足元の
石畳から
ひろがりつづける
あおうきの
さかい
とぽんと
深く
トビが
青浮いて
空のベンチから
晩の献立を
湖の
はるか稜線まで
/即興ゴル ....
鎮まる夜の静寂に
隙間のすぅうと
空き開き 、
奥まりいく
明るむ半月の照り返し
やはらかちかく
息を殺し潜むもの
息を潜め吹き返し出し
だれ?なに?
問えば 、
アナタの ....
石はまだ乾かず
コケが時間を遅らせている
胞子 肺の空気 風が
わずかな誤差を告げて
記録する人はいない
わたしもあなたも
無限からの光芒に賭 ....
詩が一編誕生した
細胞が一つ削れた
喜びが一つ生まれ
創作の苦しみが一つ増えた
頭は空っぽになったけど
胸の内には喜びが生まれた
プラス・マイナスで
ゼロとなり
空 ....
もう飛べないと
翼を外した
窓の向こう
天空の城に
辿り着けなかったこと
翼の代わりに背負って
ただ祈るように佇む
ここではないどこかに
行こうとすれば
体は重く動かない
翼は ....
朝日をカーテン越しに
気配を感じる程度に確認する
改札機はカードひとつで
俺らしきを俺と認識する
人の目もそんなもんさ
計画はピアス程度にぶら下げて
策略は靴底に忍 ....
今夜、星をみつけた
あゝ、あの星が僕の星だとわかった
なぜか、心が心から納得してそう想えた
なぜか、豊かなやさしさが胸を満たし
未来は明るいのだと確信できた
今まで生きて来たこの ....
雨傘の言葉
そぼ降る名前
閉じられていく風船は
わたしが作った
窓、その音と
旧スエズ文字の羅列
それだけで
終わらないように
海の便箋も
階段に添えた
日々の死に
追い ....
目覚める
と、
ここは深夜の密林
灯火に浮かぶダイニングバー
戦闘服のジェシカが店で
バナ・ナンカを刻む
よく切れる
薄刃包丁を手に、
ジェシカが正義を振り下ろす
....
〇
きのう、友だちと水死体について話していたのだけれど、水死はかなり苦しいから、水死はしたくないなと言ったのだけれど、ヴァージニア・ウルフは入水自殺だった。ジョン・べリマンも入水自殺 ....
夜明け前の散歩
灯りのない家々を抜け
ちょっとした農道を行く
一人一人の孤独が夜露になって
暗闇を舞う小さなこうもり達の
羽を少し重くする
いつもの開けたどん突きで立ち止まり
ゆ ....
時は、風化の砂塵
砂丘より 蒼い星を子どもたちが
みつめる
大気のない無音のそこからみる
星は かぎりなくウツクシイ
集約される
かわらぬ 社会の列車は喧騒のすえ
プラット ....
神戸までハイウェイ一路秋初め
陰暦の気配覚えぬ秋の季語
我が庭にひとつだになき草の花
{ルビ故郷=ふるさと}の山にも秋の来たるらし
ドラッグストアでペプシゼロとヨーグルトを買った。
夜の店内は空調が効いていて、白っぽくて、乾いている。
手をつないだ恋人たち、メガネを掛けた会社員、綺麗な身なりの女の人。
みんな等間 ....
98番目の誘惑 小説
朝6時に起きた安藤紗耶は、いつものように身体の中に魔のような闇を感じた。仕方ないのでまたいつものように小説を読む。すると不思議なことにその闇は気になるほどではなくなるのだ。 ....
おかえり毎日暑いよね
おつかれまずはなにどうする
ばんごはんは君の好きなもので
乾杯の飲み物も準備して
お腹が空いたよたべようよ
今日も1日ごくろうさん
おかえり明日もがんばるの
や ....
8月の終わり
空の雲は秋の形で
風に吹かれている
それでも僕ら
サンダル履いている
アイスクリームで
身体を冷やしている
今の暑さも
じきに冷めていくから
ふたりの熱量に
そっ ....
昨日初めて読んだ詩が
こころの中から離れない
魂だとか
言霊だとか
そんなもんを信じているわけじゃないのは
云っとくぞ?
こころを
侵食しやがる
こころを
食べ尽くそうと ....
田んぼには大きな声で僕を撃つ凄い笑顔の神さまが居る
巨大などろどろのうねりのなか
掻き分け泳ぎ進みいく
意識の私の
巨大な生きものに覆われ含まれ
吐き出されては呑み込まれていく
繰り返しの渦中にこそ
意識の自分の息衝き在りと
巨大なうねり ....
○「呪文」
今日も暑くなる!
僕は毎朝呪文をとなえる
「水分補給!」
「水分補給!」
「水分補給!」
今日も
クーラーにテレビ
クーラーにテレビ
怠けて暮らす
庭の草は ....
良縁に恵まれた妹よ
おまえはどんな歌を歌って
きたのか
早逝した弟よ
おまえはどんな歌を歌って
きたのか
故郷に帰った恋人よ
きみはどんな歌を歌って
きたのか
運 ....
いいんです、僕もおかしいんですから
平和よし。超過死亡者、平和なし
責めるかや。ファンがすぐ仇、打つ仕組み
実にこれ、{ルビ真=まこと}は胸を打つのだと
静かです。みんな帰った ....
挿し木をひとつ
もらいました
軍手をはめて
小さな鉢に
土をもり
水をかけてくれました
コンビニの
ビニール袋で
包み
揺れないように
持ち帰り
カーテン越しに置き ....
赤いテールライトが誘う
柔らかな黄泉
次のカーヴで車がなければ
ガードレール越えようか
ガードレールは汚い
命に引きかえるには
あまりにも汚い
真夜中
神の誘惑に似せた
悪魔の罠に
....
擦れ違う
人と人と
袖と袖と
熱と色と
闇と息と
擦れ違う
季節と憂鬱と
言葉と黄昏と
畏れと香りと
祈りと呪いと
擦れ違う
風と唇と
声と光と
女と ....
いつまでも
続くとは
思わないほうが良い
今。
過去があったから今がある
今
過去の自分に感謝をする
私
そして
今があれば
きっと未来もあるだろう
と
思う
けれども
....
予測不能な日々を
透明な思想で塗り替えたら
幾つもの因果たちが
春の鈴の音を鳴らす
そこには絶対的な一つがあった
恋も幻想も革命も
この空虚な空間に響き渡り
裸のままに真実と溶け合う ....
いくつになろうとも
好奇心とあそびゴコロを
持ち続けたい
どんなにくだらない事
どんなに些細な事
誰も注目をすることのない
自分が気になったことを
追求し ....
血筋が守ってくれる
才能と鍛錬が守ってくれる
ふたつの光
ぶつかり合い
影をつくる
闇に転じて
地面を這い
それでも
内側にある
光は漏れて
輝く
ふたつの光
一瞬の幻 ....
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