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空にはまあるい月が照り、
山には桜の花満開
それを眺めるウサギの背
一緒に踊ろu とタヌキ数匹

その囃し歌 wo
井の中の
蛙が聴く

こんな満月の宵に
夜桜満開
浮かれた蛙  ....
冬、
前歯がのびる
冬、
前歯がのびて
冬、
痛みが
かじかんでいる
たもとに
つっ立っている

おおきな動物の
からだを
すりぬけながら
人間同士が
殺し合う
ころしあ ....
君がすっかり冷ましてくれた空は
ベルベットのように濃紺
余映がまだ少しオレンジがかっているけど
その独りよがりだった熱も
直に消えてしまうでしょう

どうかしていた、
どうかしていたんだ ....
ぼくの中の 罌粟に酔って眠っていた人魚が
目覚めて 今 
ぼくの中を広々と 悠々と泳ぎ回る
そして彼女と入れ替わりで ぼくは罌粟に酔う

彼女の航跡は 蒼く甘い帯になって
ぼくの帯熱を 暖 ....
いくら考えてみたって、それは
途方もなく大きな壁だし
やっぱり誰かの覗き穴なのだ


漏れてる光は淡くて黄色くて
きっと幸福を形にしたものなんだけど
爪あとに似た影も見えるね
だからき ....
黒尽くめ



マドモァゼル




吹かす

Dominican cigar




煙の宙



泳ぐのは



鉛の魚

 ....
バイバイ カザルスホール

最初は静々と
自信のない歌声は
旋律の迷いを消すだけの声で
他人の声は聴こえない
自分の声も聴こえない
歌に詞(ことば)はなく
声に魂はない

次に粛々 ....
Englishman in New York が聞こえる
懐かしい香水の匂いが通り過ぎる
地下へもぐる階段で
地下鉄の隣の席で

自分の左手を見つめる
指輪がひとつ
そのほかはヌード
 ....
きみのおかげだよ
ぼくが
何もかも
投げ出してしまわないのは
感謝してるよ
だから
ぼくは
きみに平手打ちをプレゼント
痛いだろ
生きてる証拠さ


寝付いたきみの横顔 ....
1  月はまるで、地球の薬指に光る真珠のようだ。
2  月はまるで、大きな藍闇に光る女の目のようだ。
3  月はまるで、私の心を映す鏡のようだ。     欠け行き満ち来る銀鏡。
4  月に呼応し ....
これって何かの間違いだったりして

夕方近くに先日面接受けた問屋さんからの着信
胸の震え抑えつつ電話に出てみれば採用しますの吉報だった

他の誰かと間違えていないよね

いつもの野良猫に ....
お早よう! 夜が明けた
全くひどい嵐だったが
ノアの箱舟の諸君、
どこでも好きな所へ行きたまえ

全くひどい夜だったよ
川を流れるオフィーリア、
太陽の光は残酷なものだ
もうお前の顔に ....
桜の花が咲く 花が散る
花の影がわたしを斑に染める

晴れた空はうつろに息づいている
わたしにきららかな憂愁が降る

胸のうちをほの白い人の列がゆく
半透明に やや蒼ざめた横貌を見せて
 ....
 
 
鳥かごの中で
小さなキリンを飼ってる
餌は野菜だけでよいので世話が楽だし
時々きれいな声で鳴いたりもする

夕焼けを見るのが好きで
晴れた日の夕方は
日が沈むまでずっと西の空 ....
待合い室で座っていると隣に「過去」が座っていた

反対側を見るとそこでは「未来」が新聞を読んでいた

「過去」はそわそわと落ち着かず何度も鏡を見ている

「未来」は老眼鏡をずらして ....
あなた、愛してやまない
あなた、そんなあなたに欠けているもの
どんなにあかい林檎でも
その甘さをもってしなければ
結末のないお話

あなた、愛してやまない
あなた、そんなあなたに欠けてい ....
叫びにも似た咆哮が
鼓膜をつんざくだけで
気が付くと
装填された散弾銃を
こめかみに押し付けられ
射抜かれた処女膜は
10ドルで精巣をたらしこむ


どのくらいひどいんだ?
 ....
知らずに
湧き出る
美しい泉を
探す
旅から
私は
知らずに
戻っていた


「きっとまだ
 あそこにあるに違いない」


やっと戻った
夢見がちな私に
窓辺の黄色くて ....
あの遠くに見えるのが、
ダウンタウンのビルの群れ
ガラスの建物達が、光りを吸っている
白い家並みが黙っている木々の中
赤煉瓦の屋根は、みなが城と呼ぶ屋敷 
尖塔を空に向け 
放ち、教会のよ ....
{引用=


それは

空洞と
いう名前の

留保に過ぎないのだと

口に出していた
或る夜

人はすべて
寝静まり

ベッドの上で時間が
ぐんにゃりとする

 ....
 
 
冬の雪の下
土の中で正座していた足を
今ゆっくりとほどいていくように
私の足にも
春がおとずれている

痺れる感覚に
気を失いそうになりながら
すみずみまで血がめぐる
生 ....
      螺
         旋
              階
                 段
               の
     ....
 
 
 
【死が二人を分かつまで】
 
 
 
 死が二人を分かつまでに、あとどれくらい
 私はあなたを愛することだろう。
 
 かけがえのない時を刻みゆく中で
 限りあるこの ....
落ちる.

落ちていく.
落ちていく,自分が分かるのがイヤだ
すれ違うだけで
目を合わせるだけで

落ちてしまう.


離れていくのは簡単で
崩してしまうのは容易くて
ヒトは
 ....
本を閉じるように雲を抱え
糸くずのついた縫いぐるみに
兄弟の名を教える

のぞきこまれた気がして
草のつぶやきに
片言で行くと答え
噛み付くように
草をむしり切り捨てた

 ....
君に対して
誠実な言葉を口にすることが
できなくなったのは

君が僕を軽く扱うから

それは僕が
気が付かないまま
不誠実な行為を繰り返して
いたからなのか

ゆっくりと壊れてゆ ....
扉が
しずんでしまう前に
瞳をひらく
決意をしよう

内に
あふれる
海原をのがれ
足を
こわごわ立たせる場所が
小さくてもいい
流れ着いた
この岸を
いまは
瞳に焼き ....
砂漠の昼
降るはずのない雪が
乾いた砂を覆い
静かに静かに降り積もる


大人は光景に言葉を失い
子供は寒さを忘れて遊び


静かに静かに降り積もる
白い結晶
鳴り響い ....
光のない部屋で

草木は頼みもしない花を咲かせ

ほころびた香りが鼻先にまとわりつく


風の無い部屋で

種はその不幸に気付きはしない


(今夜 ルーリードに手 ....
あの夕焼けを誰よりも美しくしたためることが出来るなら
まかり間違って詩人になってもいいと思ったわけだし
ポジティブシンキングで幸せになることはないことぐらい
鱗を散らして空に溺れた魚の目を見るよ ....
高梁サトルさんの自由詩おすすめリスト(1192)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蛙_to_満月- ……とあ ...自由詩6*10-3-31
lower- イシダユ ...自由詩410-3-31
君がすっかり冷ましてくれた空は- 瑠王自由詩9*10-3-31
酔歌_-_3_/_****'04- 小野 一 ...自由詩6*10-3-31
ひみつ- あ。自由詩15*10-3-30
_Dominican_cigar- 唯視自由詩410-3-30
合唱を_さらに合唱を_ーバイバイ_カザルスホールー- ……とあ ...自由詩9*10-3-30
おとなのひと- たちばな ...自由詩9*10-3-30
Thanks_For_You- 寒雪自由詩210-3-30
満月は欠け始めた。人類は月を10万年間も見て来て、・・・・・ ...- salco自由詩9*10-3-30
言い聞かすひと- 恋月 ぴ ...自由詩22*10-3-29
_朝の歌- salco自由詩4*10-3-29
桜_時- 塔野夏子自由詩5*10-3-29
鳥かごのキリン- たもつ自由詩2510-3-29
退屈- 瑠王自由詩8*10-3-29
未完成な林檎- 瑠王自由詩4*10-3-29
Landscape- 寒雪自由詩110-3-29
黄色い花- さき自由詩510-3-28
ゴンザレスの丘- 月乃助自由詩11*10-3-28
あどけのない空洞- 真島正人自由詩7*10-3-28
許せない春- 小川 葉自由詩4*10-3-28
Spiral- 唯視自由詩110-3-28
死が二人を分かつまで- 綾瀬たか ...自由詩310-3-28
崩れ去る代名詞.- らぐ自由詩110-3-27
空を折るには指がたりない- 砂木自由詩4*10-3-27
- kauz ...自由詩12*10-3-27
- 千波 一 ...自由詩4*10-3-27
White_Snow- 寒雪自由詩110-3-27
悲しみよこんにちは- 唯視自由詩310-3-27
日暮さん- しろう自由詩4*10-3-26

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