美しくなった、本当に
美しくなった
成人を迎えるからだの中から
魂の
幼い部分だけ
すくい集めて
投げる

そこに生まれた空間が
やさしく
かたまったら
ほし
と名づけて
揺 ....
(照、らす/照、らす/天照、らす/照、らす/
赤い月、の/照、らす)

(真っ赤っ赤、のお月様/錆れた街を照、らす
/冷たい、光/孕んだ恐ろ、しさ/其れは形容
、出来ない/感覚)

(灰 ....
牛蒡の唄

爺さんが
牛蒡の束から
一つだし
ポリッ ポリッと
かじる

どうしてかねと
訊ねると
俺の趣味さ
ほっといてくれ
お願いだから

菜っ葉肴に
爺さんが
 ....
ちっこいきみがわらうと、おはながさく

あめの くらいにわに
ちっこいきみがかえってくると、

おはながさいて
やわらかくほほえむ
地面一杯に落ちた椿の中で
ひとり囁く者、有り。
群生林である椿は木の上にはもとより
私の足下まで赤で染め抜いていく。

生温い血溜まりに座り込んで
私は貴方の声を聴く。

「はやくはや ....
お金や幸せを掻き込むという
縁起物の熊手
わたしの望む幸せとは
そんな熊手の上手から漏れた小さな幸せ

例えばそれば
何時に無く目覚めの良かった小春日和の午後
所在無いままに陽だまり ....
夜をかさねた底で
かすかに聴こえてくるのは
淡くほどける
ひとしずくの
きらめくゆらぎ


一定のリズムを打つ心拍
冷酷に刻まれる一秒


整然とした規則の中で
とぎすまされた ....
集めている


草花の歌声を

鳥の時を

空気の鼓動を

水の根を

空の恋を

魚の道のりを

暗やみの夢を



ひたすら

見つけては
集めている
 ....
深くもぐって息をしない
きみは深海魚
死んだようだ
ぼくからは鈍色 海の底
見えやしない

ぼくは打ち上げられた貝殻だよ
目を閉ざしてなにも見ない
だってきみを想っても仕方がないのだも ....
ふたりで仲良くはしゃぎながら
飾り付けなんかして
これが幸せなのかなと思ってみたりした
去年のクリスマスナイト

今年も飾ってみようと
押し入れの奥から引っ張り出してはみたけれど
背高の ....
リアリティ
僕の見た
嘔吐
意識の中に
存在してるんだか
してないんだか

実存
耳元で流れるノイズ
細胞一つ一つに
自己顕示の欲
(リアリティ)
生まれ落ちた意味として
 ....
   /you can terents kind of resazxdf.
あなたがここにいるならば
       涙はきっと
   いらないでしょう。


   優 ....
最初は綿ぼこりかと思った
小さな白い塊が
ふわふわと目の前に浮かんでいた

疲れた目の錯覚と決めつけてはみたが
白い塊はその数を増し
やがて
小雪でも降り始めたかのように
凍えた集会室 ....
聴こえるかい? プーチン、

 /////(ノイズ)。

私は詩人たちの口をとおして
今も尚、歴史を変えることが出来る・・・・

ウラジーミルは一九二四年一月二十一日に死んだ、
旧い日 ....
{引用=クリスマススター
どうかあの子を助けて
クリスマススター
炎ですべてを燃やして
クリスマススター
クリスマススター
この聖なる夜に 神様!}

雪の降る寒い夜
あの子は裸足で ....
ある人はそれを「雨」だと言った。

またある人はそれを「雪」だといったし、

偉い学者は「塵の一種」だと力説した。



ある日細かいものが降ってきた。

パラパラと人が気づくかど ....
黒い道がのびている
静かな{ルビ轍=わだち}が寄りそうように走り
道の上には白い雪が
粉砂糖のようにやさしく降り置いて


灰色の空には切り裂く翼もなく
肌を刺す冷たい空気ばかりが動く
 ....
奏でよう、永遠無限の旋 律





忍びよる、這うような

絡 みつき
ひっそりと



夜 に

心 の鐘つくよ うに奏で
よう


      *     ....
{引用=ふわり ふわり ふわり


ぼくたちふたり うかんだ


ふわり ふわり ふわり


まどろむあさと よるのあいだ


ふわり ふわり ふわり


ぼくたちふたり ....
近づくクリスマス・イブに
街は華やいでいる
通りを歩くカップルは
皆 幸せそう


艶やかなイルミネーション
眩しいツリーのショウウインドウ


きらびやかな中に
とり残されてい ....
アスファルトに
心臓を打ち付けて
白線に
手を伸ばす
剥きだした 傷跡

           指 は

震 えて

           チェックメイト

後ろ指
指さない ....
わんと鳴いたから
「ぼち」

わたしのこと
ほんとは誰も知らないはずなのに
「おはよう」
だなんて声かけて
頭をなでなでしたりする

とげぬき地蔵じゃないんだってば

雪が降って ....
AM4時
揺れ動く時間に
プレゼントを食べました

オレンジのろうそくに
渇望して
溶けていく 温もりの
輪に入って

暖をとろうとしたのです

舵を 探しました

一人乗り ....
飛んでいた意識を呼び戻し


気付いた時には


独り取り残された


残ったものは


燃滓と半端な自由


暫く実感していなかった


静けさの寄固まった世界
 ....
きみがしあわせになれれば
それでいいと願っていたあの頃は
うそじゃないと信じたい


だけど、
なみだがこぼれて止まらない



今も、ぼくは、
いつかのこころの真ん ....
送りたいのはそんな言葉じゃない

もっと何か細胞に進化=この缶詰状態への向側

を齎す様な、ビッグバン

何処かで始まった僕と君とクチビル結合為た事が

うわぁぁぁとなって原子 ....
日が暮れる
夕空に星が輝いた
大きな月ものぼった


満月だ


タワーに灯りがともった
家々の窓にも
お店のショーウインドウにも


月が追いかけてくる


黒い山の ....
あなたは胎児であって胎児ではないのだから
産み落とされる瞬間に触れる空気の冷たさも
これから始まる三十余年に渡る苦しみばかりの人生も
そして 嘲り笑う人びとの眼前での 磔死も
既に全て知ってい ....
ひかりの葬列のような夕暮れに沈む、
クラチャニツァ修道院のベンチに凭れる、
白いスカーフの女の胸が艶めかしく見えた。
捲り上げられた白い腿は、悲しげにも見えた。

わたしの少し疲れた掌のなか ....
ひんやりとした風が 
長い髪を 後ろに なびかせる

 「髪、切りなよ」と 舌足らずな声が聞こえる

切らないわ
この髪が 揺れるたび いつも あなたに 会えるから


1 ....
アハウさんのおすすめリスト(2019)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白い大人- 石田 圭 ...自由詩2707-12-30
akai.- manabe kenta自由詩407-12-29
牛蒡の唄- 生田 稔自由詩307-12-27
ちっこいきみ- ukiha自由詩8*07-12-27
首落ち椿のささめごと- 朽木 裕自由詩5*07-12-26
年の瀬に- 恋月 ぴ ...自由詩24*07-12-26
1/fのゆらぎ- 渡 ひろ ...自由詩24*07-12-26
集めている- 小原あき自由詩20*07-12-26
シー- アルビノ自由詩207-12-24
それぞれのクリスマスナイト- 恋月 ぴ ...自由詩9*07-12-23
REALITY.- manabe kenta自由詩3*07-12-23
___オヴァーオールオヴ・ファンタスティック- 紅山「そ ...自由詩307-12-23
雪むし- 恋月 ぴ ...自由詩24*07-12-20
シベリアン・スウィートハーツ- atsuchan69自由詩6*07-12-20
クリスマススター- 未有花自由詩8*07-12-20
空の破片- 時雨自由詩507-12-19
絵本- 石瀬琳々自由詩18*07-12-19
Hymns_of_Marqee_moon- やまぐち ...自由詩4*07-12-19
ふわり_ふたり- manabe kenta自由詩4*07-12-18
イブの憂鬱- 渡 ひろ ...自由詩10*07-12-18
交差点- 揚羽 欄 ...自由詩19*07-12-18
ぽちたま- 恋月 ぴ ...自由詩21+*07-12-16
追芯メール- 揚羽 欄 ...自由詩11*07-12-15
zero- manabe kenta自由詩3*07-12-15
愛すること- わら自由詩17+*07-12-14
溢れているのは言葉か、感情か、ロックか、君への、なのか、其れ ...- manabe kenta未詩・独白3*07-12-13
夜のドライブ- 石瀬琳々自由詩8+*07-12-13
待降節- 池中茉莉 ...自由詩1*07-12-13
十二月の手紙______デッサン- 前田ふむ ...自由詩23*07-12-12
- 池中茉莉 ...自由詩4*07-12-11

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