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突然まわりが真っ暗になり
右も左もわからない
上も下もわからない
からだの感覚がすべてなくなったかのように
いや、もしそうならば暗いという認識すらないだろう
なにも感じないのだから

右 ....
き・は・く・な 拡散
中心を失い
弱弱しくて うごけない 自我

蜘蛛のように 空中に どっかと巣を張り
心臓の位置を しっかり定めて

あらゆる事象に 言葉を投擲する

淡い春 木 ....
  {引用=わたしはすでに 
わたしそのもの}


自ら望み 
生まれてきたわけでもなく 
自ら選んだ
両親と国と時代でもなく 

窓辺に置かれた鉢の 
枝葉を広げた小木のように  ....
慈しみが

ありすぎるから

つらい気持ちで

傲慢になってしまう


悲しみに

すぐ慣れるから

マイノリティが

人に傍観されている


世界で唯一の

 ....
「 1g 」       卑猥な界隈で  歪曲した幸い

           裏路地のロジック  トリッキーな取引  

           立ち込める黒い光  うらぶれた ....
アリははたらき者だって
みんな思ってるのかな
たぶんサボってるやつ、いると思うよ
えさをさがして歩いてるときに
まよったふりして
石のかげで休んでたり
けびょうつかって
すのなかでまる一 ....
寿司です

カウンターで寿司です

酢の匂い

きりっとやわらかい

食いもんの

わくわくする湿気

春の夜がスピンしている


既得権は

からだを支配する

 ....
どうか どうか 僕の手を引いて
ここから連れ去って 下さい
最初から居なかった
そう言えるくらい
何も残さないように そっと、

此れは僕の 思い出と欠片
指で触れると 溢れ出す
それ ....
わたしはただ漠然と、生きていることが不満で

当たり散らすようにして生を形作っていた


生きることは、死にたいと思うことなのかもしれない


生きたいと思うことが、死にゆくこ ....
それは今日ではないのか


かつて疑い
そして抗い
やがて慣れ
いずれ飽きて

強くなったのではない

君が目を覚ますのは
いつも五時間目の
誰もいない教室
窓際のその机の上 ....
 
父は毎日仕事で帰りが遅く
平日は構ってもらえなかった
父は日曜日になるとキャッチボールをしたがり
僕はよく公園に連れて行かれた
普段からあまり活発な方ではなかったので
あまり楽しくはな ....
夢を見ていた
帰り道を失って
父さんと母さんを探していた

目を覚ますと僕は泣いていた
夢はかなっていた

父さんと母さんの知らない街で
僕は暮らしていた
喫茶店の席を立ち 
ふと足元を見下ろす 

椅子と椅子の隙間の床に 
鈍くひかる百円玉が 
恨めしそうにぼくを見ていた 

世界はいつも 
ぼくになにかを 
云っている 


 ....
              080314



夏が聳えている夕刻
薄汚れた雲が帰宅して
さっぱりした荒野の果てを
もの悲しいとも思わずに
午後11時の鐘が鳴るからと
礼拝堂の前でお ....
同心円でありたいのです
それぞれの速度で広がる
無数のわっかのなかで
波紋を重ねたいと

降り始めの一滴になりたいのです
そのひとのほほで流れれば
きっと振り返るでしょう
手のひらを空 ....
なだらかな曲線や
いびつな凹凸も
形通りに
そっと撫でてやると


こわばった起伏が
するん と解けて
一本のゆるんだ線になった


とたんに安心して
ぽろぽろ涙をながす
キ ....
月が眼の見えない日
紙の欠片が寝返りをうつと
月の手からこぼれ落ち
ゆらり、ゆらり空に泳ぐ


慈愛の翼に煽られては
喜び香る
ひとひらの
さくらの花びらとなり

情熱の翼に煽ら ....
いのちに寄り添えば

なんでこんな哀しいのか

外灯がけぶってます


希望、

寂しい、

胸を

見つめた


いのちに寄り添えば

なんでこんな哀しいのか
 ....
いま
文字から 染み出す

春が その 重い眠りを 眠って

霞む 空 街 歩道の末に
心の動きは 流れる 水に


春は ぼんやりと浮かぶ
水面に浮き草は 流れて

時を過ぎ ....
たましいって

魂って書くじゃない

云に鬼って書くじゃない

でも

たましいって

麦に心って書いたらどうだろう

麦心って
集められる限りの写真を集めて、アルバムにすればいい
一人部屋でページをめくり
かつてあった日々の思い出を愛せ
それらの日々をノートに刻み込め
言葉にできないことはみんな行間に遊ばせたまま
言 ....
ねえ 聞いてよ

とても素敵な 夢を見たの

上手くは まだ言えない けれど

あの ただひたすら続く 心地よい 感触


ああ ね あたしは 一人の 人間で

それでも 良く  ....
梅のにおいだ



がらんとした空洞のせかいに
手をひたす
わたしがさわれて
感じられるものを
おもいきり吸い込むために


あざといまなざしに 
淋しくかかげた
いたみの芽 ....
私がホームセンターで
百五円で買ってきたアリッサム
少し大きめの鉢に植え替えて
ベランダの日陰に置いた

毎朝少しずつ水をあげて
眺める
心の中で「おはよう」
少しエネルギーを貰えた気 ....
?.

埋め尽くされている
埋め尽くされている

混沌の中で
バラとシマウマとミトコンドリアの死体とが持ち上げている
その全てを白い肌の中で殺し、生かし、踊っている右脳の中で


 ....
一枚の写真のなかで私
笑っていた
卸したての制服は似合っていないし
表情もなんだかぎこちない

引越しの準備とかで慌しい最中
久しぶりに開いてみた
アルバム
こっちへ出てくるときに母が ....
雨のリズム
秒針の鼓動
一定に停まる気配もなく
ただ無機質に

「只今、午後4時39分になりました」
電子音が遠くから聞こえる
見えるはずの海のむこうは見えない
もやがかかって曖昧に直 ....
朝が更けてゆく

アフリカの太陽が

この街に

遠い音楽のように照りはじめる


ビジネスマンもウーマンも

スターバックスの紙袋抱えて

仕事場までの獣道歩いてる

 ....
その雷は
曇天を引き裂き
暴風雨を引き連れて

街は
次の雷を
静かに待っている


悲しみ
悲鳴を伴って

わたしは
それがくるのを
あきらめて待っている
夜のまんなかは 不思議なちからがぎゅっと集まる

月はまるいし お家は静か

その気になれば すぐ寝れる

夜のまんなかにあなたが落ちたときは

わたしはすぐ手を伸ばして



 ....
佐々木妖精さんの自由詩おすすめリスト(1175)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
路頭に迷う- ここ自由詩408-3-17
中心の喪失- アハウ自由詩508-3-17
きせきの日_- 服部 剛自由詩808-3-17
慈しみと悲しみと- 吉岡ペペ ...自由詩208-3-17
1g- ae96自由詩4*08-3-16
はたらき者- ここ自由詩8*08-3-16
春の夜がスピン- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-16
もつれた思い- AKiHiCo自由詩208-3-16
- 三条自由詩108-3-15
試される- 餅月兎自由詩6*08-3-15
卒業式- たもつ自由詩26*08-3-15
- 小川 葉自由詩308-3-15
百円玉_- 服部 剛自由詩6*08-3-14
いわなつ- あおば自由詩4*08-3-14
春雨- たりぽん ...自由詩16*08-3-14
ベクトル- 渡 ひろ ...自由詩13*08-3-13
紙の欠片- ここ自由詩6*08-3-13
春の哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩508-3-12
染みてくる_春- アハウ自由詩408-3-12
麦心- 吉岡ペペ ...自由詩208-3-12
love_today- rabbitfighte ...自由詩17*08-3-12
無題17- ねろ自由詩308-3-12
わたしは春にうまれた- アオゾラ ...自由詩12*08-3-11
独占- ここ自由詩7*08-3-11
死。私が見たのは、- エチカ自由詩4+*08-3-10
引っ越すひと- 恋月 ぴ ...自由詩25*08-3-10
別れの手前_止まない音- 緋月 衣 ...自由詩9*08-3-10
アフリカの太陽、ニューヨークの- 吉岡ペペ ...自由詩408-3-10
春雷- 風音自由詩5*08-3-10
夜のまんなか- あんこ自由詩108-3-10

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