携帯はコンパクトに似ている
電車のなかで
そして街角にたたずみ
見つめる先に映っているのは
わたしであったり
わたしの知らないわたしだったり

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 ....
いつもの時間に起きて
いつもの電車に乗って
いつもの決められた勉強をして
いつもの電車に乗って帰る

いつもの時間に
いつものことをする
何の変化もないように見えて
これは大変なことを ....
漣(さざなみ)にゆれる光、
色とりどりに瞬き
帯のようにながれる黒髪の
穏やかにつづく果てしない海原を
まるで生死も判らず、漂う女

魔のように澄んだ水底に眠る
――恐れと不安。

 ....
素面のふりした大酒のみの{ルビ商人=けちんぼ}たちが
貧相で乱れた俺の姿を
{ルビ無料=ただ}で否定するならば
吹笑するより他にない

ケララ ケラケラ ケケラララ

聖徒を気取った薄学 ....
炎は燃えたまま凍っていた
寒さが突然とやってきて
熱い炎を丸ごと凍らせたのだ
絶えず形の定まらない炎は
この冷たさに固定された
動こうとする意志を持ち続けたまま
静止している
その世界で ....
はなれたくないよ はなれたくないよ
時間は止まることを知らずに ただ流れていく



どれだけ ふたりが 強く願い合っても
若すぎる力じゃ なにも叶えられず

君の声や仕草を深 ....
遠足のお弁当に
いつも入ってた

タコさんウインナーと
ほんのり甘い玉子焼き

とくべつじゃないけど
手が込んでるわけじゃないけど

「すごく美味しかったよ
    おかぁさん ....
 TVは無料だ 衣服は支給されたものだ 浮遊大陸に住んでいる
 雲の上に浮遊大陸はある だから天候に左右されることはない
 昔の生き物達は 雲の上に浮遊大陸があると信じて止まなかった しかし文明が ....
何度と俺は、この坂道を、上り下りしたものか。

旧街道の家々に、時に幸福、時に不幸を思いつつ、
夏は太陽よりも美しく、冬は月よりも{ルビ哀愁=かなしみ}をもち、
山の緑は、こうも愚かな我らのこ ....
見たか?
あれを―
空にいる、ああ、大きな大きなあれを。

見えないなんて云わせないぜ。
視力のいいやつ悪いやつ、関係ない。
見えるだろ?

鉄の塊ではない、
謂わば、世界を背負った ....
空にタマゴが浮いている
白くやわらかく
ふわふわと浮いている
この空にも
向こうの空にも
何のタマゴなのか
わからないけれど
きっと一つ一つの夢が
生まれるのかもしれない
大きかった ....
さっきから閉めるのが緩かったのか
水道の蛇口からポタポタと
水滴の落ちる音が聞こえる


微熱のせいか身体がダルくて
息苦しい感じがする
数時間前に見せられた
エコーに映ったアメーバー ....
空の中を
風が手紙を配達する
何も変わらないけれど
安らぎでいっぱいになる

山の中を
風が手紙を配達する
何も書かれていないけれど
緑の音でいっぱいになる

川辺の中を
風が手 ....
溢れでるものが 涙だけならば
錆びたナイフで故意に 傷つけたりしない

優しい感触で こぼれ落ちるなら
汚れた手を翳して 罪を重ねたりしない

ときどきは 昔のように あなたを想ってる
 ....
あれは何年前だっただろうか?
思いがけないケータイ購入から
アナタも私の領域に参入することになった
すでにモバイルにはとっくに慣れてる私には
別に 何のこともないのだけれど

《メールうつ ....
秋が終わりを迎え 冬の到来と共に雪が降り始めると僕の高校では自転車通学からバス通学へと変わる
 凍てつく寒さを堪え毎日眠たい体を震わせながら 停留所まで歩いていってそれ一本しかないバスに乗る
 ....
綺麗で流れるような文章は
心にすんなりと受け入れられるけど
ありきたりで不器用だけど
それでも気持ちがこもってる
そんな手作り言葉が微笑ましい
規格化された文字体では
伝わりづらくて
他 ....
なぜそこに居るのか分からなかった
気が合う仲間たちから離れて
早く一人になりたかった
そう思えば思うほど
一人になることが怖かった
通いなれた八王子の雀荘に
喪服姿の若者が四人

「最 ....
           、、、言ってみたかっただけ のぼる陽に、いつからか
乾いて乾いて、
ぼくの精いっぱいは灰のようになっていた


ビートニクにとりつかれた黒人の青年が、
若者が、
口々にさけぶ、

「 光が 今、必要なんだ
 ....
地下の心地はいいものだ。
ひんやり、固い、やすらぎの街。
がたんごとん、きい、てくてくの音。

―実に、よい。

無心とはまさに、{ルビ地下=ここ}にあるんだ。
欲望なんて、{ルビ地下= ....
診察室は楽園で 白黒ピエロが唄うのさ
受け取る耳は いつしか言葉にならない悦びを

この世の生物じゃないんだろ 翼の折れた天使とか
はぐれた悪魔の落とし子とか それによく似たもんだろ

大 ....
夏はまっすぐだ
降り注ぐ光や
伸びでくる枝など
何から何まで直線で
それでいてどこか
やわらかい
まっすぐな夏は
どこもかしこも元気で
隙間があれば
そこは自分の場所だと
我先にと ....
 君の家は君以外誰もいない
 僕は毎日のように朝早くから君の家にいて夜遅く帰る
 家の周りには草が生い茂り 花が咲き誇っている
 僕はきまって上下白の服装で来なければならない ベルトも靴も白でな ....
 ■ はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、

 (( 夜を奔るジャングルの声。。
 ――ヴァルー、ぎゅりぎゅる‥‥

 女 ♪「アツサー0.01ミリの 温もりぃひひ
 (( 眼の光、レアな匂い
 ....
解けない謎なぞ
アイシテルの知恵の輪
君は味方?
そっと耳打ちをして
 
二人掛けのボートに横になって
お気に入りの歌を口ずさむ
照らすのは
零時の月明かり
 
憂鬱からの解放
 ....
しきりに蝉が鳴く中で
曲がった坂道を
ようやく下ってゆくと
夏を渡る大きな橋がある
ふと橋から見下ろせば
ずっと下に川が流れている
手すりもないまま
幅狭くまっすぐに
ずっと続いている ....
ミッキーマウスが好きだっていうから、とりあえずネズミさんの格好をしてみたんだよ。

でも、これじゃぁ ミッキーマウスじゃなくて、”ねずみ男”じゃないかい?

うん。知ってる。
君が大泉洋を好 ....
曇った空の中で
光を探したけれど
どこにも見当たらず
心の中までもが
曇り始める
花も下を向き
自分もどこなくうなだれる
アスファルトの道が重い
自分が重いのかもしれない
進む道は常 ....
言葉という和音


目でとらえて

気付けばリズム

耳で追いかける


イメージ広がって

やがて

一つの世界


時に不協和音

リズムの向こう

 ....
アハウさんのおすすめリスト(2020)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 恋月 ぴ ...自由詩33*07-5-16
いつもの一日- ぽえむ君自由詩11*07-5-16
漂う女_☆- atsuchan69自由詩16*07-5-16
アナキストを哀れむうた- 蔦谷たつ ...自由詩10*07-5-16
凍った炎- ぽえむ君自由詩13*07-5-16
さんせっと- 北大路京 ...自由詩14*07-5-16
遠足日和- 優飛自由詩6*07-5-16
スカイ・アドベンチャー- はじめ自由詩4*07-5-16
街道- 蔦谷たつ ...自由詩5*07-5-16
フォークソング- 蔦谷たつ ...自由詩7*07-5-16
空のタマゴ- ぽえむ君自由詩7*07-5-15
雷雨に浮かぶ幻想- 渡 ひろ ...自由詩5*07-5-15
風の配達- ぽえむ君自由詩10*07-5-15
錆びたナイフ- 北大路京 ...自由詩16*07-5-15
メール初心者症候群- 渡 ひろ ...自由詩7*07-5-15
恋のラヴ・ソング- はじめ自由詩5*07-5-15
手作り言葉- ぽえむ君自由詩10*07-5-14
麻雀- Tsu-Yo自由詩2007-5-14
ナチュラルボーン詩人- 北大路京 ...未詩・独白7*07-5-14
もしも、だれかに愛されたなら未来は変わっていたかもしれない- わら自由詩19*07-5-14
思案虞理楽(君のための詩です)- 蔦谷たつ ...自由詩6*07-5-14
混沌〜罪と救いの詩- 北大路京 ...自由詩7*07-5-14
まっすぐな夏- ぽえむ君自由詩9*07-5-14
日常- はじめ自由詩4*07-5-14
ジャングル・ボブ_☆- atsuchan69自由詩5*07-5-14
目覚め- 倉持 雛自由詩607-5-13
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みっきーまうす- 北大路京 ...自由詩13*07-5-13
曇った空の中で- ぽえむ君自由詩11*07-5-13
言の葉- 優飛自由詩6*07-5-13

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