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あの日
びるのてっぺんは
どれだけ
さみしいひかりがみえたの

むてっぽうなことで
きみも
やっぱり　そんを　したのだろうか

そっとちかづこうとすると
花をちらすみたいに　.... こっそりと
ゆびわをかじると　きいん　とする
ぽっかりと
ちいさなあなのあいた夜

空の一部を
せろはんてーぷのぎざぎざで
ひかりのかたちに
切り抜く


わたしのへやで
ちか　.... あなたは
きえそうなひかりのまえで
手をかざしている

胸元から
オイルの切れそうなライターを出して
何度も　鳴らす



うつくしいけしきの
まんなかにいる
いつも
き　.... さいきん
足先がむずむずする
春は
あと何日でくるのだろう
車座になって
くちぶえの練習をして

それが時折
ふってくるのだ



うらはらに

さむいひが　つづいて
　.... 昨夜が溢れてしまって
まだ所々
ぬれている床
こけのむすまで　と歌うきみは
君の代わりにと
あかい手で雑巾をしぼり
はなびらの舞う冬の景色に
ほおった

あしあとをくずして
きみの　.... いつも　足りないと
つぶやくような目で
半透明　だった
校庭も
平たいホームの直線も
影をうばうばかりで

屋上にでるたび
そらに　手をひたして
紅くそまった冷たいゆびを
にぎ　.... あなたはよく熱を出して
自分できづかないでいるので
いつも僕は
こっそりとあなたのひたいをひやす
あなたがきづかないままで
また　
まっしろな
あのベランダに　立てるように


　.... 三月から
止まったままの針さきを
ゆっくりとまわして合わせた
雨の朝に目を覚ませば
あなたは　
まだ


白くあわたつ
菫のような朝
からだにおさまらない　もじ
柔らかな葉が　....

たりぽん（大理　奔）さんのはな　さんおすすめリスト（8）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
てん、	- はな	自由詩	42*	08-6-8
月を飼う	- はな	自由詩	15*	08-4-15
凪	- はな	自由詩	31*	07-9-1
早春	- はな	自由詩	8*	07-2-9
空耳	- はな	自由詩	10*	05-12-18
うしあめ	- はな	自由詩	13*	05-10-6
平熱の朝	- はな	未詩・独白	18*	05-9-26
三月の時計	- はな	自由詩	12*	05-8-19

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