すべてのおすすめ
シンセサイザーに蜂蜜を塗りながら
いろいろと申し込む
雨も降って来たから
タートルズに写真を現像しに行った
星々が行く天球の下
みなしごハッチになっても
肘を汚しても
大きさを比較しなが ....
  やさしさが
  夢のかげになって
  ぼくをとおりすぎた

  にわか雨がふる
  じき 夕暮になる
  街がせわしなくなる

  この時を忘れられないかもしれない
   ....
  正しくあろうとして
  わたしたちの舌はもつれた
  東京で あなたを愛そうとして
  口付けを重ねるしかなかった 
 
  偽らない わたしの目に
  毎日の夕暮は かなしか ....
  芥子色の毛球が
  冬 おもてで鳴っている
  うるうると 陽のひかりが
  今 すこしだけ まぶしいのです

  水のかざりを戴いた
  からの土が 喫茶店をはね、
  わ ....
ジニーが死んだ
名前なんかつけたから
何度壊してやっても
やがてまた同じところに低く浮かんで
逃げもしないし
玄関横の
しろい壁とオキザリスの
プランターの間を斜めにつないで
全然邪魔 ....
たとえば、
呼吸や瞬きひとつで
もろくくずれてゆくような
そんなあわい羽で
夜の輪郭をなぞってる
そんなかんじ

やわらかいものから
順繰りにおちてく
それは実り
まだあたたか ....
可笑しなことを云うかもしれない
夫のすべてを知りたくはないと
そうしてわたしも同じように在って
それらを心の闇ともしない
可笑しなことかもしれないけれど
この時わたしはマンモスを想う
あなたのその愚かな 姉 の ようなほほえみを

点字にしてずっと撫でていたい 







知らない男がしゃがんでいる

あきらめた花がぽとぽと落ちてくる庭の木の ....
詩情さえ
なくしていいと思っていた
このコンクリートの延長線に
あなたはいない
ひとりをなくした
世界のようなひとりを
なのに今夜は
少し明るい
月見草が咲いていて
私は詩を書い ....
風呂のジャーが爆発する
扉が爆発して
物置が爆発する
戦場だった南側
ガジュマルを観賞した後だった
手帖を読んで居ると
宇宙の田圃でエンジンが鳴る
宇宙から見る那覇市が美しい
笑まい、 ....
土星がこんなに走れるとは知らなかった。いくらボールを入れても得点にならないので火星はいらだちはじめた。水星に至ってはペットボトルに作り置きしたウィスキーの水割りを枕元に置いて眠り出した。金星は泥にまみ .... いや羽田空港か!
うん羽田空港じゃん
それ羽田空港じゃん
え!?もう?まだ?どこまで羽田空港なのよ!???
羽田空港を模したパネルディスカッションか!
羽田空港のウロコに立つアンチテーゼか! ....
  湿りけのある
  くれないの緑の葉、
  あしもとに踏みしめていく
  いつの日か わたしは何故か
  あなたに抱かれていた
  撃たれるように
  撃ちころすように


 ....
剥げ落ちた扉を開くと
空気がなかった

起き上がりまた転ぶ女の子が6人いる
女の子の顔は皆同じで
僕の記憶の中でそれは一つしかない
皮膚がかなしみの袋となって
夕陽とともに砕け去る
勝つべき恋もなく
敗けるべき政争もなく
小さな部屋でひとり
狂った警報をきいている
しろく燃える膚のぬくみに
なぐさめられる
ほどこしようのない夜も
あかつきには埋もれて
身体で濾過をする
そむいたところから
咲いてゆく
花のにおいは
もう
饐えている
 ....
朝を折りたたみ
昼を折りたたみ
犬を折りたたみ
猫を折りたたみ
自宅を折りたたみ
通りを折りたたみ
横断歩道を折りたたみ
バイパスを折りたたみ
街を折りたたみ
都市を折りたたみ
飛 ....
わたしがわたしのことを考えていると
障子がすーっと開いて誰かが入ってくる
いつか夢で会った人のような気がする
上から下まで赤い服を着ているので
目も眩むような思いで
何も言えないでいると消え ....
  かたい骨のなかの
  やわらかい骨にふる
  いっしゅんの雨にうたれて

  街はくずれた
  犬たちはしんだ
  わたしがほろびた
  そうして きみへの優しさが
  只 ....
今朝 クロネコのおにいさんが
水を持ってきてくれた
わたしも持ってみて その重さに眩暈がした
神さまはいのちをくださった けれど
あとは
自分でやりなさいと  死ぬまで
動かない水の上に
架かる小さな橋に
枯葉が一枚一枚
落ちる
たびに
思い
出してしまいそうになる
地図の上に屹立する白い
直線 とか

だけが見えた猫の
鳴き声  とか
煤 ....
  くみたてられた餌は
  夏 ほどけた さむい椅子で
  たくさんの ハープをはじく手
  ほどなく 月いろの 猫になって
  塀をとおり はぐれていった かな?
そして春が来て
今年も川辺の並木に
ホタルイカの花が咲いた
日中は褐色に湿り
夜になると仄かに光った

数日でホタルイカは散ってしまう
川に落ちたものは
海にたどり着き
地面 ....
僅かに開いた窓の
隙間から作りかけの
建築物が見えた
物陰で時折
火花が散っている
素早く通過する自動車の
車体に反射した灯
が届く
先で一羽の烏が所在無げに嘴を
上下させている
 ....
誰かはしらないが
そこに座っているものが
瓶をあけ 液を飲み口を拭い
わたしを木の葉のように見つめる

これといって使いみちのない
色とりどりの正しさたち ....
  枯木のまえに坐り
  わたしは次第にあなたになる

  滲む
  たくさんの色たちのように
  あなたも次第にわたしになるのか
  河のかげにうつろう赤茶色の葉

  昼の ....
熊を躍らせると
一つだけ恣意的な物が
茂って来る
柱時計は赤が出て居て
ネジを巻かなければならない
踊り出した熊は
フライデーに仕留められた
恣意的な物は
奥歯だったのかもしれない
 ....
はる地球の回転が速まるせいか
わたしは立ちくらみして
光は速さをなくしたみたいになる
だからかはる 風が軽くなりすぎて
わたしの姿は光をうまく受けれなくなり
わたしの影はどこかへい ....
ポケットにおちてしまった
エイトボールがあったよね
ぼくたちはとても楽しくて
もう一度はじめようとした

 イースター島
(いいスタート)
たまご
🗾のおなかから太平洋ず~っとすすむと ....
  ずっと眼に映っている
  一本の茄子がうつくしい
  煙のなかで尖っている薬缶
  わたしたちを吐き出しつつある
  硬い いくつもの肺
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1687)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
再開した- 間村長自由詩6*17-9-27
破滅- 草野春心自由詩317-9-23
- 草野春心自由詩217-9-18
やわらかい鳥- 草野春心自由詩217-9-16
ジニー- Lucy自由詩14*17-9-12
SPEAR- むぎのよ ...自由詩13*17-9-11
アパートのキッチンにて- もっぷ自由詩317-9-9
点字- タオル自由詩12*17-9-6
今夜は少し明るい- フユナ自由詩12+*17-9-6
宇宙船の爆発を防げなかった- 間村長自由詩6*17-9-5
恋のABC- ああああ自由詩517-8-31
デトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港..- 幽霊自由詩217-8-21
いつの日か- 草野春心自由詩317-8-20
かわいた朝に- 佐藤伊織自由詩117-8-19
夏の夕べ- 葉leaf自由詩217-8-2
みずうみ- むぎのよ ...自由詩517-7-29
折り紙- やまうち ...自由詩10*17-7-18
赤い服- 春日線香自由詩217-7-16
滅び- 草野春心自由詩217-7-15
生きる- もっぷ自由詩317-7-9
少し冷えた左手を白い月に翳すと- noman自由詩317-6-11
えさ- 草野春心自由詩117-5-13
そして春が来て- たもつ自由詩1017-4-14
区分された領域の先で- noman自由詩317-4-2
正しさたち- 草野春心自由詩217-4-1
滲む- 草野春心自由詩517-3-12
熊と柱時計と奥歯- 間村長自由詩15*17-3-1
はるに- DFW 自由詩17*17-2-28
八番目の地球- さわ田マ ...自由詩12*17-2-28
- 草野春心自由詩317-2-25

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