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また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。
第五の ....
                 110416


ヒメジョオンとハルジョオンの相違は
人体には影響有馬線のことばに圧倒されて
桜が散るまでは気軽に聞くこともならず
いつの間にか不 ....
ぼくはなんにちに死ぬんだろう

そんなことばかり考えていた

幼稚園のころだ

久我山の町を歩きながら

大工さんになることばかりを考えていた

でもそれでは家しかつくれないから
 ....
過去三例しかないことが

いま同時に三つ起こっている

あしたきっと飲みにゆこう

馬鹿さわぎして

まっとうなひとに叱られよう


蓄えて

足るを忘れて

それに慣れ ....
 

耳が遠くなった
もう手が届かないところまで
痒くても
かくことすらできない
 
耳は更に遠くなっていく
遠くなるにつれて
聞こえるようになった
知りたかったこと
知りたくな ....
               110218




汐留、駒形、八丁掘、伝法院と
歩き回ったよ日和見感染警戒しながら
風も吹かない黄昏れ時に発熱
つんとすました日和下駄
消石灰が位階 ....
きょうお通夜です

あしたの告別式では弔辞を読みます

とりが啼いています

ゆきがななめに降っています


おとがこだましています

車のなかで泣いています

ひとの前では ....
安心できる場所をさがしていたんだ、きっと

安心できる場所をさがしているんだ、きっと

それが戦場であろうと

それが景色であろうと

それが人間であろうと

安心できる場所をさが ....
しっかりと背筋の伸びた
背中を想い出す

負けず嫌いで前のめりな
背中を想い出す

スーツの ジャンパーの
似合わないポロシャツの
背中を想い出す

ブレない 振り向かない
 ....
その痩せた枝に忍び寄る風は音もなく
尖端に震えている明日 けれど確かな鼓動のように
その鼻筋に流れる涙はかなしみではなく
指をのばし拭い去ればただ あたたかな頬のぬくみ


僕は地に立って ....
眠気を感じながら
書き連ねる言葉は
ピントがずれている
のに心地よいのは
何故だろう
責任転嫁できるからか
だいたい何への責任か
そもそも誰に転嫁するのか
ぼんやりした頭で
意識が飛 ....
いつもそこにいる

あたしのこころとおんなじだ

あたしのこころはいつも

あたしのそばにいてくれている


東郷公園よこの坂道

そこをすっとくだってしまうのは

いつも惜 ....
 
 
道路を丸めて食べる
どうしたら草の音みたいに
生きることができるのだろう
 
曲った色鉛筆
間違えないように覚えた言葉
値札の無い指の軌跡
並べることばかり
いつの間にか上 ....
 農業をする蟻ハキリアリをみていた
 福山雅治が
 素っ頓狂な声をあげた
 列をなして葉っぱを運んでいる
 きりとった葉っぱをミドリの帆にして巣穴に運んでいる


 蟻の道が ....
北東の隅にある茶色いシミは
無鉄砲で幼いエネルギーが
やるせなくせり上げた僕の山脈

山肌に滲んだ汗と涙は
入り組んだ等高線に弄ばれながら
諦めに良く似た水色の帯となり
 ....
紙が束ねられる、糸によって
太陽によって、色褪せない先駆に
色褪せた紙は糸によって束ねられ
紙は束ねられ、匿名によって
木綿によって、埋葬されない化石に

紙は一人がいる閉ざされた一室で
 ....
進化、それは種の旅のことだ

過程であるのに果てであるかのように

何千万ねんをかけて旅をしている

それは木々に似ている

木々は進化のものまねをする

さきこぼれる花舞い落ちよ ....
ティアドロップの降る音に包まれて
静かに空を見上げてみよう
ティアドロップの降る音に包まれて
傘から腕を伸ばしてみよう

ティアドロップの透明な殻に包まれて
大事な天使が降りてくる
ティ ....
はだかんぼうな大銀杏の木
それでも寒々しさは微塵にもなくて

なんだか凛々しい

思わずさわりたくなって
てのひらで逞しい幹にふれてみれば

生きているんだ

木なんだから動きもし ....
雪をかきこみ スノーダンプを押す人が
車道で 私に向かって来る
降りしきる朝の通勤時間帯
信号で渋滞しては 諦める日々
安全運転しかないのだけれど
ねえ私の車に なんで真直ぐ向かってくるの
 ....
              110116


誤解を恐れず
界を恐れず
カンマの威力と
中点の躊躇
きれいな顔に
泥を塗る為体
(テイタラクと読む)
記号辞典を開き
記号の読 ....
 しわくちゃなので静かな紙面に舟を浮かべると
 宙の上で均衡がとれるように
 その点において
 静置する

 対になるその
 たゆたう舟の影も
 水底でしわをつくって静置する ....
ほしがちりちりと鳴っている
あたしたちの心臓の中で
平面駐車場の
これでもか
というほど深いアスファルトに沈みながら
あるいていた
いくつもの足首が
水たまりからつきだして ....
のび太くんに会いたい

ぼくはのび太くんに会いたい

漫画の空のしたでやわらかな描線で

10才の小学生のころのじぶんに

ぼくはのび太くんに会いたい


土管の公園にゆけば会え ....
{引用=



 まもるもののない空から
 かれの顔や肩に雨がおちてきて
 夕ぐれが
 せまっていた

 きょう
 という日は
 くぐりぬけねばならない試練のような
 分厚い曇 ....
濁った窓から
冬の垂直な日が部屋の壁まで届く
真空管のなか
あの日のこころの蠢きを泳がす
それはあまりに遠い日なので
曲げた腕の面積では
足りない計算式のように
触れることのできない感情 ....
今日はデイトだよ
クリスマスは会わなかったから
本日は大晦日だけど

アタシは時給ヒャク二十円で働く
障がい者だよ
お互い出費は少ないほうが
助かるんだ
事情があって逢っているわけだけ ....
ベッドが
解体されて、きみの死を
模倣する

抉りぬかれた
目、きみが見ている、わたしで
あり、言葉で
あり、盲た
光であり、

切り離されたもの、半分に
されたもの、
 ....
いちを超えたら

それはやはり欲望なのだ

どれだけ切なくたって

それはやはり欲望なのだ


それをしずかに見守る者よ

正眼で唇を引き締める者よ

炎を背に剣を手にする者 ....
ドライヤーで髪がさらさらになった

ボタンがあって押すとイオンがでるやつだ

見えないイオン

温風だって見えるわけではない

でも現象としては

髪はさらさらに乾いている

 ....
佐々木妖精さんの自由詩おすすめリスト(1175)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
休止と区切りのモノローグ_☆- atsuchan69自由詩11*11-5-14
ダンジョン- あおば自由詩6*11-4-16
雲があるから空- 吉岡ペペ ...自由詩311-4-4
あしたきっと- 吉岡ペペ ...自由詩511-3-15
遠くなる耳- たもつ自由詩411-2-18
紅白の雑音で聞きとれない会派離脱のイデオロギー- あおば自由詩3*11-2-18
許し- 吉岡ペペ ...自由詩711-2-15
安心できる場所- 吉岡ペペ ...自由詩511-2-12
背中- nonya自由詩16*11-2-11
二月の星- 石瀬琳々自由詩10*11-2-10
意味なんてない意味なんて- kauz ...自由詩4*11-2-6
東郷公園よこの坂道- 吉岡ペペ ...自由詩911-2-6
手渡し- たもつ自由詩1711-2-6
ハキリアリにおもう- 石川敬大自由詩24*11-2-6
ボンヌ図法としての僕- nonya自由詩16+*11-2-5
_- ehanov自由詩411-2-5
進化、それは種の旅- 吉岡ペペ ...自由詩511-2-1
創書日和【涙】ティアドロップス- 大村 浩 ...自由詩411-1-31
ふれるひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*11-1-24
まっ白け- 砂木自由詩7*11-1-22
美しい誤解- あおば自由詩9*11-1-16
火山島、炎の魚/対の影- 石川敬大自由詩21*11-1-15
_重要な事- モリマサ ...自由詩611-1-14
のび太くんに会いたい- 吉岡ペペ ...自由詩711-1-11
天の鏡に映った暗鬱な旅人- 石川敬大自由詩18*11-1-9
ブリティッシュグリーン- はだいろ自由詩411-1-9
造っていくルール- 佐和自由詩610-12-31
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いちを護る- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-22
イオンや風- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-18

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