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闇とともに冷え込む山林の
葉はかじかんで赤く染まる
熱を絞りだすように色づいて
焼け焦げたように枯れていく
臍の緒のように乾いた赤ん坊の手の平が
茎の上を這う苔の上に散らばっている
 ....
トンネルを抜けると山だらけ
あなたにとっては突然湧いて出たように見えるだろう
噎せ返るような木々のうなりは
人間の単位で計るのもおこがましいと思えるほど
遥かなる時を生きている

町ですれ ....
見えない銃の見えない銃弾は
知らないうちに知らない人を撃ち続ける
見えない銃に撃たれたことのない人などほとんどいない
誰しもが一度は撃たれ、そのことに気付かず平然と過ごしている
見えない銃弾は ....
人間であることに嫌気がさしたときに
自分の中身が本当に空っぽであることに気付く

宇宙の真空に浮かぶ、船に穴が開いたならば
空っぽの宇宙船の中身は、真空に吸われていくのさ

0が汚いと ....
月乃助さんの木屋 亞万さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こうして少しずつ滅びるのだろう(秋)- 木屋 亞 ...自由詩3*09-11-21
へたるヘタレ- 木屋 亞 ...自由詩3*09-10-24
真空にかすり傷- 木屋 亞 ...自由詩6*09-7-15
0か、○か- 木屋 亞 ...自由詩2*09-7-5

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