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病棟のベットでぼうっとしている私
四人部屋のお隣さんは
ラジオを鳴らしながら歌っている
私は揺れる緑の仕切りカーテンを見る
空調の送り込む風にゆっくり揺れ
お隣さんの歌声は続いている
....
薄暗さ覆う海辺、うねり寄せる波間の渦に
子供たち二人、あっちとこっち何か大っきな貝を掴もうと盛んに手足を動かして動かして
自分たちに肉体があることの自由自在を喜び、歓喜の木霊のやがて波間の渦 ....
最早絶望に絶望する
孤独と云うモンスター
最早親も誰も助けにならない
その現実を幼少に凝視した人間の
ごろんと転がる親しみ在る人の死体
ぱっちり両眼見開き固化した瞬間 、
自らを切 ....
火炎に光の耀き燃え立つ処、
必ず煤の吐き出され闇の病み
天に誘われ地に誘われつつ
人の伺う対局の間合い
天と地への執着の悪夢、
二の狭間に三を導き
真の途を見出し
意識魂の己 ....
魂の器 鞘の壊れた
精神疾患取り敢えず
別にしても 、
歳月を重ねつつ
肉体の衰え来れば
それ相当の苦しみ
誰もが背負う
にもかかかわらず
皆んなを愛してると言う
苦しみど ....
生きる上澄み掬い取り
深く深く沈む汚濁を
遥か眼下に見入れば
凍結の斜面滑落し
呑み込まれる
不断の恐怖
隣り合わせの
生きる歓び
赤から紫
紫から青に
青褪め
開かれた ....
どくんどくん
どくどくどくん
ぁああぁああ
およいでいるわ
落ち葉舞い始める
晴れ晴れ朝の未だ手前
妙に明るむ意識の視界
泣き声絶えぬ懐かしさ
ぁああぁああ
ときのなみまに
....
澄みわたる秋夜に冬の接近想いつつ
今に至り失われたもの又得たもの
遠い夏の日の森から立ち上がる
浮き世の波頭の幾つも幾つも押し寄せ
何れ容赦なく降り始める雪の死の門出
愛娘残したまま時 ....
わずかずつそっと注ぎ続ける
砂時計の秒速に合わせ心情を
自分から外へ流れ出ていければ
世界の想いと自分の想いと
重なりあい響きあい、透過しあう
☆
光と色の織りなす海
....
意識の薄明かりの今に至り耀き放ち
夜陰の奥にひっそりと潜み開け広がり
なにひとつもう意味なさぬから
あぁただ声の響きのみ此の世成り立たせ
凄まじくも美しき旋律和音の律動するなり
ひかりのひびきのいとの
たぐいよせられはなたれ
またたぐいよせられ
さくれつする
しこうせいめい
からみあう
いちおんいちおん
鈴の音の
脳髄遣い雑音と化すまで 、
光り響き ....
ちっちゃなあんよで立ち上がる
まっすぐまえを見据えては
幼な子の足に入り居る 、
力漲る内なる緻密な我そのもの
漆黒の瞳の煌々と 宙宇の足跡刻印され
無意識なんです 、 認め識る ....
魂の残響名残に依り生きて居る私たち、
何時になったら自ら響きを呼び起こすのか
「苦しみは私にとって一つの福音です」と
言い残し立ち去ってしまったアナタ 、
もういいだろう今一度再び出ておいでよ ....
地に突き刺さる
十字架から
血の迸り
大地へ注がれながら
天空へ噴き上がるを
見届け生き抜き生かされ
すっくと立ち上がるチビ太たち
自らの内に潜み働く神性の
疼き思考脈動自ら実感し ....
憂い、哀しみ、懐かしさ
浮き上がるエメラルドグリーン
夕陽の沈み陥没する西の空に
美しき慈しみの色彩明け広がり
憂う哀しみ強き意志の懐かしみ
意識があるとは如何なること
脈打つ ....
鈴の音鳴る鳴る
後頭部 、
いつの間にか
シャンシャンシャン
知らず知らずに明るむ意識
自らの影踏み自らを拡げ
光と色の織りなす海
音響木霊し絶え間なく
生まれて死んでまた生まれ
....
白鷺の伸びやか宙空滑走し
冠雪耀く富士の遥かな地平
見えるもの追い逃さず
眼差す視界の眩めきゆらら
見えないものすら今、見えるものと
人に棲みつく悪の夜夢の響
同仕様もない重しと成りて
決して過ぎ去らない恐怖
他人の助け最早在り得ず
もうとっくのとうにして
絶望に絶望し諦め切り
尚も瞑目ノ内に いざや
何とも懐か ....
奥域の意識の最果て
醸し出す
この私である
のなら 、
意識のわたしの中に
入っていけない
から とても苦しい痛い
苦痛なのです、
何れ
わたしが遺体となるを
見届けながらも ....
哀しみに崩れ落ち
生きながら麻痺し
尚も未定形の想い
抱え込み育みながら
日々の金勘定忘れず
七色に走る霊の打刻
行使する肉身鍛えつ
夜陰に至り病発作
意識溶解しかかる
上唇に木 ....
上弦の月 、
膨らみ帯びつ
円周描く折まで
見えるもの観入り
住む庵の翳り始め
絶えず内に雨降り頻り
濡れそぼり崩れ続け
地に 砕かれる時
煌々と満月 、
陽の光受け取り
....
散開していく意識の束
思考も感情も意志も
ばらばらばららと
死の宴に焚べられ
さようならさよなら
嫌いも好きも私事執着
皆ぃんな何時か諦められる迄 、
雨の降り続く 容赦なく降り続く ....
今宵 上弦、白銀の半月
すぱっと夜空に切り取られ
何度も写し取られ来た
時の打刻、垂直に
イノチのチカラの
絶えること無く
宇宙エーテル透かし彫り
思考力動が私の脳髄踏み
....
荒涼と大雪原
垂直に落ち来る盾、
何ものにも靡くことなく
打刻される時の 最早誰も居ず
私ひとりの魂 ひとつ、
思考流動の奥底から
白銀の光り輝き出る
上弦の夜 呼び込みつつ ....
ぽぉんぽぉんぽぉん
柏手三つ打ったなら
響き光り放ち映像となり
まぁるいまぁるぅい
円を描き返って来
肉のぶつかり戦う音
ぱんぱんぱん
掌魂の交わり喜ぶ音
ぽぉんぽぉおん
ぽゎぁ ....
新月の
夜陰天空
太りつふと
現れ上弦の
半月へ向かい
少しずつ形なし
よりふっくらと
夜月の充ちて
丸くまぁるく
円を描きて
白銀の輝き響き
放ち奏でる迄に
然るべき ....
しっとりと濡れ開いて
桔梗の花の紫、いよいよ艶めき濃密に
しょぼんと萎び項垂れて
桔梗の花の蒼白、いよいよ掠れ薄れいき
秋、冬、春、夏、
秋、冬 そうして春へと
円環を閉じては ....
全ての果ての全ての果てを
物凄い速度で追い越し
光の街路を遡り
取り囲む風のチューニング
避けようもなく吸い込まれつつ
意識の奥の奥に自ら敢えて入り込む
★
いつしか此処 ....
巨大なるもの暴走する
わたしの頭のなか
知らない私の真っ白な視界
廻り巡り廻り巡り
次第唐突
つぅうと垂直
舞い落ち流出する
萎びつつ在る物抉り出し
もう用済みだと 、
....
崩壊し構築しまた崩壊し
渦巻く意識の視界の
奥深く沈み込みながら
より明るみ明るまされ
照らされ浮き出す光道の
明日にだけ向かい伸び拡がり
この肉身の今にも崩壊し構築され
何れ完璧に滅び ....
花野誉さんのひだかたけしさんおすすめリスト
(210)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
歌響
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-11-22
海辺の子供たち
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-11-21
十一月二十日・三年目の意識の私の営み
-
ひだかた ...
自由詩
4
25-11-21
オリジナル・オブ・ザ・スピーシーズ✽
-
ひだかた ...
自由詩
4
25-11-20
スピリチュアルあるあるエゴイズム
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-11-19
さゔぁいゔぁる
-
ひだかた ...
自由詩
6*
25-11-18
いつくいきもの
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-11-16
小春日和の昆虫採集(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-11-15
五行歌、遡行・美しき朝のこと
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-11-14
五行歌、声の貴女・巻き戻される夜陰に
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-11-13
抉る深みの里海にて
-
ひだかた ...
自由詩
4
25-11-12
真理静、ハイハイ立っち
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-11-11
らぶれたぁあ(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-11-10
レッド
-
ひだかた ...
自由詩
5
25-11-9
五行歌、憧れ寄り添う
-
ひだかた ...
自由詩
9*
25-11-8
思考想い_、舞う言の葉
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-11-7
五行歌、夕を前にしベランダから
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-11-6
思考ノ竪琴_、〆
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-11-5
苦しみ
-
ひだかた ...
自由詩
6*
25-11-4
月下、夜陰の光点にて(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
6*
25-11-3
聖杯
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-11-2
透空、ぱっくりこん(改訂)
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-11-1
思考ノ竪琴/EndlessRepeat
-
ひだかた ...
自由詩
8
25-10-31
思考ノ竪琴
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-10-30
アクセス・ポイント
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-10-29
変容する意識
-
ひだかた ...
自由詩
4
25-10-28
秋の想い/私と云う舞台
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-10-27
はい!VISION_
-
ひだかた ...
自由詩
7*
25-10-26
点火
-
ひだかた ...
自由詩
7
25-10-25
ディープ・キス
-
ひだかた ...
自由詩
6
25-10-24
1
2
3
4
5
6
7
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