葉群れの揺れる
風吹かずして
緑葉の群れ揺れ
ゆうらゆうら
ゆうらゆら
眠りながら夢見ながら
いつしか目醒めながら
意識に至り思考して
葉群れの揺れ見入りつ
思考の目の己を ....
幼いヤコブが死んだ
通りがかりの旅人が埋めた
弔いの言葉が添えられ
墓石の代わりに
ヤコブより背の低い
バス停の木が植えられた
幼い死の尊厳は守られ
旅人は旅を続けた
バス ....
どんなに断ち切られたって
生え出てくるものが在る、それっ!
過ぎゆくものの根っこを眼差す
今を生きるに全ての日々が凝縮され
全ての日々に今を生きるが凝縮され
あらわれ或る朝の
鮮や ....
世代や時代に割り振られ
多様性に翻弄されている
ニュースは同じ言葉を繰り返して
私の名前を呼ぶことはない
溶けてしまいそうな
ごく少数の部類を混ぜて
最高気温と心中しようか
バブ ....
モリモリ元気にごはんをたべてね
食べた分全部愛のパワーに変えてね
元気にガツガツ愛してね
たまにはそれもナイスじゃない
いいよね
美味しく食べれるってこと
好きとか嫌いとか好きでしょう
....
詩を書くにあたって何のために書くかということは色々な部分で詩作品を左右すると思う。
そもそも、誰かに何かを訴えたいとか、読み手ありきでの詩作とそうでない詩作に分けることが出来ると考える。
....
○「理想的な死」
僕の理想的な死は
ぐっすり眠って
目が覚めたら
そこは天女の舞うお花畑だった!
というのがいい
そういう死に方だってあるかもしれない
死は決して怖いものじゃないんだよ
....
朝陽もまだ、寝ぼけまなこ
弱々しいひかりが
私をそっと、包み込む
目覚めよと
静かに囁く
リズミカルは歩みに
小鳩が並び歩く
しばしの会話を楽しむ
....
儚いよ
過ぎゆく毎日
草臥れた帰り道
どこからか
ドレミファと
音が流れてきて
思わず見上げたんだ
ソラ
涙が出ていた
それは明るくこぼれてるから
小さな声で
シド
って呟くよ ....
この街から
本当の暗闇が消えて
どれほどの時間が
過ぎ去ったのだろう
街の暗闇から追われた
人ではない者達は
やがて人の内の暗闇に
棲みつくようになった
今宵
宴の余韻を ....
むすめが、ドアを開けて出ていく。あっけないくらい簡単に。あんなに気を揉んだのがばからしくなるくらい軽やかに。
でも思えばそうだった、わたしもいくつものドアを通過した。痛かったけど気にしなかった、 ....
夜が暑くて眠れないんじゃなくて
ただ眠りたくないから眠らない
そして、朝から仕事に向かう
太陽は痛いくらいの熱をそそぐし
私のことなんて放っておいてくれと想う
太陽は私のいない世 ....
わたしが森でじとじとになっていたとき
ショコラウサギのおかあさんが
やさしくガーゼで顔をふいてくれた
ホームのベンチにひとり座って
走り去る夜汽車を見送っているだけでは
ありえない出来事だっ ....
このところ、とほかみ様の祝詞を奏上して、五次元の意識を広げる為に、僕の小説がもっとたくさんの人に読まれますように、力をお貸しくださいと祈っていたら、願いが叶って、国常立尊様(くとこたちのみことさま) ....
太陽は光だ
この 黄色い 目の
塀の向こう側では電車が走る
耳には その
音が聞こえた
ベランダの中に
僕はいたのだ
風を感じた 僕は
僕の心の外を思うことで
この 目に 僕は知った ....
細切れ時の隙間に
上弦の半月、今宵
黄白く耀き
傾く西の夜空に、
ヘッドライトに照り輝く
草群れの緑の青々と眼下、
見て魅入られ
刻み込まれる狭間の時に
ノイズ、ノイズ、ノ ....
昨夜から喋れなくなったので
満たされている、
ということにする
三日月を水槽に沈めたら
金魚みたいに膨らんで
ひらひら泳ぐかしら
....
和歌の浦の光る海に8月が跳ねた
いつしか殺人鬼に仕立て上げられた8月
遠くから見ればあんなにゆっくり
揺蕩う海だというのに
灯台のもと白いワンピース着た
あの日の君の笑顔は清らかだった
今 ....
天井の高い図書館で
私は彷徨う
島々の案内板を頼りに
島々を渡り歩く
先人たちの思い
過去の出来事
言葉という哲学
私の人生で
どれだけ読破できるの ....
さっちゃん
その絵のお空 きれいね
うん
見えるとおりにクレヨンぬったの
心を持った先生だった
さっちゃんのその画用紙は
全部が青色だけで塗りつぶされていた
園庭の ....
遮光カーテンの隙間から
薄明かりが射し込んでいる
もう蝉が鳴きだした
命の残りをかけて
命がけじゃない一晩を過ごす
目をつぶっても眠れない
思いを巡らせるのは
もう戻らない
かつて ....
二十歳くらいの頃
梨の皮をビーラーでむいていると
それを見た父が怒りだして言った
「そんな梨は食べたくない」
わたしは内心、バカみたい、と思ったのだが
火に油を注ぐのも面倒なので黙ってい ....
お手伝いすればおやつが賑やかにになった小学夏休み昼
夜が空けた。
立体的に、次々と、パタパタと。
画角のはじは暗い
焚き火が燃えていて少しずつ暖かい
手をかざしながら思い出す
ラムネのビー玉の音
レモン色に水色がよく合ったお祭り広場だっ ....
次から次へと物事が起きる私は
次から次へと物事を忘れてしまう私は
次から次へと新しくなる。そうして
死んでは日々を生まれてゆく
私
それでも
なかには
おぼえている存在もあるのです
....
足元の
石畳から
ひろがりつづける
あおうきの
さかい
とぽんと
深く
トビが
青浮いて
空のベンチから
晩の献立を
湖の
はるか稜線まで
/即興ゴル ....
鎮まる夜の静寂に
隙間のすぅうと
空き開き 、
奥まりいく
明るむ半月の照り返し
やはらかちかく
息を殺し潜むもの
息を潜め吹き返し出し
だれ?なに?
問えば 、
アナタの ....
石はまだ乾かず
コケが時間を遅らせている
胞子 肺の空気 風が
わずかな誤差を告げて
記録する人はいない
わたしもあなたも
無限からの光芒に賭 ....
詩が一編誕生した
細胞が一つ削れた
喜びが一つ生まれ
創作の苦しみが一つ増えた
頭は空っぽになったけど
胸の内には喜びが生まれた
プラス・マイナスで
ゼロとなり
空 ....
もう飛べないと
翼を外した
窓の向こう
天空の城に
辿り着けなかったこと
翼の代わりに背負って
ただ祈るように佇む
ここではないどこかに
行こうとすれば
体は重く動かない
翼は ....
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