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わかってるよ
君たちにとって私がどれだけ取るに足らない存在かは
その存在すら危ういことも
君がどれだけある人間の女の子をすきかとかも
十分お喋りしてくれたし
私を傷つけるのが目的かと思うくらいよシスタ ....
「痛い。」
「え、ごめん痛かった?」
「うん、でももっと痛くしていいよ。」


みんな知らない
私がこんなにも死にたいということを

みんな知らない
私がこんなにも彼女が好きだという ....
窓枠の内側に、かすかに、雲が映っていた

薄い生地で出来たカーテンで
僕は太陽の光を避けている

あの雲は、どれほど遠くまで行くのだろう
どんな風で?

カーテンの隙間から漏れる光は、 ....
ひとりのおおかしぎが
海を渡ってきたのを
見ましたか?

それはどんなふうだったでしょうか
せなかを丸めて
いつものように
口もきかずに
それでいてたくさんのことを
瞳で語り
そん ....
終わりなんてないんだ
広がり続ける赤いカーペットの上で
コインの光に洗脳されて

朝なんてないんだ
閉じ込められたぬいぐるみは
ミラーボールのぐるぐるを眺め続けて

親なんてないんだ
 ....
私顔が汚いって
AV女優みたいな顔してるって
「どういう意味」
「どういう意味、というかとりあえず褒めてはない」
「何それなんかむかつく」
神様、佐々木クンはひどいことを言うんです

神 ....
彼女はブランコがお好き

路地裏に佇む溜まり風や
お向かいさんの飼い猫に
思いを馳せている、毎日



思いついた恥ずかしい台詞を
口癖のように好き勝手呟いて

 ....
太陽が
沈むまで
君のために祈ろう
あと40゜
君に祈るのに
残された時間は
あと40゜

君は
死ぬのかもしれない

それとも
ただ
立ち去ってしまう
のかもしれないし
 ....
真昼の頂点に、輝く水飛沫があがり、影のない一瞬 私は
ぽかんと口を開けて、天頂を見る、ヤブ睨みをする
不機嫌だった幼児も、相貌を崩し 笑い出す
はしゃぎだした子供たちに大人たちはお手上げ
だけ ....
私とあの娘はお揃いの十字架のネックレスをして真っ白いワンピースを着て
仲良く手を繋いで一緒に歩いてゆきます
渋谷のスクランブル交差点
真の美しさを持つ運命の二人はまるで双子の様
誰にも邪魔でき ....
泣いたって無駄だよ
君は出来損ないなんだから
出来損ないの天使なんだから
君が何かするたびに悪いことが起こってみんな迷惑してる
神も君なんか見放してる
何か悪いことでもしてみなよ
堕天使に ....
「観」


部屋の片隅に置かれたポトスのように

見落とすことも出来たはずなのに

僕はうっかり君と正対してしまった

君のいとおしい傷跡を観てしまった




「葉」 ....
 
 
落書きが欲しくて
お金を渡すと
気軽に売ってくれた
壁のような人が
また何かを遮るため
無表情のまま立っている
それを見ている
人のような壁が
落書きの中にいた
壁のよ ....
雨の降る日のフランスの外気のような湿った匂いのする君
アンドレくんにはもう言ってあげた?
もう私アンドレのこと嫌いって
ノートもう見せてあげないって
リサ先生とのこと教室のみんなにばらしちゃう ....
みんな多分物事の先端がすきなんだ
ほら
叡智の先端
流行の先端
あの娘のポニーテールの生え際
サヤカの黒くて真っ直ぐな髪の毛先
きみのかわいい指先
ツンと尖った白い生意気な鼻先も僕は慕う ....
私がふたごだったとき
ずっと森で暮らしてた
ふたりおそろいの服を着て
毎晩同じベッドで夢を貪りあった
ふたり一緒にいること
それが当たり前の世界だった

私がふたごだったとき
世界はひ ....
アイスキャンデーを半分まで食べて
もういらないと感じた

激しい波の音がだんだん遠のいて
かわりに
飾り気のない雲がほそくたなびいてゆく
陸と船をつなぐ白いテープのように

別れ
の ....
また冬の季節が来るよ
また血がたくさん飛んできて危ないからよけて
血が飛ぶ季節だから
また一人歩いていく季節になっちゃった
せめてあの娘の赤い唇と私の乾いた唇とを合わせたかったな
午後5時の ....
どうしようあの娘に嫌われたら
私があの娘のことが気になってるって
人に言えないような気持ち抱えてるって気付かれたら
どうしよう
友達だと思ってたのにって嘘付きって

どうしよう私また一人
君とは双子み ....
深夜、裸、横たわったまま
きみに電話をかけられるので
わたしは科学に感謝するが
その超軽量・収載辞書数世界一の
電子辞書は捨てなさい
わたしは高度を欲しない
ベル音は
ベルが発明した瞬間 ....
朝起きて具合が悪いといったら
「休みなさい」
と母がいう
ぼくよりいつも遅く出かける父は
今日は会社に行ってすでにいない

うまくいった
とぼくはおもった
普段なら熱をはかられて
「 ....
さあね
と、言ってごらん
それだけで千と
一夜の妄想を掻き立てる

さあね
と、言ってごらん
それだけで君の
血の色は藍にも黄にもなる

さあね
と、言ってごらん
夜が銀の杯を ....
「百」


百のざわめきを虫取り網で追い回して

百のつぶやきに釣り糸を垂らして

百のウソと百のホントを掻き分けて

たったひとつの詩の言葉を探し求める




「鬼 ....
パスワードを変えた
だからあなたは私に触れることはできません
パスワードはあなたにはきっと解らないでしょう
ヒントは私の部屋の水槽で泳いでいるきれいなかわいい青い魚の名前


私はロボット ....
この際ニートになるのもいいね

日差しも風も
私を置いてけぼりにしたまま
すっかり秋めいてしまったから
もう
何にもやる気が出ないんだ

この呟きだって
惰性のよ ....
夢のように目の前で全てが崩れてく
もう動けないよ
秘密も半分売っちゃって
つまんないの
足の踏み場がなくて
みんなに置いていかれて
走り出すための目的地も無い
でも気持ちが止まらない
 ....
おなかが空いてパニックになった
夕陽が不気味に背中を追ってくる
こういうときなんだ誰からも
愛されていないとわかるのは

こどものときからそうだったんだ
証人は僕しかいないけれど
自分は ....
群青色の空の下であなたは自転車を押していく
わたしの歩幅を気にしながらゆっくりと歩いてくれる
オリオン座の見えるころに出会ったのに
まだ一度も喧嘩らしい喧嘩をしたことがない
わたしがとても傷つ ....
らせんを描きながら
わたしとあなたは
おちていくのですね
だれにもよびとめられることなく

口を吸い合っておたがいの
すべてが分かったような
錯覚におちていくのですね
右手に左手を結び ....
私の眼には穴が空いている

見たものは
眼から入って胃に落ちる


桜が散ってから
咲いてたと気付き


雪が舞ってから
寒くなったと実感し


カラスの声も聞こえない ....
ゴースト(無月野青馬)さんの自由詩おすすめリスト(1436)
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