暮景の湖で音もなく 
 どこまでも拡がる雨の輪が
 いく重にも折り重なった所に
 游いでいく女の亡骸
 
 小舟を出して眺めていると
 辺りは何も見えず
 静かすぎる
 奇妙に笑いを ....
 入り江にて

 大阪から車を走らせ、片道三時間。途中のサービスエリアでスマホを確認すると、通知に追われる日常がそこにあった。
 やがて夜が明け、寂れた港町を抜けると、道は雑木林と露出した山肌に ....
朝の妄想

もしかしたら
私は前世を忘れた
死に戻りを
繰り返しているのか
 
なんたって
 

『そしたら帰るわ』と云って
部屋を出て行って
車に乗って1分ほど走って気がついた
iPadを置き忘れていることに

部屋まで取りに帰り
寝てる彼女の顔をみて
寝てるんだろう ....
{引用=○備忘のことⅰ(倫理)

許すことのできる人は
許される熱をもつ人
それはまるで
書く術を知る人が
熟読を心得ているかのよう


○備忘のことⅱ(微熱にて)

上顎が痛痒 ....
飽きるまで 今日こそパパは お客さん 
小窓に微笑う テラコッタ鉢 

日めくりを 一枚飛ばしで 破りけり 
呆れ顔する 秋の袖口

道草の すすきを「お米」と 呼びながら 
花瓶に挿し ....
情けは人の為ならず

自分に言い聞かせる
夏の終り
秋の始まり



情け無い私は
自分なりに
がんばっているのですが、
今日は深く
青空は沈黙している



空 ....
斜光が懐かしく街並みに射し込む頃
橙の色彩のビルの白壁に拡がり
黒い影と対照をなしながら
柔らか燃える果実の如く
濃くなる空の青から浮き上がる

街並み今や濃紺と燃え立つ橙に染め抜かれ
 ....
苦しい、こころが
苦しい時もある
でもその一方で、
こころが喜びで満たされて
幸せな時もある 私は
幸運だ と。
体が健康なところが
恵まれているのだと自分のこころを
なぐさめる時があ ....
短気は損気
急がば回れ

自戒する私の
空はどこまでも深い



苦しい
こころ

よく味わう
生(せい)



 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
肉身の歳を重ね使い古され
次第に色褪せ亀裂走らせながらも、

眼窩に埋め込まれ落ち窪んでいく眼球に
宿る光の以前より更に増す眼力、
直裁に投げ掛けるアナタの肉身と云う器に
魂の器を介しそれ ....
飲み放題
酒を飲んで
今までの労い
愚痴があれば聴いて
面白おかしくして
笑いあって
時間が来たら
さようなら

どこか羨ましい
別の道を歩むこと
剥がれるように
さようなら
 ....
前世では一つの魂が現世で二つに分かれた「魂の片割れ」のスピリチュアルな
この世にたった一人しかいない運命の人、出会うと磁石のように強烈に惹かれ合い
お互いを深く理解しあえる怪しい詩だよとツインレイ ....
ばらばらばらばらと
蒼穹をなぞる如く
飛び交う鳥たちの群れ、
次第にいつの間にか
楕円のカタチ為しながら
夕の暗み濃くなる青を穿つ黒の
光の終焉へ向け黄金の反転を巡り

くるくるくるく ....
 ため息の一つもこぼす
 残暑が根を張る
 帰り道
 会社の敷地の植込みで
 目を和ませてくれる
 萩の花風

 たくさんの
 紅紫の小さな蝶たちが
 (おつかれさまね) と
 や ....
慌てるな

慌てては事を仕損ずる

慌ててもそれほど時間は変わらない

呼吸の整えて、事へ臨みましょう

威張るな

威張れば単なる孤高人

威張っても誰も付いてこない
 ....
   『ナポリタン』


 失敗だった。
 ナポリタンは。
 味は申し分なかった。子供の時に食べて以来、忘れていたケチャップの酸味が甘さがやわらかく口の中に広がり、そしていたずらっぽく唇のま ....
うずまくうちゅうの
端っこにして
まん真ん中、
川瀬さんを背負い
ずぶずぶ泥濘む
薄闇のこの土地を
足もとに気をつけてと
背後から鋭くも温かな声
一歩間違えると
ずるっと土の崩れ沈み ....
救急車が先を急いでいる
どこかで誰かが死んだ
それは自分には無関係
そうかも知れないけれど

自分が救急車で運ばれても
どこかで野垂れ死んでも
他人には無関係

関係ないから笑ってる ....
自販機の前に立ち 今日を終える合図を押す
逃げ切った気分で喉の奥へ流し込む

心の行き場を探して終電車に揺られていく
斜めな夢に落ちる人
今夜を終えれずはしゃぐ声

帰る場所はあるの ....
全身が、逢いたがっている

だれか好きなひとがいると
子どものころから、こうだ

いつまでつづくのかと呆れられてる
夏も終わりの色に変わり
秋の音色を奏ではじめている
トンボた ....
詩人が死を司る死神の恩寵を受けた人たちならば、
詩のサイトのみんなには申し訳ないけど、裏切り者と
罵られても私は詩人にはなれないのだろう。
 
詩人ではなくありきたりの毎日を生きている成人は
 ....
ほおづえをついたら
消えるくらい細い 月だね

知らないあいだに
こおろぎが まぎれ込んでたから
窓をあけて 夜に帰したよ

りーん あちらから
りーん こちらから
遠くても 呼びあ ....
ものも言わず恋をひと皿たいらげて幼い瞳で匙を噛むひと

顔彩で頬をよごして雨のバス違う生き物のふりして座る
それにしても
いい詩がたくさん
こさえられては
わすれられていくなあ

いい詩っていうのは
よんだらなんだからふわっとして
金木犀みたいな香りがする

知ってる
知ってるよ俺にはそ ....
階段を先に降りる君が
僕を見つめ
斜視がかわいい
琥珀の空間に
溶け込むような君の声が
チョコレートより甘く
キャラメルよりもせつない
僕は初めて
手をつなぎたいと思った
たぶん、分 ....
空には羊雲
空の底には私
私のほほにそよ風
そよ風に
無限の光
思い出して
あのまなざし
まなざし深く静か
遠く
遠くて近い

あのまなざしの魂
まなざしの魂と
近くて遠い ....
枯葉が駆けてゐるだけの炎天

夏に取り残されてゐる擂り鉢の中 

まめな母の日記帳残される
福島で除染作業に携わる人の中に
二十代半ばくらいにみえる若い女の人がいた
TVのインタビューに
「働かなければ食べていけないので」
と答えた砂埃の中の彼女の姿が
忘れられない

彼女が今 ....
You & Me
深く潜って
宙返り
上も下もわからなくなるまで

You & Me
太古に還る
ダンダダン
鼓動が波となり岩を砕くまで

You & Me
合わさればumi
 ....
花野誉さんのおすすめリスト(2202)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
湖に降る雨- リリー自由詩6*25-9-19
人妻温泉旅館- atsuchan69散文(批評 ...14*25-9-19
朝の妄想- 足立らど ...自由詩325-9-19
- 秋葉竹自由詩225-9-19
メモⅴ- 道草次郎自由詩525-9-19
秋の短歌はじめました_三首- 道草次郎短歌225-9-19
※五行歌_三首「情けは人の為ならず」- こしごえ自由詩5*25-9-18
残夏、晩鐘の街並み- ひだかた ...自由詩525-9-18
雨音- こしごえ自由詩9*25-9-18
※五行歌_二首「短気は損気」- こしごえ自由詩4*25-9-18
生命エーテルなるもの(改訂)- ひだかた ...自由詩6*25-9-18
送別- 自由詩425-9-18
君ひとり- 足立らど ...自由詩4*25-9-18
眼窩の窪み_へ_、Come_In_Alone- ひだかた ...自由詩425-9-17
紅萩- リリー自由詩7*25-9-17
あいうえおから学ぶ- 多賀良ヒ ...自由詩125-9-17
東小金井『ナポリタン』- 北村 守 ...散文(批評 ...5*25-9-17
きよせかわせ清き夢- ひだかた ...自由詩225-9-17
無関係- 自由詩7*25-9-17
次の言葉を探している- 自画自計自由詩2*25-9-17
一本道- 秋葉竹自由詩225-9-17
例外- 足立らど ...自由詩2*25-9-17
つうつう(0916)- 唐草フウ自由詩11*25-9-16
恋をひと皿- 福岡朔短歌3*25-9-16
自愛- 道草次郎自由詩425-9-16
愛しさ- 降墨睨白 ...自由詩6*25-9-16
ある詩人の絶筆- こしごえ自由詩11*25-9-16
残暑- 紅茶猫俳句3*25-9-16
石の糸- そらの珊 ...自由詩9*25-9-16
umi- 自由詩5*25-9-16

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