すべてのおすすめ
まっすぐな 道も
あったのかもしれない
どこまでも続く、単調さがいつか
ありがたいものだと、
気づかされる

そんなもの本当にあるの?
真実は、蛇のように曲がりくねった
螺旋のそれ ....
あいつはたぶん
あたしのイキ顔をコレクションしている
でもいい
あいつのためなら
あたしいくらでもエロくなりたい

乳首とクリトリスがとがって痺れて
シーツやあいつの声がふれるたび
あ ....
 
 
横隔膜、という膜がある
橋の上を歩いているときに
初めて知った

何かの香料の良い匂いがしていた
早く帰りたかった
知っていることが増えて
もっと上手に嘘がつけると思った
 ....
母がいない生活に
ほんの少し微かな疲れが渦巻いている
週末に少しだけわがままを
聞いてくれる人がいてくれたらと

国道をぼんやりと立ったまま
飛んでいく紙飛行機にじっと立つ日
体は旋回し ....
  
 
雨が魚の中に入る
滑らかな質感でバスが流れていく
タクシープールの人たちが性器まで濡らして
蝶番のついたドアの開閉に忙しい
窓に沿って座り
ベッドがあれば眠ってしまう
私はぴ ....
(なぜ僕は泣いているんだろ)



バケツやホウキを見て
なぜ僕は泣いているんだろう



全力疾走 雪だるま
寒さにおわれる雪だるま
冬が終わるその前に
どこかの誰か ....
叶わなくてもけして
忘れられない
行方を失ったものばかり
歩道のコンクリートブロックに
しみこむ、缶コーヒーのこぼれた汚れ
途中で読みあきた文庫本にいくつも挟まれたしおりの
とどかない、そ ....
二月二日は猫の日でした
嘘です
ほんとは二月二十二日
にーにーにー、ほらね?

でもこれも、信じました?

今日は何の日
一年は
いつも誰かの命日ばかりで

今日は何の日
歴史 ....
ただ、呼吸だけをしていれば
それが唯一の救いになっていたのだろうか

砂漠に捨てられた緋色を
ドライフラワーと呼ぶことはつまらないおふざけ
ひび割れた部分を優しく撫でてみて
前頭葉で水の滴 ....
冬の畑の渦巻き模様

雪原に融雪剤の渦巻き模様
美瑛三月の雪原の丘
たった十日の早い雪融けへ
スノーモビルによる散布

美瑛の美しい起伏は
パッチワークの丘
四月柔らかな陽光の中
 ....
釣り上げることのない魚体の姿として描いている
川の向こうには
年明けの空に霞んだ都庁舎が見える

部屋にキャンバスもアクリル絵の具も満足に揃っていない
この国で給料をもらい続けていたのだろう ....
 
 
世界中の積木が音もなく崩れ始めた頃
特急列車の白い筐体が最後の醗酵を終えた頃
口笛を吹いていた唇がふと偽物の嘘を呟いた頃
少年から剥がれ落ちた鱗は一匹のアキアカネとなって
ハーモニ ....
{引用=今までどうしても言葉にできなかった
いつだってそれは眩しさと悲しみのイメージで立ち表れてくるし

僕の言葉はただ、その名から溢れ出るしかないものだから

それでも今日僕は綴る

 ....
私のおなかの上で赤鬼みたいな怖い顔をして
額の汗を拭おうともせず
力強さこそが総てと容赦ない恥骨の痛みに涙を流す




さきほどまでの赤鬼が嘘のような寝顔
横になって見つめれば不思 ....
タクシーに乗った
何でもない 話すことは
釣りをすることはそこでできるのだ
今日も眠ろう

銀色の魚体をすぐに思い描いて
ああ 僕はそして
暇人なのだろうかと ただ話しながら
いつまで ....
駄目にするから
やがてトヨタはきっとGMにやられるだろう
僕を死んでないまま 金持ちではないことは おそらく自由だから
セルシオやレクサスへと目を奪われている

僕はたぶん金持ちになる
物 ....
 
 
もっと簡単にあなたを愛したい
複雑な手続きなど経ることなく
もっと簡単に
もっと簡略に

僕は僕の皮膚を越えて
外に出て行くことはできない
僕から出て行くのは言葉
それは様 ....
疲れてきたのかな?

女子マラソン観てたあの人がつぶやいた

どれどれとテレビの画面を見やれば
折り返しまで先頭グループにいた選手が何度も後ろを振り返った

背後に見えるのは何なんだろう ....
心配もない 
財布が没収される橋を越える
レアなコインには大麻だと思った警官にすし詰めになっているから
大震災のニューヨークからブルックリンへと
一台の車に乗って出て行く街を
とうめいさを
いつまでも盾にしていられないので
やぶり取られることに怯えている

肉の壁をおしつぶして
いたみと寄り添い
静寂の根本までおちてゆけたらいい
くずれかけた砂の橋も
ほこり ....
キッチンで君と二人
こんにゃくをちぎっていく
娘は一人、二階で
静かに宿題をしている
こうして手でちぎると味がよく染みこむのよ
君が母親から教えてもらったように
僕は君から教えてもらっ ....
話を聞かずに、
女は紙飛行機を折っている。
無垢な翼だと今は思う

針路はどこへ向かっているのか知らない。
風はその都度
手のひらをかえすもの

冬の空は形容詞を求めない。なのに、
 ....
良かった、と呟いて
それからまた手を離すんだろう

そしたら宇宙の端から呼んでくれよ

必ず応えるさ、

まだ本当にそこにいればね



ニルヴァーナ、

そこにたどり着こう ....
 
 
こんにゃくの降る街を
君と歩く
手をつなぐのは
二人に手があるから
理由はそれだけでよかった

子どもたちが積もったこんにゃくで
だるまを作ろうとしている
それは無理なこと ....
 
 
どこかの外れのような野原に
ひっそりとメリーゴーランドはあった
白い馬にまたがると
むかし死んだ友だちが背中を押してくれる
メリーゴーランドがきれいな音楽とともに
ゆっくりと回り ....
 
 
手紙を出す用事があって
エレベーターを待ってる
扉が開く
エレベーターの中が
こんにゃくでいっぱいだったので
乗らずにに見送る
あんなに沢山のこんにゃくを積んで
あのエレベー ....
 わたし詩が好きよ
 だって好きなこと書けるじゃない
 雨、雨が降ってきた
 上がったわ、な―んて虹、虹をかけたワ
 夜なのに午後って言ってみたり
 
 わ ....
何も詩など
知らないのなら一番だ
得る物も家で作らなくていい
家で寝ていれば寝ているのが
自分の中でないだろう生きていけばいい
声を潜めていれば
全ては奏でられていくだろう
台風の季節は
内川の水かさが増えて
びゅんびゅん橋が流されていく
毎年流されていく

助手席に深く座って
国道11号線のヘッドライトを目で追う
期待や倦怠で満ちた車内を
MJQ ....
ラ・ピュセル、大地の娘たちよ
あんころクロワッサンは
暗黒のクロワッサン
すなわち新月の三日月

ポエムのポトフ
ことこと煮込んで
雪消の葉っぱのサラダには
スペースシャトル・ドレッシ ....
都志雄さんの自由詩おすすめリスト(414)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
螺旋- 月乃助自由詩12*10-2-26
じぶんのからだのはずなのに- 吉岡ペペ ...自由詩310-2-26
香料- たもつ自由詩510-2-24
あの人のこと- 番田 自由詩410-2-24
大雨- たもつ自由詩710-2-22
雪だるま- ……とあ ...自由詩11*10-2-21
すきま、しみこませて- たりぽん ...自由詩510-2-21
二月二日は猫の日でした。嘘。- 海里自由詩5*10-2-19
マイセルフを探して- 中原 那 ...自由詩9*10-2-16
美瑛の春- ……とあ ...自由詩9*10-2-15
労働社会を考える- 番田 自由詩110-2-15
行間- たもつ自由詩910-2-12
帰れない- 自由詩12*10-2-10
さくら坂のひと- 恋月 ぴ ...自由詩33*10-2-8
景色の中の泡として- 番田 自由詩110-2-5
山手通りの上に座り込んで- 番田 自由詩210-2-4
もっと簡単に愛を- たもつ自由詩2110-2-3
振り返るひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*10-2-1
検問- 番田 自由詩110-1-31
花畑までの景色- アオゾラ ...自由詩810-1-31
こんにゃく(について)- たもつ自由詩8+10-1-31
歩道にたまった枯葉が風に飛ばされていく- プテラノ ...自由詩410-1-30
三千世界- 自由詩4*10-1-28
こんにゃく(ご)- たもつ自由詩810-1-28
こんにゃく(し)- たもつ自由詩710-1-27
こんにゃく(さん)- たもつ自由詩910-1-26
ワタクシ詩が好きよ- ヨルノテ ...自由詩210-1-26
ポエム- 番田 自由詩210-1-26
牛乳特選帯(仮)- 手乗川文 ...自由詩13+*10-1-25
向こう岸のシベール- 海里自由詩210-1-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14