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この1年

よくひとに裏切られた

ひとり、ふたり、

さんにん、よにん、

ごにん、ろくにん、

みんなつらかったんだろう

みんながまんしてたんだろう


ぼくは走り ....
 
 
キリンが首を伸ばして
夜空の星を食べていた 
星がなくならないように 
父は星をつくった 
どうしてキリンが星を食べるのか
なんて関係なかった
父はただ星をつくった
やがてキ ....
{引用=――はるな「物語たち」に寄せて}


  つめたい夜がやってきて
  わたしの両手の爪を、一枚いちまい
  丁寧にはいでいった



  つめたい夜がやってきて
  物語の ....
よみちに
しかが
にひき
つったっていて
ひきそうになったけど
ひかなかった

どうぶつが
にひき
たっているのは
めおと
たぶん
でも
なんか
めおととか
やめとけばい ....
 
 
小銭を持って忍び込む
生臭い二つの身体で

薄汚れた僕らの下着は
日々の生の慎ましやかな残渣
死に対するささやかな抵抗

乾燥機をかけよう
余計な水分が
涙にならないよう ....
    めざしのような
    ししゃものおなか眺めては  
    惚れたと思ったあの気持ち
    いったいどこへやったのか
    箸でみそ汁つついて探す
    夕餉の残 ....
こういうの書いてなかったら
おれはたぶんヒトゴロシになってたさ
気に入らねえやつらみんな
徹底的にヤッちまうヒトゴロシになってたさ
おまえがおれと目を合わせれば
 ....
 あの熊ゴローは
 いんちき機関車の煙突に
 しばりつけてきてやったんだ
 見てこいよ
 あいつ今ごろ泣きわめきながら
 ぐるぐる回ってるぜきっと

 犬も虎もこてんぱんさ
 象なんて ....
雨の一粒一粒が誰かの愛なんだってイメージできたら
一身に浴びる人は拍子抜けするくらい幸せなんだろう

すごいスピードで飛んだ鳥!
かれにとって街は一瞬通りすぎた愚痴みたいなものか
す ....
砂利は自由いつも違う
0.2ミリ違う
そこがいい
芸術になれないのがいい

風はそのへんで吹いている
花はあのへんで咲いている
詩なんてそれでいい
自分の言葉は邪魔なだけ

世界に ....
 ゆうこちゃんは元ヤンキー
 スイングドアどっかん
 カートでつき破って
 おっはよー 
 おぉ今日も元気いっぱいで品出し
 野菜売り場へ突撃だ

 ゆうこちゃんにはカボチャ割る鉈
  ....
ドアノブがなくなっているとは!
ドアノブを差す棒しかない!
部屋をくまなく探した
見つからない 見つからない
なぜだろう?

棒をハンカチで回してみた
なんだ ドアが開くじゃない
ドア ....
頭からガソリンをかけて
火をつけて燃やされる男が
ジャケットのCD
500円で陳列されているブックオフ
手に取られては戻される
ドカベンプロ野球編とゴルゴ13 
輪廻のように 始まりと終わ ....
アパートの暗い階段を上って行くと
二階には嵌め殺しの窓があり
そこだけがまるで古い教会の天窓のよう
純粋に光だけを招き入れていた

迷い込んでいた一羽のすずめは
幼子の震える心臓のよう
 ....
ジャン
朝が来た
春の陽が優しい
朝が来たよ

ジャン
聞いてよ
体が痛い
心も痛い

あしたお客さんが
来ることになったよ
わたしを心配してくれてる人

あした君を
そ ....
優しさだけがほしくて
ジャンをみる
優しさだけが好きで
ジャンをみる

優しさだけをみつけるから
ジャンをみる
優しさだけを信じるから
ジャンをみる

ジャン
君は常に優しく
 ....
たくさんの被害者たちが,
順番を待っている

加害者が不足している,
死体が不足しているように
虹がきれいに出たからって
ぼんやり眺めて
こころ奪われたりしません
わたし詩人ですから

ただ その七色はもらっておく

雲が猫やクジラに見えたからって
気にならないし
一切興味あり ....
夜中にそっと冷蔵庫を閉める
あたまのおくで
クリプトン球のあかりが消滅する
少しだけ、息がとまる

コーラ瓶の栓を抜く
ひとの内側は暗くて渇きやすい
炭酸のおとがきめ細やかに変容してゆく ....
むかし押入れを掃除していたらのび太くんの人形が出て来たことがあってビニール製のやつが三体出て来たんだけど衝撃的なあれでなんか全部首がなかった
さして人形の首を取って遊ぶような趣向を手に入れていた記憶 ....
ジャンは何も食べない
ほしがらない
目を閉じない
動くこともない

ジャンはちいさめの
テディです
わたしの友だち
いつでも

いてくれる
わたしが失くさない限り
いてくれるは ....
  吉祥寺駅の
  ロータリーでしゃがんで
  靴ひもをむすぶ
  あちこちに捨てられた
  煙草はどれもしめっていて
  茶色い葉がとびだしてしまっている



  きみと ....
うらうらの生き物の吐く息が
硝子だった空気をぬかるませ
希望と期待とに重くよどんで
風景は薄くかすみがかったよう
夢のよう ひとはいう
散るさくら うつくしいという
まだ咲かないさくらの樹 ....
  無数の傷のついたフライパンで
  三枚のベーコンを焼いている
  その男はただの大人だった
  円周率を小数点以下八桁まで記憶し
  足指のひとつに水虫をわずらう



  ....
たくさんのベランダは ひかってる
さかなの呼吸のようだと おもう
ひとすくい ひろって 
あきらめて 放す



ぼくらはヤドリギを しってた
ひりついた アゲハの細い ....
親はいないのか
捨てられたのか
たかいのか
ふかいのか
風がきつい
まぶしい
今日の空
ひとのかたちで
風に捨てられて
おまえは
なんていう名の雲か
太郎か、次郎か
花子か、雪 ....
トルコをさした
ダーツの矢が全焼した
火の国、とおもった

ダンスパーティーを欠席して
ひとり自室の床をみつめ
タイル一枚いちまいの
個体差は
なかったが
なんともおもわなかった
 ....
語らなくても
語っても
離れていく

降り止まない雨、私は
唇が切れるようなキスをした
かわいい
ものを
かわいく
ないように
みようと
して
なにか
てがかりを
もって
かわいく
ないと
だんじる
ことが
できた
ならば
かわいく
なくなる
のに
自分の正しさをなくした、小鳥は
さえずる声も弱々しく森の中にいる。
くまが冬眠から目覚めたのを見て
おはようの挨拶をかけるため近づいていく。
「俺の失くした鳴き声、あんたは最後に聞いたよな?」 ....
はるなさんの自由詩おすすめリスト(1687)
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