....
1、ソイ

あやとりしよう
もりのなか
りぼんをまいて
ゆびをしばるの
おれんじのふうせん
とどかないそら
わるいうたをうたって
みずがかけてく


2、ルニ

くちのなか ....
 鍋に水を張って、冷蔵庫で体育座りしたまま眠っていた彼女を沈めて、煙草に火をつけた。彼女の、絶対に笑うことのない冷徹な唇が好きだった。肌はミルクとピンクソーダがマーブルに渦巻いていて、まるで雨の日の窓 .... 青らむ、夏の
わたしの首すじ に
風がひそかな挨拶をおくる


揺れやまぬ草の穂先のいじらしさ
痺れた指でもてあそびながら
あなたのことをかんがえる


青らむ、人の
まなじりの ....
伸びかけのあなたの髪に指を通して
これ以上の幸せはないと思った。
絶対にないと思った。
あの人と、付き合いだしてから、
運が、上がったか、
下がったかといえば、
元々がひどかったため、
けっして下がったわけではないのだけれど、
やっぱり、上がったわけでもない。

今日も ....
夜が来るほんの少し前
西向きの部屋には
橙がふんだんに降り注ぐ
あまり覚えていない友達のことなど、私はいつも忘れた。私は自由でいたかったし、時の流れをいつも感じていたかった。単純肉体労働など、嫌気が差してやる気などおこらなかった。それだけは私が私であることの選 ....
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1687)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君の鳴る- 自由詩2*11-7-28
めだまやく- 中川達矢自由詩15*11-7-28
[:trip- プテラノ ...自由詩311-7-26
レッドレッド123- aria28thmoon自由詩311-7-26
物忌- 散布すべ ...自由詩311-7-25
傾ける- 草野春心自由詩6*11-7-23
優しくありますように- 麒麟自由詩211-7-23
スカルミ_リオーネ- 6自由詩111-7-22
_俺がピカソだ!- ヨルノテ ...自由詩6*11-7-22
日記の中で- 番田 自由詩211-7-22
青を思う即興- あまね自由詩911-7-22
馬鹿が微笑む- 自由詩4*11-7-21
いない_かたち_Ⅱ- 木立 悟自由詩811-7-21
絶望- ぎよ自由詩511-7-21
肉を刺す- 中川達矢自由詩6*11-7-20
遠い昔に死んでいてしまいたかった。- 折口也自由詩511-7-20
もううんざりなの- ペポパン ...自由詩4*11-7-19
- 草野春心自由詩2*11-7-16
カラス- TAT自由詩2*11-7-14
呼気の魚の棲む_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩11*11-7-12
かわり- 草野春心自由詩411-7-10
グリム_グリモア- 6自由詩111-7-9
泥水- 只野亜峰自由詩211-7-9
ダンピング- ミゼット自由詩6*11-7-8
ピーアイエヌケー- 魚屋スイ ...自由詩611-7-7
青らむ、- 石瀬琳々自由詩30*11-7-7
7日- こきたき ...自由詩311-7-6
さげまん- はだいろ自由詩511-7-6
打ち捨てられた橙に- れもん自由詩611-7-5
景色のどこかで思うこと- 番田 自由詩311-7-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57