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虹色アゲハをご存知ですか
あなたの夏を
叶える蝶です

虹のたもとには
たどり着けない要領で
どこにも留まりません
その蝶は


伝説だとか
まぼろしだとか
ひとは気づ　.... 語彙のとぼしい
おまえの話は実に難解だ

実に難解だが
実に、真っすぐでもある

何か、
大発見があったのだろうか
きらきら輝くその目に
応えてやりたくて
必死に推理する
　.... ひとは
ひとりでに
悲しくなったりしない

ひとりでに
消耗したりもしない

誰かがいるから
誰かがいたから
ひとはその作用をうける

ひとは
ひとりでに
尖ったりし　.... その
日没に名前はない

幾重にも
さまよう翼が
無効を告げられるだけ

次々と
帰されるだけ


名もなき標は
明々と燃えながら
あまりに
静謐で

無数の火の粉　.... 愛されたい、と
嫌われたくない、とは
ちがいます

勝ちたいことと
負けたくないこととも
ちがいます



　反することと
　似ていることとは
　同じであって
　ひと　.... 泥を
振り払おうとする腕こそが
いつまでも拭えない
泥かもしれない

確かめようの無いその有様を
透明である、とは
誰も語らない

そこでまた
ひとつの泥の
可能性が
散る　.... 昆布の匂いがする、と

おんなの言うままに
おとこはそっと確かめてみる


漁師町で育ったおんなは
季節ごとの海の匂いを
知っている

おとこは
ただなんとなく海がすき、とい　.... 豊かなくにの人々は選り好みをする
もともとは貧しかったものだから
それを遠い昔に捨てるため
それとともに
薄れてしまったものが在ることを気付きもせず
豊かなくにの人々は



ある気　.... こころの機微をおひとつ、どうぞ

かわりに今後もよろしく、どうぞ


わたしの背後のあれこれの
言い尽くせないあれこれの

混じり気のない　よろず味



恥ずかしながら
　....

ＡＢ(なかほど)さんの千波 一也さんおすすめリスト（9）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
虹色アゲハ	- 千波 一� ...	自由詩	2	23-8-2
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ひとりひとり、ひとつひとつ	- 千波 一� ...	自由詩	2	16-12-28
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スタンス	- 千波 一� ...	自由詩	5*	08-6-20
透いてゆく	- 千波 一� ...	自由詩	22*	07-9-11
海の匂い	- 千波 一� ...	自由詩	18*	06-8-21
ある気功術師の悲劇〜この気なんの気気になる気〜	- 千波 一� ...	自由詩	14*	06-7-9
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