すべてのおすすめ
支配される
夜で
寝床で
ハロゲン灯の橙の中に
うずもれて
心臓のかたちをからだじゅうで描く
まぶたを閉じて
息を受け
からだじゅうで
泣く

いつも
おいてゆかれる心がまえを ....
木漏れ陽や影が
昼の星を見ている
羽は
羽から目をそらす


家の裏の沼には
家が沈んでいる
建つものもなく
枠は増える


   翳りが
    ....
                      091110


屋根が五重になっていて
天高く聳えるが
警護の僧兵が巡回するから
寝そべっては居られない

五十の塔が
空高くそびえ ....
昨日と今日は同じだと嘆くひとは
今日が今日のままであることを願っている。
自覚のない矛盾がそのひとを支える。

空の星
足もとの雑草
キーボードの上の埃
なにひとつ
昨日と同じではない ....
ほっかりと何か
分かったような
分からないような

長い夢のような日々で
私は夢遊病患者を長らくやってきたけど

やっと凄いスピードで
進んでる景色の端っこを捕まえたようだ ....
ほんものの冬だから

哀しみが風に吹かれている

自信のない僕だから

西日に背中をおされている


街路樹から緑が抜ける

何百マイルも離れた大学街

女を抱きにぶっ飛ばす ....
土地を買って鉄路を敷き

そのまわりを開発して

定時には人々を詰めこんで運んでみようか

地域密着でありながら

こんなダイナミックなビジネスはない

しかも電車は車より8倍エコ ....
読みかけの漫画なんか
弟に渡して
こっちきなよ
光と音の洪水だぜ
冷蔵庫の前で待っていたって
ママが牛乳とってくれるわけでもない
もうわかってきただろう
ここにはさ
自分できなよ
お ....
4日の日に
上の階の人が引っ越すらしい

4日といえば
わたしは健康診断の日だ

わたしがお腹やら喉やら
胃腸のはたらき具合なんかを
ぐるぐる調べられている時分に
かれらは荷物をくく ....
その後のこの期

夢のなかで
私はまだ
逃げも隠れも
している



この期に
およんで
い ....
地球温暖化の原因は僕らにあるわけじゃない
考えてみればわかるはずさ
そばに寄ると気温が上がったように
感じるかもしれないけれど
太ってるからって体温が高いわけじゃないんだ

スタイルの良い ....
空も物体だ
ひとつにしているものを浜辺になくなって
孤独は 座らされていく曲がり角の
指先として 思いを聴かされていた  

オーケストラをクジラとして思い描こうとしながら
辞典なのだ 携 ....
 眠れない夜が明け
 笑えない朝が始り
 下らない昼が過ぎ
 眠れない夜が来る

 路傍の石を撫でる市民が月を指差して
 あぁもまるいと下らないと哂い
 居場所をなくしたように感じる
 ....
燈火のなかに小さな樹があり
燃えることなく
夜を緑に染めている


下からの光 螺旋の影が
まるいかたちを
ゆうるりとつかみ
ゆうるりと離し
くりかえす


耳 ....
                  091106




稼ぐに追いつく貧乏無しと
村の鍛冶屋が槌を打つ
間違えたのはお殿様
天下取ると聞こえたので
良い気分
天下取るにはそれ ....
                    091106


時間軸が傾いたので
慌てて修理の電話したのですが
補正予算の執行が停止され
本年度は難しい
次年度以降に期待してくださいと
愛 ....
こころの数だけこころがある

こいつらはどこに行くのか

生まれては消えて行くのか

消えずに生まれたままなのか


胸さわぎはやまない

こころの数だけ何があるのか


 ....
ねじを巻くのは
走れなくなったから
アスファルトのざらついた感触が
踵に痛くて
右足と左足の交差が作る
不確定なアルファベットが
読めなくなってからでは遅いのだ
きり、きりり
かつ ....
 
 
硬質に濁ったゼリー状のものの中で
僕らの天気予報は
軋み
軋んだ音をたて
初雪が観測されたことを
伝えようとしている

子どもたちが歩道橋から次々に
ランドセルを落とす遊び ....
昔の女に電話しそうになった

たわいもない話をして

うちに来る?なんて言葉のあと

ふつうを装うのはもう御免だった

電話しても会えなかったかも知れない

駅でビジネス本を一万円 ....
今からご飯
その後レイトで

と言いながら眠ってしまった


その後
僕は冷えた頃合を見計らったビールで余計に冷えて
忘れたものにむせながら
昼の洗い立てのシーツを夢見る
己かわいさに泣くよりも
口を結んで仕事しな

そおすりゃ
田舎の母さまに
粋な便りも書けるだろうし

まんまるお月様登る国で
ぶくぶく溺れる事もなし

貴方十五の ....
途切れた道のその先
坂を上りきった場所の空
曲がり角をすぎてゆく陽
曇と 曇ではないものの午後


暗がりのなかの道標が
なかば暗がりになりながら
暗がりの歩み ....
この世に生まれることのなかったあの子も

あの世で新型インフルエンザにかかってやしないか

息子の看病をしながらそんなことを心配していた

ウィルスも死んだらあの世にゆくのだろうか

 ....
色が死んでいく季節の中で
鮮やかに咲く秋の薔薇
何故それほどに、と
数え切れぬほど問われたけれど
同じ夏と冬の狭間でも
身を切られたことがない人たちに
その違いは決して分からない

そ ....
珈琲の苦さを知ってから
あなたの良さがわかった気がする

恋というのと
終わりというのと
美しいというのと
並ぶようで並ばないんだ

時折り衝動的に泣きたくなる
お気に入りの ....
いつか
音は
静けさに
消え入り
香りも
宙に失せ
色は褪せ
光沢はくすみ
そして
形も崩れる

いつか
一杯の酒は
飲み干され
グラスにも
ひびが入り
砕け粉々となり ....
人はいつから

空に憧れたのだろう

遠い昔から

変わらずあり続ける空

そこに心を映し出したり

明日を夢見たり…

精一杯の

未来予想図を描いたり

遠いようで ....
メメ子がテストで76点獲った
唯一得意な英語だった
しかしメメ子の数学は31点だった
メメ子は数学が大の苦手だ
母親は勉強しないからだと叱り
塾の先生は母親に平謝りしたついでに
メメ子を哀 ....
プログラム一番
国家・校歌斉唱
尚、時間短縮のため赤組・白組応援歌も同時合奏とさせて頂きます。
保護者の皆様もご起立下さい。

 
 君が代は流れて尽きぬ赤組ゴーゴーゴー!
 千代に八千 ....
都志雄さんの自由詩おすすめリスト(414)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
支配され、忘却のかなたに蝶を見る- たちばな ...自由詩909-11-10
水の遍歴- 木立 悟自由詩509-11-10
五重塔(その2)- あおば自由詩3*09-11-10
シーシュポスに死を!- 佐々宝砂自由詩6*09-11-10
うぶ- 田園自由詩209-11-10
冬の旅人- 吉岡ペペ ...自由詩509-11-9
いまから鉄道会社をつくってみようか- 吉岡ペペ ...自由詩309-11-9
ディスココーク- 秋也自由詩109-11-9
引っ越し- 衛実自由詩4*09-11-8
ルパンの車- 笠原 ち ...自由詩909-11-8
ヒマンジ- 花形新次自由詩1*09-11-7
苦しみはナショナルホット・カーペットへ- 番田 自由詩309-11-7
うえん- 影山影司自由詩309-11-7
夜と手のひら- 木立 悟自由詩509-11-6
晩秋- あおば自由詩4*09-11-6
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こころ- 吉岡ペペ ...自由詩1009-11-6
オルゴールの夜- 銀猫自由詩13*09-11-5
初雪- たもつ自由詩2409-11-5
昔の女- 吉岡ペペ ...自由詩8+09-11-4
後期夜行- TKUDIODA自由詩3*09-11-4
下呂小唄- 田園自由詩409-11-4
夜へ_夜へ- 木立 悟自由詩309-11-4
あの子の看病- 吉岡ペペ ...自由詩609-11-3
秋の薔薇- 西天 龍自由詩3*09-11-3
お気に入りの曲ばかり聴くのはよくない- かんな自由詩8*09-11-3
いつか- あらら自由詩209-11-3
- ヒロシ自由詩109-11-3
母親だの塾だの- 智哉自由詩109-11-3
国家・校歌斉唱- オノ自由詩509-11-2

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