孤独h
AKiHiCo
生まれてこなければ
本当はよかった
みんなもそれを望んでいる
そっと瞼を閉じる瞬間に
白い羽がこの瞳に張り付いて
視界を失くしてくれたなら
眼はやがて解けて
空のアイホールに花が咲く
花にまぎれた僕は
綺麗になれる
だろうか、
飛び交う暴言
これらがぶつかり合って
砕けて破片となり
降りかかる
生まれてきて
しまったのだから
悪いのは悪いのは僕
貶められるべきは僕
痛む体躯を横たえた
床はあまりにも
冷たくて冷たくて
もう笑う方法を
忘れてしまったみたい
自由詩
孤独h
Copyright
AKiHiCo
2007-11-15 12:30:51
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