すべてのおすすめ
なぜ僕は今日も 
この手で重たい門を 
開けるのだろう? 

なぜ昨夜の雨のどしゃ降りにも 
水溜りはいくつもの楽しげな波紋を 
広げたのだろう? 

なぜ春を待つ空は 
あんなにも ....
骨格だけの春が
幾体もおどっているよ
薄桃と薄青が
まじりあうあのあたり

もういないはずのひとと
話をしたんだ
そうだよ それは夢だった
けれど

粒子状に還元されてゆく情景
 ....
喪服を着て
ビール一杯で酔っ払う

泣けばすべてを否定してしまうだろう
僕はそれが怖かった

生きていることが奇跡だって
知っていても毎日僕らは
生きるための具体的 ....
誰にも聞こえない唄が毀れている
ジグザグの音を縫い合わせている
縫い目から滴ったひとしずくのアトリエから
誰にも聞こえない唄が毀れている

この唄は奏でると蒸発します
というライナーノート ....
今はいろいろと大変な時期だから

僕も仲間に入りたくて仕事を増やす

君が大変なのはわかるけど

俺のほうが あたしのほうが

なんだか

そんなの悲しすぎるじゃないか

なん ....
赤い目を瞬いて
日差しが遮る白いアスファルト
の上
暖まってきた大気の塊が
くっきりとした輪郭をもつ
午後に、
中華料理を食べる。
そうやって情熱をコントロールしている

でもね、ぼ ....
いくつもの読点で、あなたを区切って
体内へと運ぶ


元のカタチを、思いだすこともできないくらいに
細切れに、咀嚼していく
小指の爪から、過日の砂が落ちて
潮の匂いがした


 ....
コピー機の隣に
幼なじみが立っていた
靴を片方なくしてしまったと
挿絵のように
静かに泣いていた

右手を左手首のあたりに添えるしぐさは
昔と同じ感じだった
野で摘んできた白い花を ....
一。


 この街ではつめたくて、誰もが当然のような顔をして、歩いて、いる。ぼくらは他人のふりをするのが得意だから、みんなすぐに誰かに成り切って、誰にも知られない ....
無意味なことなんてない
そばに居てくれるだけで良いんだ
それ以上は望まないから
独りじゃ寂しいから
スニーカーオタクで

イヤホンつけたまま

大声で歌う

そんなあんたに


自分の意思

全く曲げなくて

やりすぎて 頑張りすぎて

身体壊す

そんなあんたに
 ....
昼の光は公平だ
悪いことだって許してくれそう
誰にもばれない秘密の場所で
ふと思いだした昔の罪を
さらけだしては、みんな前向きになっていく


主婦がふとんを叩いたら
社会人は旅に出る ....
にじり寄ってすみません
こんな格好で
あなたの方へ
にじり寄ってすみません
お相撲でもないのに
お知り合いでもないのに
はだか同然の
こんな格好で
じりじりと
押し付けるように
あ ....
なにかに似ている

ハメ撮りは

なにかに似ている

充足と妥協の性的なスリル

ネット社会の救いようのない結末

なにかに似ている

ハメ撮りは

なにかに似ている

 ....
私の身体は
ブリキのようにきしみ
もう一人の私が
背中にしがみついて離れない
心を
闇の鎖がしばり
壁の見えない
洞窟の中に立つ私には
消えかけたたいまつの照らす
貧しい灯りしか見え ....
 窓の外がうるさいのでカーテンを開けると、案の定、犬が降っているのだった。雨粒たちはみな、犬の姿をしていて、降り落ち、地面に当たると、きゃいんきゃいんと啼いて弾け数粒の .... 別にあなたと
つき合わなくちゃいけない
義務なんかないので
適当に
適当に
適当にしているのに
まるで水飴を服に付けちゃったときみたいに
うっとうしい
もう大人なので
側に来るなとも ....
{画像=071201103612.jpg}

日が沈む時、あなたは何を思いますか?
夕日がビル街に反射して
アスファルトに撒かれた水がきらめきを残している。
静かに息をひそめる温度に、
あ ....
なんだかこぎ疲れたから
ちょっと立ち止り休んでみる
無理してこがなくとも良いのだと
あなたは諭してくれたけど
途中でやめるなんてことできなくて

意固地になんかなっていないよ
こぎ続ける ....
灯りを消して
毛布に包まりながら
朝、からいちばん遠い眠りについて
意識の上澄みに漂う

屋根を叩く雨は
僅かずつ肌に迫って
やがて水の中に
わたしを浸してゆく


雨音は
美 ....
 メデジン・カルテル(麻薬密輸組織)の殺害されたボスであったパブロ・エスコバルの弟ロベルト・エスコバル(コロンビア人)は、罷免された大統領アルベルト・フジモリと、彼の元情報部顧問ブラディミロ・モンテシ .... ひだまりのように好きなのと
嵐のように好きなのと
歌人は高々うたってる

つまり
ただの私のままならば
「好き」の威力も弱いのかしら
ただの私の「好き」ならば
歌にさえも ならないのか ....
湿った夕べ
父の洋服をたたむ
生前の匂いは嫌いだったが
今では柑橘の香りの中で探してしまう


おいおい、そんなんじゃ
だめだろう


酒と、煙草と、スルメと、深夜
私が刻む単調 ....
雨の降るのを感じるのは
傘を空へと押し広げる時
張り詰めた半球の帳
音響く球の内部から
滴の垂れる筋を
左手の小指で追う

乾いた小さな炸裂音と
風に乗る湿った臭い
濡れる風景の対比 ....
平日の午前

雨の日のファミレス

食器の音

まばらな客

障らない音楽

外のひかり

外は雨だ

灰いろの風だ

うんこしたくなるような

落ち着きに満たされ ....
日が沈んだ
この{ルビ郷=さと}では太陽はビルではなく
山々の間に沈むのだ

当然ながら日没から夜までは早く
一人星を探せど時既に遅し
見渡せど君は今はいない

この時間に仕事はない
 ....
開かれ行く道を見ている
その空白を
その荒れ地を
その土ぼこりを

空白の上
冬枯れの青い空は広く
この空白が埋められるには
まだ暫くの時間が必要に見える

空白の背景に埋もれる高 ....
いきをとめた
ときの
ちんもくのなかに


ながく、とじこめた

ひどいこと


ゆるしたくなんか
なかった


ゆるしたくなんかなかった
なにも
なにも
 ....
やけどしな



春あわだつ



白いひかり



営めば営み



腐るものも



育むものも



営めば営み



白いひかり

 ....
飛ぶ鳥はとても軽いのだということを
わたしはときどき忘れる
飛ぶために鳥が捨て去ったものの重さを
わたしはときどき忘れる

鳥の骨は細く軽く
すきまだらけで脆いということを
150kg超 ....
佐々木妖精さんの自由詩おすすめリスト(1175)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春風のうた_- 服部 剛自由詩108-3-23
春の骨格- 塔野夏子自由詩6*08-3-23
喪服を着て- 自由詩408-3-23
スワンソング- 悠詩自由詩2*08-3-23
愚痴に愚痴れば- 短角牛自由詩108-3-23
これから- iloha自由詩4*08-3-23
カニバリズム- 望月 ゆ ...自由詩43*08-3-22
挿絵- たもつ自由詩1208-3-22
「_ぼくらのつめたい亡命都市。_」- PULL.自由詩8*08-3-22
君が居れば- ほのか自由詩3*08-3-22
はちみつパイ- 愛心自由詩8*08-3-21
サイトカイニン- 茜井こと ...自由詩2*08-3-21
邂逅- 六九郎自由詩3*08-3-21
なにかに似ている- 吉岡ペペ ...自由詩308-3-21
帰還- ここ自由詩808-3-20
「_犬雨。_」- PULL.自由詩10*08-3-20
社交辞令の裏側- チアーヌ自由詩208-3-20
タイヨウのうた- beebee自由詩2*08-3-20
ゆっちゃりなひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*08-3-20
雨のセレモニー- 銀猫自由詩10*08-3-20
事実の伝達にすぎない雑報及び時事の報道- atsuchan69自由詩10*08-3-20
ラブソング- 早帆自由詩2*08-3-20
一周忌- ゆるこ自由詩908-3-19
春サメタ散歩コウス- 木屋 亞 ...自由詩2*08-3-19
雨の日のファミレス- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-19
この夜が明けるまで- KEIK ...自由詩308-3-19
開かれ行く道- kauz ...自由詩6*08-3-19
あさ_うたうけど_ひとり- ホロウ・ ...自由詩7*08-3-18
春あわだつ- 吉岡ペペ ...自由詩608-3-18
軽さへのあこがれ- 佐々宝砂自由詩44+*08-3-18

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