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となりのおっさんが着信音に出て

イソギンチャク死んだんか、

と第一声を発した

さみしいやろ、海にほったらなあかんな、

おっさんたちにとってイソギンチャクは

犬や猫のような ....
真夜中

出張さきに着いて

部屋にはいる

FMにあわせると

モーツァルトが軽くながれた

4時間まえは

海をこえたところで

会合の司会をぐだぐだやっていた

 ....
山のうえに

太陽がにじんでいた

アメーバのように

ちぎれそうに

ひかりがゆがんでいる


いのちは削るものなのですか

あなたは答えないかわりに

ぼくにそれを見 ....
仕事をすませる

いつもよりうたぐり深い目で

ぼくはしばらく町を見つめる


SPに護られた元首は

スイートルームで

やっと一人きりになれた

元首はその役柄を

椅子にかけ、そとを眺めた


 ....
向精神薬なんて、鍵のひとつじゃない

ドーパミン

セロトニン

生まれもった病気のふり、やめろよな


あたしの未来になにをするんだ

医者やインターネットの

あたしペイ ....
きょうも

生き残っていた

バラは昼間

薔薇いろになる

あんな気持ちに

なるだけなのに

きょうも

生き残っていた

誰にも秘密なこと

僕だけに話してくれた
きれいな芝を見つけてしまうと

アプローチの練習がしたくなる

愛人と逢う数時間まえは

どんなふうにやるのか思ってしまう

想像と渇望のお話しだ


芝にねっころがるだけでは
 ....
ピアノ伴奏のある

昔の洋楽を聴きながら

朝の街道をドライブする

ニッポンのビジネスマン

街路樹の子宮のなかをゆく


きょうもハードな商談がいくつかある

じぶんたち ....
放った光で

きみのすべてを

てらしたい

裸のなかみは

かなしみでも

嘘でもかまわない


まぶしい。

だいすきすぎる。

あなたは。


放った光で

きみのすべてを

てらしたい

裸の ....
雪が散り舞う

気の遠くなる場所から

此処まで君らは降りてきた

君らが人間なら

乾杯といきたいところだ


どうやって来たんだ、

重力で来ました、

途中大変だっ ....
あたしが

おしっこを

もらしそうになると

あたしに

数えろと命じる

あなたは遠い毒薬だ


神様の(宇宙の意志の)

その設計思想を

知りたいんだ(物真似 ....
ぼくら凡人はよくこんなふうに思う

世界は俺がルールの方がうまくいく

そんなことひそかに深刻に思ってる


トマトを食べる

赤いものでも食べて

気持ちを入れ直す

赤い ....
のっぺりとした入江だった

寒風にやられながら

煙草に火をつけるがうまくいかない

生活をまえにして

異邦人の俺はカチャカチャやっていた


目的がでっかすぎると

手段が目的になってしまう

反 ....
めぐる

メリーゴーランド

そばにいて

夕日も見えない

孤独は動詞のようで

めぐる

メリーゴーランド

少し痛みに

さよならをして

天国は動詞のようで


ふざけんな

アスファルトに
 ....
愛人の妹の進学を祝った

まるで

じぶんの正体を失っていた

そんな馬鹿なことをしたことがある

今はもう愛人とは別れていた

妹とだけはまだ

年に一時期だけ

メール ....
とってもちいさい○をかいた

くもりガラスにゆびでかいた

やさしい忍者になりたかった

たたかうけれどやさしい忍者


時代は引き継がれ

さよならは

ふたたび巡り会う
 ....
あしたはおれの誕生日だ

そんなもんが夜に浮いてら!

空間というものは

時間に輪切りされていて

微妙のあいだに姿を変えたりする

ひとつき前喧嘩ばかりしていた

彼女すら ....
知っているひとが死んだ

白血病で死んだ

ともだちは罰が当たったんだと言った

そんなんじゃないのにね

早く死ぬと

なに言われるかわからないね

会社をクビになった時点で ....
山寺にゆく

山形にある有名なお寺だ

千段以上ある階段を上り

奥の院を目指す

連れの中国人が根をあげる

おまえが言い出したんだろ、と励ましてやる

芭蕉はこの山寺であの句を得たという

その碑 ....
長崎の夜景がきれかった

それを見て

こころもそう

動かない俺なのに

ひとりで口に出していた


街ぜんたいが

坂にこんもりとしていて

それは

生き物たち ....
知覧へは

これで三度目になる


そんなこと

当たり前なのに

単純にそう思う

戦争はXだ


知覧へは

これで三度目になる
そぞろ吹く風に

重たいベクトルは

もうないようだ

藍色がはやく降りる

虫の音がしている


秋はどこからか

煙の香りをさせている

それがこころの

鏡のな ....
中村雅俊になりたかった

リアルタイムや再放送で見たドラマ

俺達はたぶん

中村雅俊になりたかった


会社の仲間と二次会のカラオケ

いつのまにか

本人映像の中村雅俊の ....
夏空の雲

お、あれは俺だ

俺は夏空なんだと

勘違いしている

雲だ俺は


もこもこもここもこもこ

宇宙からのぞけば

たんなる地球の模様だよ


夏空の雲 ....
女が男に

嘘をつくのではない

男が女に

嘘をつかせているのだ


きみに傷つけられて

あたしがしたこと

あたしが傷ついて

きみを裏切ったこと


女が男 ....
尾崎豊を聴くと

すこしだけど荒れた

胸のぐぅの跡が

すこしだけど餓えた


日本語圏の

かつての少年たちに

あいつはまだ

まっすぐに吠えている


尾崎 ....
そんな愛もあるんだと

証明してやるさ、疾走してやるさ、

モーツァルトみたいに
FUBARさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(27)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あしたは海にゆくんだろう- 吉岡ペペ ...自由詩509-6-23
人生の森- 吉岡ペペ ...自由詩1009-2-20
Nobody_knows.- 吉岡ペペ ...自由詩808-5-22
ふしぎな町とふしぎな雲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-5-12
罪の色- 吉岡ペペ ...自由詩908-4-20
きょうも- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...508-4-16
芝について- 吉岡ペペ ...自由詩508-4-8
ニッポンのビジネスマン- 吉岡ペペ ...自由詩708-3-25
- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...208-3-4
旅の杯- 吉岡ペペ ...自由詩1408-2-29
遠い毒薬- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-13
トマト- 吉岡ペペ ...自由詩308-2-12
異邦人- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...308-2-7
メリーゴーランド- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...408-1-20
メキシコの風- 吉岡ペペ ...自由詩308-1-10
やさしい忍者- 吉岡ペペ ...自由詩307-12-11
誕生日、夜に浮く- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-29
もどらぬ日々を- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-8
山形にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...107-11-3
長崎にて- 吉岡ペペ ...自由詩307-10-19
知覧- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-24
秋のこころ- 吉岡ペペ ...自由詩207-9-12
夕日ひとつ- 吉岡ペペ ...自由詩107-9-4
夏空の雲- 吉岡ペペ ...自由詩307-8-27
女は男に嘘をつく- 吉岡ペペ ...自由詩207-7-29
尾崎豊- 吉岡ペペ ...自由詩307-7-10
疾走してやるさ- 吉岡ペペ ...自由詩307-4-7

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