すべてのおすすめ
指の腹で押し潰す頬の、
薄皮一枚先を流れ去る
君はすっかり青ざめてしまって
嘘のような住宅街に漂う金木犀の香りと
ぶら下がる総菜屋のコロッケは
いつだって口論を止めずにいるか ....
お腹をこわした程度で、と思われるかも知れない
健康には全く気を遣わず
「夜中に食べるからジャンクフードは価値があるのだ」と
チーズのたらふく振りかけられたハンバーガーを嗜み
それでも今日までこ ....
我々は朝まで押し黙る。壁の朽ちた食品工場に蔓延る黴の群れとして。投げ込まれた石が薄暗く音を立てる霧の湖として。黒ずくめの(発光して燃えているようなもの)に、孤児のずぶ濡れた(双眼鏡)に、深く沈んだ調子 .... 「君は自分の脳漿をデザインするんだ」と68歳のミック・ジャガーが新しいチームと共にずっと俺に話しかけている。月曜日の覚醒は雨。追悼の様なぽつぽつとした雨だ。午後に一度上がると思ったのに .... なめくじの聞こえない歌声が家の下から聞こえる
なめくじの湿った心がぬるぬるの木屑から立ちのぼる
なめくじがゆっくりと顔をめぐらして食い物を探している
大食いなのだ この楽観論者は

金属質の ....
武器の形をした島

地球上で最も凶暴な住民、ただしあくまで、潜在的に

ありふれてはいるが、空から見下ろせばその島は太平洋に浮かぶ拳銃にみえる、シリンダーのあたりから山となって人工の針葉樹林が ....

彼女は晴れの日でも傘を差している
雨を異様に怖がっているのだ
酸性雨を浴びると体が跡形もなく溶けてしまう
という話を子供のころに聞いて以来
ずっと信じているらしい
雨が降り出してから差 ....
苔生した石の階段を滑らないように注意しながら、八月の名残にべっとりと濡れた九月初旬の山道を僕らは登り続けていた。装着して三ヶ月になる義足の感触にも君はずいぶん慣れてきたみたいで、隙を見つけては .... オーブンレンジが
動くときに聞こえる音に似たうねり
楕円的な渦巻きの軌道
高いところから落ちて破損した
もう聴くことのないCDとそのケースみたいな一日


テレビの ....
書かなければいけない、と決められたことには
ギリギリまで、おれは、手を着けることはしない
いよいよ時間がなくなって、おまけに
だらしないあくびが出る頃になって、ようやく、手 ....
「18歳未満立入禁止」
のボタンを押して、そっと扉に入る
大人は誰一人いない
大人が若返っているのか
大人などはじめから入ってこないのか
大人などはじめから"いなかった" ....
「どこにいる?」
誰のしわざだろう

  (どこにいる?)

有限のたましい


絶対音感の人の指先が
たくさんのたましいの呻りで
にごってゆく
そのとわの中で
その
  と ....
「もしあたしがゾンビになったらどうする」
「うっかりちんこから食ってもらう、じゃあもしおれがゾンビになったら」
「ぶち殺す」

おまえの人生テクノポップ!おまえの人生チルアウト!おまえの人生ド ....
まっしろなひかりと
吐く血の赤の
混じりあうところに
のみこまれるようにして消えたい
16グラムの毒を
透明な真空に溶かして飲みほしたら
色褪せてしまうことばは
もう必要ないから

 ....
俺達のことを誰も知らない
俺達は誰よりも弱い
俺が蹴っているこれよりも弱い

生きているか死んでいるかはどうでもいい
他人なら尚のこと
俺達は過呼吸すぎる
もっとひっそりと静かに佇むべき ....
都合のいいやつで甘んずる
そいつを俺は女王様と呼んでいる。



足の細さ
と、腰の細さ、
きをつけるのだよ
脱いだらたいていひどいんだ
足と、
ウエスト、
以外

けど ....
正直な話
黄緑のスーツは無いな、と
パンツ一枚で団扇を泳がせる


三日間カフェインを絶って
頭痛やだるさが私を捉えたら
カフェイン中毒のサインらしい
でも
コー ....
{引用=


  ゆるせないものたちの
  正しい呼び方を
  毛布に{ルビ包=くる}んで
  抱いて眠る

  おやすみ、
  
  受話器の向こうの
  どこか分かりえない場 ....
必要性に応じて生きている

大人たちの叫ぶ声で
雲の影は去った

君が泣かないために
氷砂糖と毛布を買って
家に帰るけれど
本当は、君の好きなものを知らないし
そもそ ....
ぎょうざを焼いていたら
「星の王子さま」を読みたくなり
けれど本がみつからず
木を抱くようにあなたを抱いて
森との正しい関係について
ためらい
分割払いのようなキスは
うわのそらで
お互いの調和は水 ....
陶酔

違う

それは
覚醒の極点

天国と地獄

死んでからでは遅いのだ
肉体が魂に置いてけぼりを食らう程
必死になった事はあるか

法律も愛情も平気で犯し
其れを見るた ....
固くて冷たい床の上
ごろんと転がっている 体 
肌色の塊

Kの重み 底無し 愛しい

戸籍から消えて
楽になりたい
決して死にたいわけじゃなく
霞になって
漂いたい
憎い昼間の ....
{引用=すきなものがたくさんあった
ある、女性歌手はそのふうけいのさきに
ひとりきりのみらいをみた}


 *


すきな人がたくさんいても
私のことをよくしる人はひとり ....
毎日は平和です幸せですとりたててやるべきことも無く平凡です
起床時に布団を畳むことが面倒なので、昨日からベッドの購入を検討しています

重くのしかかる頭で考えることといえば
 ....
トレモロ、
ふかい積雪のなかに、
なめらかな素足が埋もれている。
雪に焼けていく皮膚が
雪を焼くという反応。
果たされなかった握手と、
連絡の途絶えたわたしたちの氷河期。


pen ....
踊るフラグメント
回るテスタメント
それでも止まないグリコーゲンの行進
いくら泥濘のグラウンドを藻掻いても

15歳の猫背の老兵
全ての記号を使って叫んでも
ボナパルトにはなれない
不 ....
死んだプラネタリウムのそばの
かろうじて灯る街灯の下で
指と指をからませあった
身を切るような12月だった


旅自宅の途中で
こっそりと抜け出してきた
き ....
トマトジュースの喉ごし、気に入らないざらついた酸味、砂場まで走っていこうなんて考えていた、朝焼けのうすいひかりは手抜きの水彩みたいだから。もっと冷やして、かたくして!直視する鉄棒の錆、むかし好きだった .... さよならからはじまる物語は全部つまらない
無言と有言の境界線を綱渡りのように泳いでいく
沖縄、という地名があって
沖縄、という場所があった
そこで世界の一番はじっこは
青い、ということを知っ ....
この大地に種をまいて
新しい花を咲かそうと
大きな花を咲かそうと
女の子がぐずってます。

この大地はいつだって
花がいっぱい咲いてて
明るくて活気があって
私を元気にしてくれた。
 ....
ゴースト(無月野青馬)さんの自由詩おすすめリスト(1437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
mash_mellow- 山中 烏 ...自由詩6*11-10-2
弱虫- ピッピ自由詩411-10-2
we're_drunk_'til_the_morning- ehanov自由詩311-9-29
I_CAN'T_TAKE_IT_NO_MORE- ホロウ・ ...自由詩2*11-9-26
なめくじ- 非在の虹自由詩3*11-9-19
メロンアイランド- 乾 加津 ...自由詩8*11-9-13
彼女らはいずれも澄み切った声をしていた- 吉田ぐん ...自由詩2611-9-10
そして君はもしかしたら鳥になるつもりなんだ- ホロウ・ ...自由詩3*11-9-5
そしてあらゆるものが過ぎ去ったあとを- ホロウ・ ...自由詩3*11-8-28
書かなければいけない、ということについては- ホロウ・ ...自由詩4*11-8-15
"B",_is_the_capital_ ...- ピッピ自由詩411-8-5
夜景・死に水- ピッピ自由詩311-8-4
ゾンビポップ- 魚屋スイ ...自由詩811-7-31
シロップ- 大覚アキ ...自由詩511-7-19
モドゴホルド(mod'goholdo)- ピッピ自由詩411-7-18
夏の日って。- 榊 慧自由詩211-6-28
熱中症- 山中 烏 ...自由詩2*11-6-21
グッドナイトダイヤル- 山中 烏 ...自由詩5*11-6-20
ジュブナイル- 山中 烏 ...自由詩5*11-6-18
みどりになる日- 阿ト理恵自由詩14*11-6-13
天才- 少女A自由詩111-6-7
今日と明日の境目に- 少女A自由詩411-6-6
生活- 山中 烏 ...自由詩7*11-6-1
ハッピーダイアリー- 山中 烏 ...自由詩5*11-5-23
frigid_vessel- 雛鳥むく自由詩8*11-5-23
首吊り縄の向こうに- ピッピ自由詩311-5-21
闇の向こう- ホロウ・ ...自由詩2*11-5-17
光は赤いのが好き- アオゾラ ...自由詩5*11-5-13
さよなら- ピッピ自由詩411-4-28
眩しい眩しい青色- ブルース ...自由詩2*11-4-22

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