ねぇ、死んじゃったら 
なにも見れなくなるんだよね? 
なにも伝えられなくなっちゃうんだよね? 

そこには、なにもなくなっちゃうの? 
なにも残らないの? 
天国にいくの?   ....
ゆきよ、つもれ




自分で自分を
追い込んでる
そんな気がした
雪の降った、日


さよならを、待ってるの?
追ってくる、影
掴まれた、腕


黒い感情


 ....
おかず一品足りないと
不機嫌そうな顔をするあなた
でもね、わたしだって何かと忙しいし
お給料日だってずっと先

あなたに足らないのはおかずじゃなくて
もうちょっとの頑張りなのかな
好きな ....
指先ひとつでクリックするように
リセットボタンを押すように
ある日突然
消されてしまったワタシ


ひりつく喉の渇きも
どんより重い胸の疼きも
置き去りにしていってしまう
アナタは
 ....
君に明日会えるのが
楽しみ
で そりゃもう
君に明日会ったら
嬉しみ
で そりゃもう

なんて
どうして言えないの

楽しい
にミを着せて
嬉しい
は裸のまま

うっ 寒 ....
「おつかれさま」

思わず「えっ」と聞き返してしまった
久しく労わりのことばなんて無かったのに
何かにつけて話しかけてくるし
誰かさんからの着信メールを気にしなくなった

あなたの言葉を ....
溶けて溶けてドロドロした液体の中
柔らかくて優しくて暖かい温もりにも似た感情
僕は幸福気分に浸りながらずっと君を見つめてる
妖しいリズムが心地良い昼下がりの中で君と
ほら、交じり合う事のない液体の ....
 カウ・ボーイがあたしに言った
 
 「忘れ物だよ」
 
 あたしは
 忘れたんじゃない

 わざと置いていったのだ

 もう
 いらないから

 「よかったら
  あげ ....
昼夜を問わず、働いているあたしたちは
お天道様と一緒に
寝起きしているおさるさんより
少しだけ不幸せなのかな

凍えるような寒さが緩み
やっとぽかぽかしてきたら
今度は花粉症が猛威を ....
 2月29日って
 記念に書いてみる

 4年後のわたしたち
 どうなってるんだろう

 日本は
 世界は
 どう変貌しているのだろう

 そんなこと
 考えながら

  ....
夢の中に落とし物をした日の朝
猫になっていた
仕方がないので
夫を会社に送り出してから
家事は明日にしようと決め
日向ぼっこをして過ごし
夜になったので眠った
明日はせめて、猿になりたい ....
穏やかな好日のようなさようなら

あの誓いもそのようなものであったなら

言葉まで酔いに任せて

逃がしてあげる事ができたでしょうに




梅見の宴にて


  「桜の花 ....
花びらのあいだに海が輝いてる
君の背中がホッとする 軽く抱き締めた 頬をつけて
どこまでも続くように願おう 桜が舞った 真昼のゆるやかなひざし 浴びて
眠くなるのは春のせいかな

セーラー服 ....
懐かしいあの場所へ
もう帰れないかもしれない
たくさんの夢を見た
懐かしいあの場所へ
もう戻れないかもしれない

夢はいつも
遠い空の向こうで私を手招きする

あの日あなたに出会わな ....
「ねえ、良いだろ?」

何が良いんだかと思いつつ
とりあえず
あなたの左腕にしがみついてみる

押し付けた胸のふくらみに気づいたらしく
慌てふためく様子が可笑しくて

かまととだとか ....
駅前の
風景が変わった

再開発の名で
故郷は跡形もなく

クレーン車が行き交い
ミキサー車がひっきりなしに出入りする

変わりゆくもの

どっちみち
変わっていくのだろう
 ....
8時間酒も薬も飲まなかった裸眼でいた
ギリギリのバランスを見極めたかった
おかげで8を∞や8と引っくり返せる様置き換え可能だ
水は蛇口とか枕もとの酒瓶を収納できていい
言葉が道具なのだとしたら ....
また後で携帯にメールでも入れるから

あなたの去った
バスルーム
鏡に映るのは恋に疲れたひとりのおんな
乱れきった髪が物語る
しがみつこうとしてしがみきれなかったものへの思い

シャワ ....
わた雪が
景色の中で降っていました


それが幻だということは
知っていました


幾重もの

ゆらゆら
ただよい降りて

白く、たどりつく


地の上へ
その音が耳 ....
果てのないような冷たさの
季節にあって
白い六角形の粉末は
人間の傲慢を
目覚めさせてくれるようだ

横に吹き荒れる風を友にして
人の造った灰色の道を
埋めつくし
道と道でない境界線 ....
ぼくたちはいつだって三人でいた

キミがみつばちを捕まえてほしいと
目の動きだけで云った時も
そうするしかなかった
キミはあいつのもので
ボクははちに刺されることでしか
キミに見つめられ ....
飛んでいる鳥を
「優雅だ」
なんて、いうな。





きこえたのは、レクイエム。
北か、南か、東か、西か。

はこばれてきた、レクイエム。
名もない鳥、風にとばされ、死んでっ ....
都会では皆
切ない真実を聞きたくなくて

あなたも手を伸ばす
片方の手で耳をふさぎながら


伸ばしたほうの手が
銀河を超えて
だれかの肩に
そっと触れるとき


伸ばしたほ ....
公園でパンを
食べていると
Justiceと書かれた
Tシャツを着た
欧米の人に叱られた

大地にパン屑が
こぼれているじゃないかと
顔を真っ赤にした
欧米の人に叱られた

夕方 ....
「取れないのよ」
薄紫の煙草のけむりのような輪を
月桂樹の冠みたいに
ぐるり と頭にのせて
隣りの席でカノジョがボヤいている


アノヒトのことが
頭から離れないと言う


そう ....
ひとは指折り数える

その日の訪れを確かなものにしようと
指を折り
心に刻み込む
自らの身体に刻み込む

いつの日か死は必ず訪れることを知っている
それでも
死に往く日まで知ろうとす ....
それに
包丁を当てる夢を見る

それは
四角いスイカ

グロテスク又は滑稽
転がらないそのかたちは
妙な不安定を感じさせる
むしろ丸いスイカより

どこへも行けない窮屈さが
そ ....
白い大きなシャツを着た
無邪気な少女が
駅前のロータリーに
集う鳩の中心で
詩の朗読をはじめた

僕も鳩に交じって
道路にダンボールを敷いて
排気ガスを吸いながら
彼女の言葉を聞いた ....
窓の外から
パトカーのサイレンの音が
聞こえる

僕は少し硬い
メロンパンを
かじりながら
洗面所の蛇口をひねると
先端からサイレンが
溢れだして来た

1秒と1秒の隙間に
入 ....
うんこ


メモ用紙のすみに鉛筆で走り書き
それはただのうんこ
つまらないうんこ

活字のうんこ
活字でうんこ
それはちょっとした事件
活字「うんこ」は読むものの ....
アハウさんのおすすめリスト(2020)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こころ- わら自由詩15+*08-3-7
ゆき- 三奈自由詩608-3-6
足りないひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*08-3-5
バーチャル・アフェア- 渡 ひろ ...自由詩10*08-3-4
うれしみ- 乱太郎自由詩23*08-3-4
疑惑のひと- 恋月 ぴ ...自由詩11*08-3-3
液体- 69自由詩308-3-3
乾いた風が- 風音自由詩17*08-3-2
*類人猿より少しだけ不幸な人類*- かおる自由詩14*08-3-2
2月29日- 風音自由詩2*08-2-29
夢の中に落とし物をした日- 小原あき自由詩31*08-2-29
花酔- 藤原有絵自由詩408-2-29
風と海岸- どらちゃ ...自由詩208-2-29
懐かしいあの場所へ- 未有花自由詩11*08-2-28
断わりきれないひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*08-2-27
変わりゆくもの- 風音自由詩3*08-2-26
渇く- 佐々木妖 ...自由詩8*08-2-26
揺れるひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*08-2-22
まさ雪- わら自由詩13*08-2-22
白い地平線- 乱太郎自由詩22*08-2-21
ぬいぐるみと積み木と太鼓- よしおか ...自由詩5*08-2-21
きっかけは、レクイエム。- 三奈自由詩6*08-2-21
エスペラント- 餅月兎自由詩4*08-2-19
世界について- ニカコイ自由詩24*08-2-19
環状感染症候群- 渡 ひろ ...自由詩18*08-2-18
数えるひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*08-2-17
四角いスイカ- 餅月兎自由詩5*08-2-17
東京ROTARY- ニカコイ自由詩10*08-2-16
Error- ニカコイ自由詩8*08-2-16
活字「うんこ」- 餅月兎自由詩9*08-2-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68