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{引用=ふらっと車に乗って家を出たら
振り返ることを忘れてしまった

何処に向かうでもなく走って
走って走って走っていた
気の向くままに曲がったりして
まるで人生みたいだと思った

い ....
抱き合って眠るこの瞬間が
避妊具をつけたセックスに似ていて
どうしたらはずせるのかと
思案しながらまどろんでいる

「ひとつになりたい」
そう言ってせがんでも
私の言いたいひとつには ....
背中に羽がついていますよ

あなた見えないのですね

忙しすぎて 首が回らないみたい


熱心に遠眼鏡を 見てらっしゃるのね

天使が見える?

それは地球を一周して あなた自身 ....
別に空が切り取られた訳じゃない
むしろ高層ビルの群れは空を望んだ形だろう
人が地上に建設した願望の手
その指先に立って手を伸ばしてもまだ届かない
屋上でも地上でも
見上げることしかできない
 ....
ふくらはぎに内蔵されたばねが
ゆるくしなやかにたわんで、
私の躍動を確かなものにする。

大地をつかんで
重力にさからう
陸上部のショートパンツは今、
空気よりも軽い。

春にか ....
「いつからこのようになった?」
「そなたは強くなりすぎたのだ」
「多くを見捨ててか? だが、今の私であればそれすら取り返せるだろう」
「今のそなたなら。あるいは」
「おまえは信じてはいまい?」 ....
道に慣れない私は木立の中を歩く
足の下で枯れ葉がカサカサと音を立てて
それを拾い上げるように爪先を浅く入れながら通り抜ける
ひとつ、ふたつ、カサリ、カサリ、枯れ枝を踏む
川の水を水筒にいれて冷 ....
こっちでよいのかな?

中央通りは人波が険しいからと教わった脇道
パソコン自作用のパーツ屋さんとか軒を並べているけど
いまどきのメイドさんとかアニメ系のお店とかが元気ありそう

あの日のこ ....
なつかしい音


なつかしい音


なつかしい音



結局 わかんなかったな


なつかしい首


なつかしい首


なつかしい首



めんどくさいん ....
何を言ったところで、
地平線まで埋まった
人々の群れは
いっこうに減る気配など無く
眼の前に蠢いている。

こんな気配を感じたとき
我々は目を見開こうとはせず、
もちろん、目を瞑ってい ....
降りているのか
上がっているのか
分からなかった

肩を並べてなのか
今からすれ違うのか

降りているのか
上がっているのか
分からなかった

幻なのか
悲しみなのか

降 ....
起きると窓が黄色い。雪になるか、黄砂なのか。春が近い。こんな日には自分を埋めてしまいたい。写真の中に戻りたい。

暗い台所。ブラインドの埃。空っぽの鍋、白い皿。ひび割れた唇を触れてみる。血と牛乳。 ....
女の面影や身体の柔らかさのことを
夜道を歩きながらぼんやりと思い出そうとしていた

半月に照らされた王都の白い石畳が
南島の短い冬に冷えていた

(あれは、まぼろしではなかったのか)

 ....
きみが
ぼくの元で微笑んでくれたら
ぼくは
きみのために
四トントラックとぶつかってみせるよ


ぼくはいるから
いつものバーの隅っこに
きみ ....


寂れた風車が ぐらり と回り ぎい と短く 鳴る音を
運んでくる風が 含有する骨粉を 嗅ぎ分ける 臭覚神経の
末端の 鋭さから 染み込んでくる 苦味の
粘付く 痺れに似た この感触 ....
春の空に近付けたことで

もういいやと思っても
いつだって、いろいろ言われたりして 心が折れる。
気持ちが弱くなる。
心の中で考えれば考えるほど 辛くなる。涙が出てくる
誰も知らない辛さ  ....
はね上がる飛沫
飼い慣らされた黒い飛魚が
四方八方暴れまわる
水面から深海に
うずくまるような
巻貝のような白い肉塊
鼓動が破滅への
独奏を奏で
やがて
静かに浮かび上がる
 ....
私の母は
きれいな泉の水でガラスを作って
私が生まれたときに父さんが植えたカシミで輪郭を作って
枝とツタと黄緑の実で飾りつけて
窓を作った。

いつか家を建てたときの
子供部屋の窓につか ....
教会の裏手にある墓地でやさしい墓守が
土を掘る音がきこえる

冷たい海の底で体温を失った蛇を
埋めているのかもしれない

カーテンをそっと指先でずらして
覗いてみる

新しい銀河が生 ....
瀬戸内の海辺からは
ぼんやりと霞んで
青い島々が見える
潮が満ちてくる頃には
波に防波堤が
飲まれそうになることもあるが
それでも
外海や日本海の波に比べたら
穏やかなもので
停泊す ....
{引用=雨の日、その一日が悲しいのは気のせい

誰かが言っていました
「雨は世界の涙です」
それは違うと思います

僕には僕の世界があって
本当に世界と言ったら
それは途方 ....
{引用=

よくわからない
そんなよくわからない感情もよくわからない

満ちて満ちて
それだけでいいはずのものが不完全になっている
理由をさがす指先が紫になっている雨の日に
隣人の嬌声 ....
ひとつ花のアンビバレンス

嫉妬を誘うアマリリス

物憂気なアピアランス

砂漠のようなアンビエンス

夜に潜むアンタレス

群れる羊はアクイエス

耳打ちしたのはアスタロス
 ....
ごらん、夜が更けていくだろう。
星が散らばり輝くだろう。
あそこにはもう誰もいないんだ。
歩いたそばから道が消えていくのさ。
きみの小さな手のひらがその光を捕まえたときには、
するすると細い指の間をす ....
月末からとても寒い日が続いたから、隣の留学生のマナが
buy&sellで古い電気ストーブを買ってきたよ、と嬉しそうにみせてくれた

「タイはこんな寒い日ないよ」
「ちゃんと隠して使うんだよ?」 ....
セットの中の港は、別の映画の城塞都市が映り込まないように
南の湾頭に作られていた。
粗末な麻の半袖を着た少年が靴磨きの練習をしている横で
ドレスを着た女の子が心配そうに台本を眺めている。
 ....
体の芯へ 遠退いてゆく 温かさ
残るうちに 白い皺の波 平泳ぎで 進んで
時間から 離れた 遠くから
半目で 音の出ない ブラウン管 
回して 見て 目 回して
白い皺の渦から 2回 ....
魚のような
布のような
白湯ひとつ飲み
眠りは消える


父が笑う 亡霊が笑う
見知らぬ女
洪水の街に
浮かぶ車椅子


右肩を軸に
部屋は回る
水 ....
歩き疲れて立ち止まり
雨がしとしと降り出して
静かに静かに降り出して
道に敷かれた石畳
次第に次第に濡れてゆく
並木の青いプラタナス
静かに静かに濡れてくる

歯を食いしばり空を見 ....
こわれたオルゴールみたいに
いつまでも
同じ音を奏でる物悲しさは
必ず東の空から昇る


星を眺めるフリをして
見えない望遠鏡で
あちこち覗きみる
土星は見えるか?
いや
 ....
高梁サトルさんの自由詩おすすめリスト(1192)
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