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宇宙の中心に

じぶんを置いてしまうから

厄介がうまれてしまうのだ

宇宙の中心に

じぶんを置かなくたって

どうせ置いてしまっているのが

じぶんというものだ


 ....
ひとに赤が特別なのは
分かるような気がする
太陽が白だろうと黄色だろうと朝日と夕日
やがて夜には
闇の中にはっきりと赤かったであろう火

まして死にかかわるとき
そして必ず誕生のとき
 ....
その響きと
余韻しか知らない街で
親しく投げ交わされ
胸にぶつかっては
つぶれて香るトマト
ことこと煮詰めたソースは
ちょっとどころか
すごく甘くて
ふわふわした湯気のなかで
舌がト ....
ふと君と出会ったので
なにを思ったのか
結婚する気になってしまい
程なくして言葉に出してしまい

ふと言葉に出してしまったため
なにを思ったのか
結婚することが現実的に思え
程なくして ....
黄昏時、父に手を引かれて
よく見に行った客車区
そこには、旅立ちの準備に忙しい
夜行列車の群れがひしめき合っていた

ベッドメーキングのシーツとカーテン
灯の点った食堂車、純白のテーブルク ....
雨の音が寂しさ運ぶ
こんな夜は
貴方に甘えたくなる
会いたい気持ちを
抱きながら
貴方を思い紅を引く
雫に濡れた窓に映る私
泣いてなんかいないわ…

わかってる
貴方には守るものが ....
太陽の熱の残る鉄
燃えつづける林を抜け
蜘蛛を殺すことなしに
顔を覆う巣をはらう
日々を
日々を生きるということ













 ....
朝廷の出方ひとつでは
倍増しかねない
蹶起を促すメールが
アンドロメダの青年将校に今 届く
わたしのつみ
それは、
乾ききった電子記号の羅列を
わたしのパルスを
発してしまったこと

わたしの渦に
巻き込まれた
小さく、か弱い
痛々しい 命が
ないていることを、シカトした ....
あの人が

どこにいるのかも
今、なにをしているのかも
知らないのでした。

ただ、重ねた心臓の鼓動が
時に強く波立つので
それとわかるのでした。

シャイだから、
と、人は言う ....
四日の夜には息子と散歩をした
息子は自慢話を聞かせてくれた
子供ってたぶんみんなそうだ

ふしぎな月の夜だった
月のまわりにおおきな円弧がかかっている
それを息子に教えた

お父さん、 ....
墓場まで持っていく秘密があるということは
幸せなんだろうか
誰かには
ぽつりと
話してしまうかもしれないね
雪女の夫みたいに
ふとした
裏切り
そしたら
幸せが逃げていくんだね

 ....
意味もなく汚れた気分になった午後、
よる辺の水をすくう人、そのやわらかい中身をのぞいた人、
深く閉ざしてみるといい、確かではない文字のかたちは、
かたくておもい持ち物すべては、知 ....
あなたが目くばせで呼んだなら
南十字星を飛び越えて
ブラッディマリーにセロリを刺すの
まっすぐなくちばしは
はじける果実の唄を知っている
マイ・リトルバード


かたいベッドじゃ眠 ....
大事な人はいつもなにも言わない
それはだめだとか これをしろだとか
黙ってる私から遠くない場所にいてくれた
しわのある手でなぜてくれたあの人も
こわい顔で横をむいたあの人も
それでもいること ....
笑ってごらん
海が見えるから
泣いてごらん
人が見えるから

皆が助けて
くれる
皆が好いて
くれる

愛していると
言いたいのだけれども
言えない
大切だから

雨の中 ....
寝たきり生活もう何年
飲めない
食べれない
喋れない
動けない
管に繋がれ生かさている
生きているんじゃなくて
生かされている
献身
愛情
思いやり
本当にそれらが全て
正しい ....
この命をみんなの為に使えたら良いのに。

この命をみんなの為に削れたら良いのに。


そしたら、思い残す事なんてないのに。



これは自己犠牲なんかじゃない。


 ....
塗りたい色は
ただ青と呼ばれてただけで


そこに広がる
光りの粉は

ただ星と呼ばれていただけで




現れただけで
表したかったわけでも無く

 ....
今日私は〈一人の人間〉らしくあるために
「それでも」という言葉を5回使った。だが5回という数
は多すぎたのか、目を閉じたときに光軸の
ずれた光が飛び交うのが見えただけだった。外は一日中静
かだ ....
音もなく降り注ぐ
月光に
全身を灼かれ
声もなく身悶える夜

あまりに清らか過ぎるのだ
もはや引き返せない私にとって
月の光は
半分

どんなおじさんにでも
その時だけ恋をしてしまう女の子がいる
父の日にプレゼントを贈り続ける女の子がいる
おじさんとセックスしてお金を貰う女の子がいる

半分お金で半分趣味らしい
 ....
ただ声を聞きたいだけで
低い唸りが響く胸のトンネルに耳を押し当てたくて
私も彼も裸になったのだと思う
何かしゃべって、と言うと
何をしゃべればいい、なんて聞くから
何だっていいよ、と答えるし ....
きみを愛しいと思えたとき、きっと私は死にたいのだろう

私が死にたいと思えたとき、きっと未来はちっぽけなのだろう

未来がちっぽけだとわかったとき、きっと音人は歌うことをやめないだろう

音人が絶え間 ....
誰もいない、誰もみない
透明人間のぼくは街を徘徊する

埋没されてゆく
溶け出してゆく
視線はすべてをすり抜けて

ただ、共有された孤独を愛している

やさしい無関心に抱擁された喧騒 ....
こえぇ、こえぇ、まじこえぇ。

明日あたしは退院すんだけど、

退院=ふりだしに戻る、なんじゃね?と
せつなく思ってみたりして



そうだよ
それが
本音だよ


こえぇ ....
不思議な国に
自分を 真っ赤に手にする
生ぬるい 触れたものの
薄い緑してくる 僕自身は感覚にあるのだろうか

しかし 指紋の中が
コーラだろうか 氷の何かには
肌ではない 映ってい ....
鉄町に住むからか
鉄の女と人はいう
私はそんなに強くない
錆びて疲れた心なの

二人歩いた鶴見川
今日はひとりで来ています
結ばれないのは知っている
信じたくないだけなのよ

たと ....
手に手中にした
人間をするものを
      わからない

深緑色には いるのか
させられているような 自分が
そんなふうか

    誰なの が そうしているのを
秋の日に
歩き ....
{引用=1

2

3

4

5


僕が赤ん坊だったように
君がまだ若葉であるように
真っ白なキャンバスでさえ
絶えず変化をしている

広大な土地も
同じような ....
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