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突き抜けた青天から目をそらし
振り返ってしまうことがためらわれ
気付かなかったことにした

水滴ひとつ浮かばない箱を抱えて
所在を見つけようともしなかった
抜けた羽毛を一枚入れて
ふたを ....
くもりぞら
ぴいららら それゆくな
ゆくな ゆくな あっちへゆくな

ガラスの川で鳥たちが
あらんかぎりに ついばんで
ぴいぴきぴ
君の鏡をわりました
瞳のガラスに風吹いて
川はガタ ....
ごはん食べるのがちょっと遅かっただけで
服を着替えるのにちょっと手間取っただけで
殴られて蹴られて
挙句の果てに殺されてしまったその子の名前を
誰が呼んでくれるというのだろう

助けてって ....
{画像=080731005030.jpg}


望みなき望みを喰らい、今日も独り呻吟する。

進むべき道を知らず、苦しみは心に至らず。

どこに向かうかを知らず、ただ左右をみて狂騒する。 ....
ぽんぽん
前に歩いている人が花を落とす
私はそれを拾うのは癪なので踏み潰して進む
ああ夏が来てしまうんですね
となりにいる人にそう言うと
その人は
この世の終わりという顔をして
爆発して ....


らくだの一群が
ゆったりとした足どりで歩いている
少し重くなった砂は瞬く間に乾いて
黒雲は遠くに行ってしまった
明るく熱い砂は
さらさらと緩い風に運ばれ
風に乗ってあるものは遠く ....
おまえの夢の木造住宅に
俺の影は現れているだろうか

俺は夢のなかをさまよい
どこまでも飛べる幻想を享楽し
なにもかもおもうまま扱えるはずの
おそろしいほどの自由を手にしながら

おま ....
座礁した
廃棄された
和船の上に
鳥は立つ

乳白色の水面を
じっと見つめている

座礁した
廃棄された
和船から
鳥は飛び立つ

船は再び
ひとりぼっちだ

乳白色の ....
てゆーか今この瞬間にもここまでの道のり全てのアスファルトから
ききなれたあのなまなましい声が声じゃない形で侵入をくりかえす
毛穴を全開にしてるあたしの
体中の隅から隅まで
だからまた新しく
 ....
角砂糖をひとつ
昨日の夕焼けに落とした
レモンだけじゃ
辛すぎるかもしれないし
ただなんとなく

作り笑いをひとつ
一昨日の捨て台詞に添えた
当って砕けただけじゃ
苦すぎるかもし ....
悲しくないように、パンを食べて

悲しくないように、体をよく洗い

悲しくないように、朝になると起き上がる


焦がしてしまった情熱の抜け殻

いつかを通して言葉が落っこちる

 ....
めぐすりの一滴
まるい瞳を覆うように
濡らして

顔を上げ
二本の指で広げ
くりかえす
くりかえす音
地下鉄は走りつづける
窓から漏れる明かりだけに
照らされる壁が
ながれる傍線 ....
このところちょっと体調悪くて
なんにしても
弱気がちな自分に気付いてみたりする

元気なときなら
生になんて執着しなくて
潔い
そんなことばの良く似合う心模様だったはずなのに

具合 ....
びっこの野良犬の顔が父親の顔で
「まさこ元気か」と語りかける
精神科の待合室で半狂乱し押さえつける人を噛みちぎる老婆
これが妹

段ボールの下に新聞紙を敷き詰めてネズミたちが家族のよ ....
春の海をあげる
君にあげる
君がもう泣かなくていいように
手のひらで木もれ陽を集めたら
桜の花びらを浮かべよう


春の海をあげる
君にあげる
じっと見つめてくれたらそれでいい
そ ....
滲んだ太陽に
土手までのびた茜色
わたしたちは 何に染められたんだろう


もしも、の空を眺めていた
鏡みたいに、
あるいは透明な


空は、夕暮れ
おしげもなく跳ねる、金魚にま ....
深い河ほど静かに流れる

誰かこのざわめき消してくれないか

神さましか知らない孤独

そんなもの誰の支えになるというの

オレはろくでなしだから

大義名分もなくじぶん殺している ....
あなたには支柱がないのです
あなたには支柱がなかった
腕時計を忘れてきて気付かなかったけれど
僕はもうこんな時間まであなたを抱きしめていた
あなたには支柱がなかった
だからいつまでも抱きしめ ....
花びらの散った木を眺め
美しいと想う

折れたラケットを眺め
愛しいと想う

膝の怪我はもうじき
私の意識から消え去るだろう

消失していた筋肉は
長い年月をかけ
蕾のように少し ....
身動きとれない
鎖に繋がれた囚人
落ちる涙も
枯れた声も
白に染まり消える

夢を追うこともできない
力を失った身体
白日に晒された罪を
負ってしまうような白昼夢

真っ赤な血を ....
歌の缶詰がみつかった
黒く水を吸った
砂浜の海揺れる昼間

味を知らない白い鳥が
つついても 食べられないから
不機嫌に おいていく
黒く夜を吸った
砂風の渦過ぎ去る木陰

のまれ ....
わたしは、ここ 
あなたは、そこ

この距離は因果律
決して縮まることはない


時間はいつも嫌になるくらい前向きで
振り返ってはくれないから

誰もが桜の空を仰いでいる ....
冬鳥の啼く声も掠れ
野火煙る薄闇に
遠い鐘の音とともに
虚ろに舞う、
まばゆい欠片たち

山颪(おろし)の風に攫われる
か細い梢の一瞬の落花、
土に眠る豊かな彩りと
ひややかな水の命 ....
消防学校の倉庫に
翼を外したタイガー・モス機が
あったね
あれで飛ぼうよ
元どおりに組み立てて
ジプシー・エンジン廻して
最高のお天気の朝に


最大視程のはじまりに立って
グラン ....
この野郎、ピンポンダッシュしたろかな

マンションだと言われればそんな気もするアパートの角部屋
レースのカーテン越しに人の気配が行ったり来たり
どうやら生きてることは間違い無さそうだけど

 ....
計算ずくで来てよ
営業かけて来てよ
そのほうがスキよ

昔の歌を焼き直したみたい
でもちょっと違うのね
たぶんすごくスキになっちゃうけど
溺れない自信はあるかもしれない
から

胸 ....
 海は
 夜

 波打ち際の湿った海岸線をゆっくり
 舐めるように人類に拝聴できない声で
 泣いているのだという

 壁の向こうから聞こえる
 小さな隙間風の音も
 向こうで誰か ....
泣かない人は泣かないように努める

泣けない人は知らずに脆くなる

泣いた分の涙が

傷ついた心や体を洗い流してくれるのなら

どうか


どうか潤っていてほしい
何か知らないけどこの1年間

ずっと笑ってたなぁ

ずっと馬鹿騒ぎしてたなぁ

ずっと楽しかったなぁ


そう思えた1年でした

本当にありがとう


何か知らないけど ....
か細い声が聞こえた


電線の上
早起きの小鳥たちが小首をかしげる
埃っぽく煙った路上
散乱する朝の気配
大型トラックが排気ブレーキの音を響かせる
始まりと終わりの時間を行き交う車たち ....
佐々木妖精さんの自由詩おすすめリスト(1175)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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眩暈する疼痛は- beebee自由詩209-4-20
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砂の上の植物群- かとり自由詩309-4-18
夢路に通え- 佐々宝砂自由詩209-4-18
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柔らかい- モリマサ ...自由詩209-4-16
理由- nonya自由詩24*09-4-16
悲しくないように- 猫のひた ...自由詩409-4-15
目薬- 水町綜助自由詩4*09-4-14
ららら- 恋月 ぴ ...自由詩28*09-4-13
野良犬- モリマサ ...自由詩809-4-13
春の海を君に- 石瀬琳々自由詩8*09-4-9
遥か- さくら自由詩17*09-4-8
ディープリヴァー- 吉岡ペペ ...自由詩809-4-8
あなたには- 自由詩109-4-4
再生- ここ自由詩509-4-4
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四月一日より五月一日へ- 夏嶋 真 ...自由詩16+*09-4-1
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創書日和【透】_スカイ・キッド- 大村 浩 ...自由詩8*09-3-31
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営業大好き- チアーヌ自由詩209-3-31
一人の夜- doon自由詩209-3-31
泣いていいよ。- wisteria自由詩2*09-3-30
クラスメイト_〜トゥエンティ_フィフス〜- セルフレ ...自由詩109-3-29
不具の変身- 餅月兎自由詩509-3-28

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