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君が降ってきそうな夜を蹴とばした

今日の朝はなんとなく気だるくて、昼前まで寝てた

昼前になったら母さんがうだうだ言うから家を出た

家の外は空気が湿ってて雨降りの予感がした

僕は ....
群青がおりてくると
土は冷たくなる
それにふれると
からだじゅうが嘘のように固くなった
すると、ひとりの子が
私はおんなのこです
と言って
すこし笑った
私にはよくわからなかったけど
 ....
切ない光がもたらす鏡の中の私は、
決して触れることができなくて、
あたしは確かにそのことを知っている。

走る一瞬
抱き合う一瞬
まばたきの一瞬
花の香りを嗅ぐ一瞬
おやすみと微笑みの ....
そして扉の向こう側になにかがあふれている
閉じていた扉をあけるとそこには透明な顔ばかりがあっちやこっちを向いている
みんなばらばらにどこかにいこうとして
ただ浮かんでいるだけ
あたしもおなじよ ....
汗ばむほどの陽光の
照り返しに遮られて
わたしはまた
前が見えない
夜のうちに拾った
指たちをつなげても
それは手にならないのだ

誰かの声の届く範囲に
いるはずなのだが
それ ....
いつだって窓は
逆光に黒いコンクリートを四角くくり抜いて
冷たさと
まだ見ぬ町と
まだ起こらない出来事と
未だ語られない言葉と
遠い町の中を走り抜ける音で彩色された
真っ青な空を映してい ....
皮膚の下に
いつも消えない断絶がある
電気が切れて、30分は
花嫁の
夢に用意した砂の中で
炎症している水を「見つけて

逃げてゆく
赤いキャップ、海の貝がら
いま此処には無い
心 ....
 
すなおになってしまいなさいよ、と
いうような事を
あなたは喋り続けているのだけれど
僕はそのどこで
愛想笑いをすればいいか
という事しか考えていない
 
見つけてしまえば楽にな ....
勝手に逃げたひとのせいで
今日も電車は来ない

向こう側のホームから
数日前に死んだであろう
女の嬌声が響く

もうすぐここも
ひとで溢れ返りそうだ

後ろのベンチからは
少女の ....
暖気は彼方から来る
唾液の滴る地平から
巨大な湿地帯を通り
夕暮れの砂漠を抜け
私の肺臓に進入する

絶える事ない暖気は
凶暴な森林を通過し
不安な脇腹をかすめ
ベッドに倒れる私の
 ....
{引用=
麻酔の切れた
風見鶏は
錆びついた羽で
取り戻したくて
逆回りを始める
けれど
優秀な風見鶏は
一度たりとも
選択肢を誤ったことは
なかったので
わからなかった
西な ....
雷鳴よ、
私を垂直方向に裁いてから誘拐してください
アイスピックのようなもので行為を強要し
体で完済できたなら、愛してください

雷鳴よ、
胎児のひらめきと死者の虚偽を報告いたします
行 ....
化粧水をたっぷりふくませたコットンを3枚ご用意下さい

それを

おでこ 右ほほ 左ほほ

に 1枚づつ

丁寧に重ねて

15分ほど

お待ち下さい

ほほを触ってみて
 ....
書く書く書かない書く書け書く書かなければいけない書く書く書く描く
書かない書く書け書きなさい書くよ書く書く書く描く書いてくださいよ
書け書く書くんだ書け書く書かない書かない書きます書け書け書くんだ ....
例えば
結わえた髪を解く仕草や
袖口を正す背中
傾いた眼鏡を直す行為を
指差すひとが
いてしまう、から

靴下とプリーツの隙間
誰かの視線が
それを、過ちと厭う度
私は ....
あらゆる成功が、もう
起こりえない予感に冒されて、
そのために、もう
赤茶けてしまった、ている、信念さえも
切り売りしなければならない
症候


めぐるたびに春は、鮮やかさ ....
青い青いブルーが僕を追いかけてくる

差し迫る恐怖に僕は何を思うのか、分からない

暗い夜にでもいいから助けて
 
 
 
私に手を掛ける三分前
あなたの世界は破裂したのだろうか
どろどろとした緑を排出しながら
あなたの世界は破裂したのだろうか
 
 
私とくちづけを交わす三分前
あなたの世 ....
私たちには
自由がないから
私たちはそれぞれ
素敵なものを提出しあい
小さな箱庭を
作った

透き通る石や
カラフルな千代紙や
マフラーからほどけた
大好きな色の毛糸や
私 ....
一人ぼっちに なりたい なりたいって言ってた
私がついに一人ぼっちになった
二人でいることのわずらわしさばっかり
わかったつもりでいた私が一人ぼっちになった

そう思うとこの町は ....
 僕はサバンナの中心で死にたいと思った。それはサバンナの中心ならば、よく分からない生き物にモサモサと食べてもらえると考えた末、至った結論だ。
 けれど、わざわざ、そんなことをしなくても良いんだという ....
みずうみに手首を浸し
失くした鍵を探す
深い深い底へ
水面の月を掻き乱し
大事なものを失くしたふりをしながら
空洞の言い訳をするのだ
たとえば、全部うそでもいいんじゃない?
とか、そういう中途半端な感じのあなたの話を聞くとうんざりする

うんざりするし、僕はあなたが嘘だと困るから、やだ
わたしの声帯から延びた
蔦が
ビリジアンの意地悪だった
集合体は頑丈で 瑞々しい
唇をつたって、ずるずると
出ていく
あのひとの唇をつたって
入っていく
 取り返しのつかない色
 取 ....
 朝陽が
 ただまぶしいから
 目を伏せて
 あなたをみれなかった

 思い通りにいかない日々のわき道に
 ほころんだ
 言い訳の言葉と
 満たされない思いを
 かき消すために
  ....
きみがぼくを迎え入れて、ただ
きみがぼくを
迎え入れて、ただきみが
ぼくを迎え入れて、
ただきみがぼくを迎え入れて、その

夜の
むこうでは、歳月

きみが迎えられてい ....
生きてゆくために
捕まえたり
耕したりするすべを
忘れ去ってしまった両手で
強いようで弱い
硬いようで脆い
そんな
不安定なものたちを繰って
日々の歯車を回していますが

畑や田ん ....
 午前一時 机に肘ついて 見えない国道を眺める
 建物の奥には陰険がある そして街中にもそれはあった
 ブランコをこいでるときに 
 どこか知らないとこへ飛んでしまうおそれなんか抱かなか ....
手探りで歩くことの恐怖が
大いなる躍動に変わるとき
広々とした都会の中でも
絡めとられてしまいそうな木々の中でも
辿り着きたい場所というものが
現実には存在しないくせに
まぶたに浮かぶ ....
両手いっぱいの憎しみで
ふくらませた青い風船
それを今 
ベランダからそっと飛ばす
それは思うように
遠くへと旅立ってはくれず
ただ あたりをふわふわと漂い始めた
部屋に戻り
静か ....
ゴースト(無月野青馬)さんの自由詩おすすめリスト(1436)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きたない感情- がん自由詩2*09-5-31
少女たちの天体観測- アオゾラ ...自由詩1309-5-27
消えてゆく- みぞるる自由詩1*09-5-24
ベルリン- モリマサ ...自由詩1809-5-23
波紋のように広がっていく- いとう自由詩9*09-5-16
そのころ、それを聴いた僕たちは- 水町綜助自由詩809-5-5
夜を思い出すために立っていた- 梶谷あや ...自由詩709-5-2
もぐら- 黒子 恭自由詩409-4-2
さよならシティ- 山中 烏 ...自由詩6*09-3-26
かなたから- 非在の虹自由詩109-3-11
彼は空を飛びたかった- 亜久津歩自由詩21*09-3-11
体を回収したいと考えています- 北街かな自由詩6+*09-3-6
たぶんミニスカートとか履いてる。- ゆきちゃ ...自由詩9+09-2-24
書く- KETIPA自由詩109-2-22
少女について- 山中 烏 ...自由詩3*09-2-19
屋内_暖色灯- 鎖骨自由詩209-2-16
春が来たら- がん自由詩309-2-1
私に手を掛ける三分前- ゆるこ自由詩909-1-30
六角の箱庭- RT自由詩1509-1-13
ひとりぼっち- 瀬田行生自由詩1809-1-4
この表現があってる- がん自由詩708-12-29
みずうみ- 湖月自由詩308-11-10
例えばの話- がん自由詩408-11-9
蔦狩り- 伊月りさ自由詩15*08-10-26
今はひとりでいい- 山崎 風 ...自由詩808-10-10
ひとつの車輪が回っていった- こもん自由詩21*08-9-27
願わくば- 明楽自由詩308-9-19
永遠ブランコ- カンチェ ...自由詩908-9-2
鳥瞰図をなくしたとき- 茜井こと ...自由詩5*08-7-13
両手いっぱいの憎しみで- 自由詩14*08-7-5

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