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あ、
雨の夕刻は
アスファルト状の黒いノートにおいて
ひとつぶ、ひとつぶ、別々の
無数の濁点だ、
*
雨滴、
雨滴、
黒く
滲んで
広いひとつの痣として ....
わけもなく
海に行かない
青ざめた
この肌の下の水脈に海の素質があるとしても
夏において
情熱的な、情熱的な
世界中の観察眼と観察眼が合い続けているとし ....
夕立でもぎ取れた蝉が
丁度今乾き切りました
私はアスファルトに足を揃えました
腹をかえし対の肢を合わせたその亡骸は
無音の言祝ぎでした
夕立のあと再び燃えていた日は、結局 ....
AB(なかほど)さんのA道化さんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬のカルテ
-
A道化
自由詩
14
08-12-13
海に、行かない
-
A道化
自由詩
17
05-8-9
忘刻
-
A道化
自由詩
13
04-7-28
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