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宗教のための宗教とは(4)

私が宗教にかかわりだしてからはもう 永くなる。人生の3分の2は費やした。主としてキリスト教とバイブルを研究した。キリスト教はイエスによってはじめられユダヤ教の母体の上 ....
スーパーの花屋にひときわ目立つむらさきアスター求めけり

今朝もまたいつものごとく出でてゆく妻の車をそっと見送る
 秋晴れや今日こそエタニムの日なり 異国文読みいたる傍らに見れば謡を低く誦す翁いて

皐月きて半ばをすぎていまだにも冬の衣装をとり出して着る

今妻は何をなすやと思いては瓶に詰めける紅茶呑みつつ
各々に謂れのありてうつくしき澄める大和の数多なる山

新田と名ある景色の一つなる池の面のしろき小波

絵は如何に上手に描くとするにしも神のみ手にはいや及ばざる
神の家訪問

●神の家訪問1月十二日

真冬朝観光バスは出発す

黎明の第二名神朝すがし

山道を伝ってゆけば家ありて

鴨が二羽帰るや発つや寒空に

ガイドなく妻が口調の ....
 そっと毛布をかけて
 
 くれる人が

 居なかったら、どうする

 掛けてもらうと、自分も

 こんどは掛けてやる


 そっと毛布を掛けて

 くれる妻が

 居な ....
狭庭の片隅に

妻のみつけた

秋海棠


病院の片隅に

ひそと咲いてた

秋海棠


あのころは幸せの

風が吹いてた

秋海棠に
うちに任しといておくれやす

うちは京都の女どすえ

錦はうちらの色どす

錦の御旗うち立てて

江戸へお行きやした

お侍さんたち

そんなら、みなはん

錦小路の

 ....
 乙女は恋を抱いて
 いつまでも生きてゆくかも
 
 少年はうち悩み
 走り出て 木をゆすり
 土を掘り返す

 娘と息子
 少年は6倍も悩むという

 今日は こうして詩をかく
 ....
隣のおじさんが
動いている音
階段を上り
こんこんと何かを打つ
僕も一人でないことを知る
午前7時半から一言も
発言してない
午後5時7分前
心の中で今日も言い続けた
6時ごろ妻が帰 ....
おれの妻には
感心する
女の共通なんだけど
純粋なんだね
演技なんて
全然ない
嫌いと好きが
はっきりして
俺のこともぼろくそに
言うが
時にはめっぽう
褒めてくれる
計算もな ....
ドイツへ行って
ビールをのもう
赤い自動車に乗って
ブティックへ行こう
表に出れば牛乳車が
ガタガタ
砂糖壺の中の
小人が踊る
占いの絵に見入り
ブルブルビユン
ペラペラシュパー
 ....
牛蒡の唄

爺さんが
牛蒡の束から
一つだし
ポリッ ポリッと
かじる

どうしてかねと
訊ねると
俺の趣味さ
ほっといてくれ
お願いだから

菜っ葉肴に
爺さんが
 ....
美とは

美しいことは
それ一つだけで良い
比較すべきBやCはない 
鳩の雛は可愛い
それだけを思うがよい

風に揺らぐ灯芯のように
一つの愛
一つの美が
吹き消さることなく ....
窮理の唄


どーん、どーん
どん、どん
賢き童は申し候
賢きの、賢きの童は
拍子とり,一巻のくすしい唄を
うたい候
髭の相者はおわしせば
髭の相者の髭ひとひねり
窮 ....
★弥陀の目

弥陀の眼を私は見た
見上げた12歳の少女の目
その瞳の柔らかき疑問を、美しとした
再びは見れぬ弥陀の目
慈悲のまろやかな輝き
4尺半の痩躯に漂う幼い気持ち
私は再びは ....
ブルートレインに子と妻と共まだわが家に神の在りし頃

昨日本当の伝道をしたがしたくない残念だ神は無い

これからどうするって誰もそんなこと言ってくれん

鳩のすむ枝を見むとて妻しつらう椅子 ....
 夕べの机

つまらぬ世辞をいい
つまらぬジョークを飛ばし
人は生きてゆく
つまらぬほど人は笑い
つまらぬほど満足する

今日も日が暮れる
今宵も妻帰るを待つ
鰈を二匹 ....
アハウさんの生田 稔さんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
宗教のための宗教とは(4)- 生田 稔散文(批評 ...309-10-20
- 生田 稔短歌209-10-16
エタニムの日- 生田 稔俳句2*09-10-1
座りておれば- 生田 稔短歌209-5-15
大和景色- 生田 稔短歌1*09-5-5
神の家訪問- 生田 稔俳句109-1-19
困るからね- 生田 稔自由詩5*09-1-17
秋海棠の唄- 生田 稔自由詩308-12-26
錦(にしき)- 生田 稔自由詩108-12-8
- 生田 稔自由詩5*08-11-12
呟きにすぎず- 生田 稔自由詩4+08-10-22
つま- 生田 稔自由詩508-7-23
ビールを呑もう- 生田 稔自由詩608-7-22
牛蒡の唄- 生田 稔自由詩307-12-27
美とは- 生田 稔自由詩5*07-11-2
窮理の唄- 生田 稔自由詩707-10-31
詩集・聖なるペギー- 生田 稔自由詩6*07-7-23
- 生田 稔短歌4+*07-6-4
夕べの机- 生田 稔自由詩707-4-25

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